ダイエットで痩せるには筋肉の存在が非常に重要。
人は体を動かすときに身体の中にあるエネルギーを使う。筋肉のエネルギーが脂肪を燃焼させて痩せることができる。
ところでこの筋肉は永久に存在をしているの?
いや、筋肉そのものは死なない限り永久に存在する。筋肉がない人間は骨と皮しかなくなる。もはやそれはホラー。
言いたいことは、一度鍛えた筋肉がなにもしない場合にはどのくらいの期間で落ちるの?それとも一度筋肉を鍛えると筋肉は永遠に残り続けるの?ということ。
せっかくついた筋肉がまたなくなるなんて最悪じゃない…。これは一大事だよ…。
筋肉は鍛えないと低下する「筋肉量を増やす目安」
ダイエットで痩せるためには重要な筋肉なのだが、一度筋トレで筋肉を強化しておくと、その後も永遠に高いエネルギー消費率により痩せ体質が続いてほしい。
しかし人生はそんな簡単ではない。
運動をしないとたちまち筋力が衰えてしまう。使わない筋肉は必要がないと判断されてしまい筋肉が日に日に落ちていく。
- 筋トレをはじめる
- 筋力がアップする
- 筋トレを辞める
- やっぱり鍛えたこの部分の筋肉は必要ないじゃん。
- 筋力の低下
人の身体は余計なものを外に排出する性質がある。生きるうえでは余計なものがないスリムな方がよいから。
鍛えた筋肉を継続して鍛えない場合には身体はいらなくなった余計な部分だと判断して、その余計な部分からエネルギーを消費する。
その結果、継続して鍛えない筋肉は減り続ける。
ゴリマッチョでもジムなどでトレーニングをし続けなければ次第に筋力が落ちてしまう。そのため彼・彼女らは辛いトレーニングを続けている。
筋肉がほどよく付いていると男性は力強く見え、女性はスタイルがよく見える効果がある。好みは置いといて、ブヨブヨした身体よりも引き締まった身体のほうが魅力的に見えるのでは?
筋力が低下を始める期間
筋肉は鍛えないと弱くなることがわかった。問題はどのタイミングから筋力が弱り出すのかということ。
筋トレを辞めた直後からだろう?
いや、それなら24時間ずっと鍛え続ける必要がある。生物学的にもありえない。筋肉が目に見えて減り出すスピードはもっと遅いはずである。
ではいつなのだろう?
答えは2週間。
2週間を超えるとスイッチが入る。運動を休んだことで筋力の低下が見られ始めるのは約2週間経ってから。調査結果が出ている。この短い期間で若い人は約30%、高齢者は約25%の筋力低下をしていることが、「健康加齢センター」・「コペンハーゲン大学生物医科学部」の研究で判明した。
2週間の運動を休むと筋力が低下
筋トレを続けていた人が運動を休む。そして約2週間経ってから筋力が落ち始めることがわかった。
また、元の筋肉量が多い人ほど運動を休んだ場合に損失する筋肉量も増加することが判明。
なんと、ボディービルダーの人ほど筋肉の休止期間が短いほうがよい結果がでた。肥満体質の人のほうがダイエットをはじめると痩せる体重減が多い。似たようなものだろう。
若い男性が2週間の運動不足で失う脚の筋力は、40~50歳分の老化に相当すると断定している。
ダイエットは筋肉が脂肪を燃焼させるのだが、筋肉の量が減るだけでダイエットには不利になる。継続的に運動をしなければ脂肪を燃焼させる効果は維持ができない。
研究で対象者は2週間の運動制限の後、自転車でのトレーニングを週3~4回・6週間実施した。体力の回復は見られたのだが、筋量は期間中に完全に戻ることはなかった。
元の筋量に戻るまでには、運動しなかった期間の約3倍の期間が必要だった。
つまり、筋力トレーニングなどの運動をするダイエット方法が終わった後には、その効果を継続させるために、2週間を迎えるまでに定期的な運動が必要だということ。
まとめ 筋肉を維持するために運動休止は2週間以内
ダイエットに成功するとその時点で満足してしまいダイエットを終了することが多い。
しかし、せっかく痩せたその身体は再び太りやすい身体に向かっている。再び脂肪が燃焼しずらくなり、中性脂肪がつきやすく太りやすい身体に戻る。
一度失った筋肉を取り戻すには多くの時間と労力が必要。
しかし過酷な筋トレを続けていくのは難しい。屈伸・腕立て・ジョギングなど、自分ができそうな簡単で軽い運動をおこなうようにするとよい。