食べても太らないお菓子の時間帯は?

ダイエット

目の前に甘いお菓子があるとついつい無意識のうちに手にとって食べてしまう人も少なくない。お菓子が甘い囁きで誘ってくるのだ。食べてしまうのもしかたがない。

しかしダイエット中にお菓子の甘い誘惑に負けることで確実に太る。お菓子には砂糖がこれでもかというほど使われているのだ。

とは言っても食べたい気持ちを抑えるのは至難の業である。ストレス社会に飲まれている人ほど甘い食べ物に手を出してしまいやすい。

なにかよい方法はないのだろうか?

お菓子を食べて太る理由には、大量の砂糖が使用されているなどそれなりの理由がある。それならばお菓子を食べても太らない食べ方をしたらよいのではないだろうか?

太る?お菓子を食べても太らないダイエットに向いている食べ方とは

ダイエット中のお菓子は太る理由から遠ざけてしまいやすい存在だ。しかしお菓子を食べたいのに食べれないというストレスを同時に抱いてしまう。これはマズイ状況だ。

そのストレスが積もり積もることでやがて爆発してしまう恐れがある。すると人は自分で制御ができないほど次々と口の中へお菓子を投げ込んでしまう可能性があるのだ。それはまるで必死になって頬袋にヒマワリの種をため込むハムスターのようである。

かわいい。

いや、かわいいなんていってられない。ハムスターは頬にため込んだ種をそのまま食べるわけではない。自分の隠れ家や秘密の場所に隠すために口の中にため込んでいる。あとで「これは僕のもの~♪」と言いながらゆっくりと食べている。

かわいい。

いや、だからかわいいといっていられないのだ。人間の場合は口にため込んだものを吐き出すことはない。そのまま胃の中へ「ドボン!」である。

大量の糖分により血糖値が急激に上昇する。血糖値を下げようとインスリンが分泌され、その影響で脂肪が身体に付着しやすくなる。そのため食べたいものを無理に制限することは逆効果につながる恐れがある。

しかし安心してほしい。お菓子を食べても脂肪がつきにくい食べ方で摂取をするとよい。

レモンティー+お菓子のセット

お菓子を食べたいときにはレモンティーを用意するとよい。レモンティーには「ビタミン」・「ミネラル」が豊富に含まれている。

ビタミン・ミネラルは新陳代謝をコントロールする力がある。レモンに含まれるポリフェノールの一種「エリオシトリン」は脂肪吸収を抑える効果があるのだ。

代謝をあげながら脂肪がたまるのを防いでくれる嬉しい栄養素がレモンティーには含まれている。それだけではない。紅茶カテキンには糖分を分解する酵素もある。

お菓子に含まれる糖分を分解するため脂肪が付きにくい作用に期待ができる。

お菓子を食べる前に豆乳を飲む

ダイエットに大豆が効果的だと聞いたことがないだろうか?

  • レシチン …コレステロール・中性脂肪を減らす
  • イソフラボン …体脂肪の蓄積を防ぐ
  • ペプチド …脂肪代謝を促進する
  • 大豆サポニン …腸内環境を整える

脂質・糖質の吸収を抑える効果のある無調整豆乳を飲むことがポイントだ。

無調整豆乳はハッキリ言って飲みづらい。独特の味になるため慣れない人にはつらいかもしれない。

しかし飲みやすくなるように味が加えられたものではカロリーやダイエット効果が薄まってしまう。成分量によっては「お菓子+豆乳(加糖)」になるため、何のために豆乳を飲んでいるのかワケワカメの状態になりかねない。

「無調整豆乳」がベストだ。

味に耐え泣きながら飲もう。「これは美味しい!これは美味しい!」と自己催眠をかけていくとよいかもしれない。

お菓子を食べる「30分前に飲んでおく」と満腹中枢を刺激するため、お菓子の食べ過ぎを防止する効果もえることができる。

お菓子の後にヨーグルトを食べる

ヨーグルトはダイエットをおこなうには欠かせない食料品になる。ヨーグルトは腸内環境を整える効果があるのだ。

腸内環境を整える乳酸菌は胃酸に弱い性質がある。乳酸菌は生きているため胃酸という過酷なステージを生きたままクリアする必要がある。

腸内には善玉菌と悪玉菌が住んでいるのだが乳酸菌は善玉菌の餌になる。餌を食べて元気になった善玉菌が増えることで悪玉菌の力を弱らせることができる。

その結果、腸内環境を整えることができるのだ。

お菓子の前にヨーグルトを食べてしまうと濃い胃酸が大量に分泌されているためそのステージを通過することができない乳酸菌が増える。

ではどうしたらよいのか?

簡単だ。お菓子を食べた後にヨーグルトを食べるとよい。お菓子を食べたことで胃酸は先にそっちを溶かしていく。そしてヨーグルトを食べたときには胃酸の力が少し弱ってる状態になる。乳酸菌が胃を通過して腸という新たなステージへ行きやすくなる。

お菓子の後にヨーグルトを食べることで腸内環境が改善され便秘を防ぐことが可能だ。

お菓子をお皿に小分けする

思い出してほしい。

ポテトチップスを買ったのはよいのだが、そのまま袋に入った状態で食べていないだろうか?じゃがりこでもよい。じゃがりこを買ったのはよいのだが、箱に入ったままの状態で食べていないだろうか?

普通のことである。

しかしダイエットでは不利な状況がうまれる。お菓子はパッケージに入っているのだがそのまま食べると空っぽになるまで全部食べてしまいがちだ。

「ダイエット中だし・・・半分だけ・・・。」

そう言いながらも結局、最後まで食べてしまう。「お菓子の甘い誘惑に負けた自分」と「無かったことにしたい自分」が頭の中で徘徊をはじめることになる。

そうならないためにはどうしたらよいのか?

簡単だ。食べる量をはじめから制限したらよいのだ。パッケージからお菓子を出してお皿に小分けしておくとよい。ポテトチップスの場合はしけてしまう。小分け袋に入れて空気を遮断しよう。

はじめから量が決まっていると無意識に食べる速度も遅くなっていく。全体のカロリーを抑える効果、血糖値の急上昇を防ぐことができると同時に満腹感をえやすくなる効果がある。

お菓子食べるなら野菜お菓子を選ぶ

お菓子の種類はさまざまだ。スーパーに行き普段はどのようなお菓子を選んでいるだろうか?

チョコレート?

ポテトチップス?

アイス?

ビスケット?

和菓子?

ビタミン・ミネラル・食物繊維などを豊富に含む野菜を使用したお菓子を食べるとよい。通常のお菓子よりはヘルシーになり甘味量も調整されているため、お菓子をダイエット中に食べられないというストレスは回避できる。

ドライフルーツ・野菜スティックお菓子を選ぶとよい。とくに寒天ゼリー・こんにゃくゼリーなどはカロリーが低めになるためお薦めだ。

なお、ドライフルーツは糖分が多めに含まれている商品もあるためパッケージとのにらめっこが重要になる。

お菓子を食べる時間はいつ?朝?夜?「タイミング」

同じ量のお菓子を食べても「食べる時間」を選ぶことで太りにくい食べ方にすることが可能だ。

脂肪細胞に脂肪をため込む働きの「BMAL1(ビーマルワン)」と呼ばれるたんぱく質を聞いたことがあるだろうか?

BMAL1は時間帯によって分泌量が変わる性質がある。分泌が一番少なくなる時間が「午後3時頃」になる。逆に分泌量が多くなる時間は「午後10時~午前2時頃」。

おわかりいただけただろうか?

お菓子を午後3時に食べれば夜に食べるよりも脂肪になりにくいのだ。「午後3時のおやつ」は理にかなっているのだ。そして「夜9時以降は太りやすい」も理にかなっている。

お菓子と温かい飲み物のセット

お菓子を食べるときに温かい飲み物を一緒に摂取することで満腹感を高めることができる。

コーヒー・お茶・ハーブティーなどリラックスできる飲み物を選ぶとよい。カロリーが高い飲み物は避けることが大切だ。

  1. 飲む
  2. 食べる
  3. 飲む
  4. 食べる

交互に摂取するのがポイントである。冷たい飲み物は身体を冷やしてしまうため代謝を悪くしてしまう。温かい飲み物を飲むようにしよう。

まとめ お菓子の食べ過ぎには注意!

上記のお菓子のいずれかの食べ方で、食べられないストレスを罪悪感なく回避することができる。しかし食べすぎては意味がない。毎日食べていたお菓子を週に2回ほどに減らすなどの対策が必要だ。

または基本的にお菓子は「1日200Kcal」までと言われている。ダイエット中の人は1日のおやつのカロリーを「50Kcla~100Kcal」に抑えるとよい。

お菓子はそもそも太りやすいということを意識しながら気を付けて食べることが大切だ。