手が届く範囲に美味しい食べ物があるとついつい手にとって食べたくなる。制限をされているダイエット中なら余計に食べたくなる。
しかし食べてしまうとそれが脂肪にかわる。そのついた脂肪を減らすには辛い運動などをしていくことになる。
でも食べたい…。
ダイエットで空腹感を抑えることが出来ればダイエットもスムーズに行える確率が高い。そこで話題になってるのが「引き算ダイエット方法」と呼ばれるものだ。
引き算ダイエット方法とは
ダイエット中に食べ物を食べるとき、なにを基準にして食べているだろうか?多くの人がカロリーを1つの目安にしているのではないだろうか?このカロリーをうまく利用することで無理なく痩せることができる。
スウェーデンのルンド大学の研究によると、ほうれん草の緑の葉の膜に含まれる「チコライド」と呼ばれる物質が食欲を抑制する効果があると突き止めた。
ダイエットに作用する嬉しい発見だ。
スウェーデンのルンド大学の研究は、38人の肥満成人女性を対象に3ヶ月の間、1日3食+毎朝ほうれん草のジュースを「摂取させるグループ」と「させないグループ」半分にわけた。
気になるのはその結果だ。
すると、ほうれん草のジュースを摂取していなかった人が平均マイナス3.5kgだったことに対し、摂取した人は平均マイナス5kgになったのだ。
なんと、どちらのグループも痩せた。そして摂取したグループは大きく痩せることができたのだ。
チコライド…。
可愛い名前をしてなかなかやるようだ。
研究チームは「チコライドは満腹感を生成するため、軽食・お菓子など不必要な食事の必要がなくなる」と結論づけた。つまり満腹感を感じやすくなったため余計な摂取をしなくなった。
その結果、痩せることにつながったのだ。
引き算ダイエット方法のやり方
上記の研究を参考にして引き算をしていくのだが、計算が苦手な人も多い。数字を見るだけで酔ってしまう。そのまま酔い過ぎて酔拳をしてしまう人もいるかもしれない。
酔いつぶれる前に引き算ダイエットの方法を見ていこう。
普段の食事から無駄なカロリーを省くようにするのが引き算ダイエット方法になる。
ダイエットの基本は摂取量よりも消費量を増やすことであり、エネルギー消費と摂取カロリーをコントロールすることにある。
ようするに体内に入れる物よりもエネルギーを消費する方が上回ると痩せる。1日に必要な摂取カロリーは成人女性約1700キロカロリー・男性は2000キロカロリーになる。
- 成人女性 …約1700Kcal
- 成人男性 …約2000Kcal
このカロリー量を必ず覚えておく。
尚、活動能力・消化エネルギーの多い20代は上記よりも+100Kcal~300Kcalほど多い。
例えば、おやつに1袋食べていたお菓子をやめればどうなるだろう?
チャリ~ン♪
豚さんの貯金箱にお金を入れるときの気持ちよい音が聞こえてくるようだ。おやつを1回辞めるだけでマイナス400Kcalも削減できるのだ。お菓子によってはそれ以上かもしれない。
勘のよい人なら気づいたかもしれない。
引き算ダイエットは1日の総カロリーを超えないように引き算をしていく方法になる。
そのため成人の総カロリーを覚えておく必要があるのだ。100点から摂取した分のカロリー点数をどんどん引いていき、やがてマイナスになると太りだすことになる。100点~0点の間で1日のカロリーを維持しなければいけない。
しかし引き算ダイエット方法をいきなり始めると、普段食べている量が制限されることでお腹が空いてしまう可能性がある。
これまで1日に摂取した量にもよるのだが、リバウンド防止のために数日をかけて徐々にカロリー数を減らすとダイエットの成功率が高くなる。
まとめ 基準値からカロリー量を引いていくダイエット
人の身体には1日に必要なカロリー量がある。そこを超えると太りやすく極端に少ないと健康を害する恐れがある。基準になるカロリーから食べ物を次々と引いていき、1日の総カロリーを超えないようにすることが重要だ。
ただしお腹が空くこともある。
そのときに役立つのが「ほうれん草」に含まれる「チコライド」だ。痩せる効果と空腹を紛らわす対策をとり身体を慣れさせていくとよい。