耳は敏感な人が多い。
クレヨンしんちゃんに登場する風間くんもその一人だ。彼はしんのすけに毎回、耳元で「ふ~」とやられてしまう。すると顔を真っ赤にして「へにゃへにゃ~」とちからが抜ける。
耳は敏感なのだ。
それもそのはず。周囲の状況を素早く確認するために耳は神経質なつくりになっている。そして耳にはたくさんのツボが存在する。タコ壺を想像してしまった人もいるかもしれないのだが「壺」ではない。「ツボ」である。
身体のいたる部分にツボは存在しているのだが、さまざまな病気の治療に応用されてきた歴史がある。特に東洋医学では医学的な研究も盛んにおこなわれている。
そのツボの効果を実感したのだろう。民間の治療へ広げながら発展をしていった。
ツボを押すことで身体の疲れ・不調・凝りが改善した人も少なくない。では、人の身体にはどのくらいのツボが存在するのだろうか?
5個?
いや、少ない。
10個?
まだ少ない。
100個?
まだまだ。
1万個?
それは多すぎる。
全身のツボは、およそ361個あるとされている。1万個という言葉が出てしまったために少ないように思えるのだが、かなりの数のツボが存在している。
そのツボは足裏にも多いのだが、耳にも多い。
耳には「ストレス解消・不眠・むくみ・花粉症」などを予防するツボ倉庫みたいな状態だ。その中にダイエットに効果のあるツボがいくつか存在している。押すだけで痩せることができるのだ。
耳をもみもみすると痩せるみたい♪それだけで痩せるなんてまるで魔法じゃない☆彡わたし、魔法使いになれるのかな!?なんだかワクワクしてきたよ~♪
耳つぼを押して痩せる効果的なダイエット方法
耳つぼダイエット方法は、そのツボの場所を知らなければすることができない。まずは場所を確認しておこう。そして、そのツボを押したことによるダイエット効果も見ていく。
飢点(きてん)
飢点のツボは耳の前の位置するコリコリとした部分だ。このツボを押すことで得られる効果は「食欲抑制」である。
ダイエットは食欲との闘いだ。ダイエットの基本は摂取量よりも消費量を増やすことになるのだが、食欲があるために摂取量が増えやすい。少しでも食欲を減らすことができればダイエットの成功率も上がる。
神門(しんもん)
神門は耳の上方向にある内側部分だ。どのような効果があるのかと言うと「ストレスを解消」する作用がある。
ダイエットでストレスは暴飲暴食に走らせやすい。ストレスは健康の敵ではあるのだが、ダイエットの敵でもある。ためないことが大事だ。
また、神門のツボを押すことで過剰摂取を予防する。ダイエットは食事制限をしているため、その反動でついつい目の前にある食べ物に手を出してしまいやすいのだが、そのような気持ちになったときには神門を押そう。
腎(じん)
神門の下くらいにある。
このツボを押すことで、水分代謝を高めることができるため、ダイエットの敵であるむくみを改善・解消することができる。
胃(い)
胃は耳の中央付近に存在する。胃の働きを正常化する作用があるため、食欲の抑制または増進に効果があるツボだ。
食欲を減らす効果もあるのだが、その反対に増やす効果もあるため気難しいツボだと言えそうだ。
皮質下(ひしつか)
耳の下のほうにあり、斜め上に向けて盛り上がっている部分になる。このツボを押すことで鎮静効果がある。つまりストレスを解消したり、イライラを抑制することができる。
内分泌(ないぶんび)
耳の下あたりにあるツボだ。ホルモンバランスを正常化する効果がある。人はホルモンの分泌により感情や気分が左右される。
月経不順・食欲抑制・ストレス解消などに期待ができるツボになる。
脾(ひ)
耳の中央、後付近にある。このツボを押すことで、むくみ・下痢・食欲不振の改善に効果がある。
肺(はい)
肺は耳穴近くの後ろ側にある。このツボはダイエットの中でも広く知られている痩せるツボとして有名だ。飢点のツボと同じくらいである。
ツボを押すことで脂肪燃焼を即す効果を得ることができる。耳つぼダイエット方法はツボが多いのだが、この場所だけは覚えておきたい。
(出典:himeka-daietto.up.n.seesaa)
耳つぼマッサージ方法の注意点
耳は敏感だ。クレヨンしんちゃんのエリート優等生 風間くんでさえ、耳に息を吹きかけられるとちからが抜けてしまう。
耳の皮膚は薄い。
ついつい力を加え過ぎると、耳が陥没してしまったり、傷つけてしまう、あるいは変形をしてしまう恐れがあるため注意が必要だ。
親指や人差し指を使いながら優しく丁寧に押そう。イメージ的には卵を扱う感じだ。ソフトに優しくゆっくりとモミモミしよう。
ツボが小さい場所は綿棒などの柔らかい素材を使うとよい。もちろん優しく押すことが大切だ。
まとめ 耳つぼダイエット方法は優しくおこなう
耳のツボは気持ちがよいため、リラックス効果を感じることができる。ストレス解消にもつなげることが可能だ。
耳のツボは多い。非常に多い。
そうなると耳全体を触りまくると効率がよいのではないだろうか?と考えてしまいがちなのだが辞めておこう。
何事もやり過ぎると反作用の影響が出てしまうことがある。効果が出過ぎて太ることにつながりかねない。