痩せるための食事を摂ることで痩せることができる。当然である。
「七号食」と呼ばれる言葉を知っているだろうか?
「七」。
七は「7」。
昔から縁起の良い数字だとして知られている。何かしらで、ラッキーセブンが3つ並ぶと思わずニンマリしてしまう人もいるだろう。「何か良いことが起きるかもしれない」、多くの人が思うのだ。
しかし「七」である。
「一」・「ニ」・「三」号食もあることが想像できるのだが、七号食とは一体、どのようなものなのだろうか?なんでも「痩せる食事」だとして話題なのだ。ダイエッターには見過ごすことができない食事方法になるはずだ。
だんだんと気になり始めた「七号食ダイエット方法」のやり方を見ていこう。
7号食玄米ダイエット方法のやり方とは
「七号食ダイエット」だ。
思い出して欲しい。ご飯を炊飯器に入れるときに、お米が入っているケースまたは袋からなんと言いながら炊飯器に入れるだろうか?
このことから考えると、自ずと「七号食ダイエット方法」のやり方が見えてくる。つまり、「7号のご飯を炊いて食べると痩せる」という意味ではないだろうか?
…。
いや、3秒ほど冷静に考えるとそれはありえない。7合のご飯を炊飯器にいれると、ご飯が膨らみ相当な量になる。
と、周囲からツッコまれてしまうだろう。何よりご飯は炭水化物である。炭水化物は脂肪に変換されやすい。そうすると、「7号のご飯を炊いて食べると痩せる」ということは間違いであることがわかる。
では、「七号食ダイエット方法」の本当のやり方とはどのようなものなのか?
実は、玄米が鍵を握るダイエット方法になる。玄米に含まれる食物繊維の量は豊富だ。どのくらい含まれているのか?
白米の5倍~8倍である。
玄米を1杯食べるだけで、白米を5杯食べる分に相当するのだ。これだけで痩せる空気が半端ない。その玄米を10日間食べていくダイエット方法が「七号食ダイエット」になる。
そもそもなぜ、「七号食」と呼ぶのだろうか?ということなのだが、簡単に言えば7番目の食事。つまり、「食べる量・種類の分類」である。例えば次にあげられる。
- 一号食 … 好きなものを好きなだけ食べる
- 七号食 … 小豆入りの玄米、水分は水・お茶・ノンカフェイン
- 八号食 … 断食
八号食は食べることを一時停止する断食になる。つまり、その一歩手前の段階が7号食である。
断食は辛い。人には欲求と呼ばれるものが3つある。その1つが食欲だ。本能で人は食べることを求める。その欲求を理性で止める。
辛い。
その辛い試練を乗り越えたものだけが「断食ダイエット方法」の成功者になることができる。断食に成功したダイエッターは凄いのだ。己の理性をコントロールできる素晴らしい精神を持っている。滝つぼに打たれる修行僧のように鋼の精神を持っている。
しかし全員が断食できるわけではない。
鋼の精神は滝つぼに打たれながら修行をしなければ獲得することは難しい。食べたいと思える本能に打ち勝つ強い心が必要なのだ。
そこで七号食。
過酷な断食よりは楽である。身体の負担も少ない。食欲を満足とまではいかないものの、ある程度は満たすことができる。そう考えると、「七号食ダイエット方法」ができそうだと思えるのではないだろうか?
七号食ダイエット方法に強い鋼の心はいらない。タコ糸くらいの精神力で問題はない。
玄米と白米の違いを知る
七号食ダイエット方法では、玄米が鍵を握ることがわかった。そもそも玄米とはどのようなものなのだろうか?
玄米は、籾米(もみごめ)から籾殻(もみがら)だけを取り除いた米だ。
つまり白米になる前の段階である。玄米からさらに糠(ぬか)と胚芽を取り除き、胚乳のみにした米が、よく見慣れている白米になる。
玄米には白米の5~8倍にのぼる食物繊維が含まれているのだが、さまざまな工程により白く輝くお米にすることで、多くの食物繊維が抜けてしまっているのだ。では、玄米のカロリーはどのくらいの量が含まれているのだろうか?
玄米のカロリーは100g、165kcal。
なるほど。それ相当のカロリー量は含んでいる。そうなると気になるのが白米のカロリー量である。
白米のカロリーは100g、168kcal。
なんてことだ。玄米と白米のカロリー量は、ほとんど変わらない。玄米から白米に変える工程で食物繊維は大きく減らすのだが、カロリーは減らない。この点を考えると食べ過ぎに注意が必要になりそうだ。
精白が進むにつれて「ビタミン・ミネラル・食物繊維」などの栄養素が失われていくため、白米を食べるときにはその他の食材で栄養を補う必要があることがわかる。
ダイエットに成功するには食物繊維が重要だ。身体の中には不必要なものが溜まりやすい。その不必要なものは身体の循環を悪くしてしまう悪魔である。この悪魔が猛威を振るったとき、身体は致命的な害を受けてしまうこともある。
体内に含まれる余分なコレステロール・糖分は身体の外へ排出しなければいけない。食物繊維にはそれができる。発ガン物質などの有害物質を排出する力が食物繊維にはあるのだ。健康に痩せたいダイエットには欠かせない栄養素である。
七号食ダイエットの方法の失敗しない成功するやり方
七号食ダイエット方法のやり方は簡単だ。
10日間、7号食である玄米を食べ続ける。11日目からのご飯は少しつづ消化不良を起こさないように元の食生活に戻す。
普段よりご飯の量を少なめに調整していこう。
- 小豆入りの玄米「ご飯のみ」
- 水またはノンカフェインのお茶
- ゆっくりとよく噛んで食べる
- 食事は寝る4時間前には済ませておく
断食ダイエット方法は基本的に3日間程度行うのだが、七号食ダイエット方法では食べてよいため期間が延びる。期間が延びている分、回復食にも気を配らなければいけない。急に消化の悪い固形物を胃の中に入れてしまうと、胃はパニックを起こしてしまうためだ。
胃は軽い食事生活に慣れている。
消化機能がその食事量に慣れているため、回復食に気を付けなければ急激な胃の負担になってしまう。胃もたれや具合が悪くなったりしかねない。
回復食は6日間程度を目安に続けるとよい。玄米と白米の比率を徐々に変えていくのだが、日に日に白米の量を増やしていく。
胃がもたれる場合には、お粥・ゼリーなどの消化によい食べ物を選び調整をしていこう。
ダイエットの効果
7号食ダイエット方法にチャレンジをすることで、平均約3~4kgの減量を目指すことができる。脂肪が比較的多く付いている人は5~8kgほどの減量になる。
痩せることは嬉しいのだが、それ以上に嬉しいことが腸内環境を綺麗にすることができるということだ。腸の中が綺麗になることで代謝がアップする。身体の循環機能が向上することで脂肪を燃焼しやすい状態にすることができる。
便秘改善・解消にも効果的だ。
まとめ 7号食玄米ダイエットの回復食にも気を配る
10日間の間、玄米・水・お茶のみを食べ続けていくことになるのだが、とくに量は決まっていない。とは言え、食べ過ぎると意味がない。太るリスクを下げ、痩せる成功率を引き上げるためにも食べる量は重要だ。
11日目からは復食を摂取することになるのだが、身体に不調が出ないようにゆっくりと味噌汁など柔らかいものから摂取していく。6日間ぐらいかけて元の食事に戻していこう。
現代の人は余計なものまでを食べていることが多い。多すぎる糖分・塩分などだ。余計な食べ物は身体の負担をあげてしまう。一度、身体をリセットする意味でも、断食よりは優しい七号食ダイエット方法を試してみるとよいかもしれない。