野菜ジュースダイエットで痩せる？

野菜ジュースにはダイエット効果があるのでしょうか？

世間ではご飯を食べる順番が決まっています。

「飲み物→ご飯→味噌汁→おかず」以下ループ。

ダイエットをしている人にも食べる順番があります。

「野菜→ご飯」。

これは「食べる順番ダイエット方法」、略して「食べ順ダイエット」と呼ばれているダイエット方法の痩せ方です。食事をする順番を変えることで、血糖値の急上昇を回避しながら、脂肪がつきにくくするのを狙います。

血糖値の急上昇はインスリンが分泌される関係から脂肪を溜め込みやすいため、太ることにつながります。血糖値の上昇は緩やかに上げていく必要があるのです。

野菜は食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は血糖値をあげづらい性質を持つため、ご飯などの血糖値を急激に上げてしまう炭水化物を食べる前に食物繊維を摂取することで、血糖値の急上昇を抑えることができる仕組みです。

でも、ここで疑問に思うことが…。

野菜を食べることで確かに血糖値の急上昇をさせない効果があります。これは研究結果も出ています。では、「野菜ジュース」はどうなのでしょうか？同じ野菜です。噛む動作がなくなってしまうのですが、野菜は野菜。野菜ジュースでも「食べ順ダイエット方法」の恩恵は受けることができるのでしょうか？

ダイエットは食べる順番が大事みたいパラ。人はいろんなものを食べるから大変パラ

いろんなものを食べられたほうがHappyじゃない♪飴玉でしょ〜、それに飴玉もいい☆やっぱり飴ちゃん最強だよ〜♪

野菜ジュースでも血糖値は上がらないのか？下がる？

ダイエットは血糖値とうまく付き合っていくことが求められます。その先でダイエットの成功につながります。

「炭水化物」・「糖質」を食事のときに食べると、血糖値が急上昇をしてしまいます。ご飯を食べるときは空腹な場合が多いですが、これは胃の中は空っぽの状態です。そこで食べ物を胃の中にいれると血糖値は上昇。仮にこれが炭水化物・糖質の場合は、著しく上昇をさせてしまいます。

しかし、食物繊維の栄養素では緩やかに上昇をする特徴があります。この違いが太らない身体つくりには非常に重要な境界線です。

炭水化物・糖質をご飯の最初に食べると、血糖値が急上昇をします。そこで、食物繊維が豊富な野菜から食べることで血糖値を緩やかに上昇させる効果を得ることが可能になります。

血糖値は血液中に含まれるブドウ糖の量のことを指しています。

そもそも血糖値はなぜあがるのでしょうか？

その理由は、食べ物に含まれる糖質が、「消化」・「分解」されてエネルギー源であるブドウ糖になり、そして小腸から吸収されて血液中に送りこまれるためです。血糖値が急激に上昇すると、ブドウ糖が消化されずに余った状態になります。このまま余った状態で放っておくことはできません。

そこでインスリンが登場します。

血糖値
「僕、なんだか余計に元気いっぱいになっちゃった・・・」

ブドウ糖
「元気になりすぎだよ・・・消化が間に合わないじゃん・・・」

インスリン
「わたしの出番よ！血糖値を下げて気分を安定させてあげる」

そう、インスリンは血糖値を安定させるという大事な役割があります。

血糖値が上がり続けると病気になってしまいますが、それを回避するためにインスリンは上がり過ぎた血糖値を下げる役割があります。

しかし、副産物が厄介な存在に…。

インスリンが余ったブドウ糖を脂肪に変えてしまうのです。血糖値を下げる代わりに脂肪に変換するという残念なサイクルが、食事をすることで毎回おこなわれています。余ったものをそのまま体外へ排出する作用があるのなら万々歳なのですが、人生はそう甘くはないようです。

食物繊維が豊富な野菜を最初に食べることで、血糖値の上昇を抑えることができます。ただし、知らなければいけないことがあります。野菜を食べたからすぐにご飯を食べて良いというわけではないこと。研究結果から、野菜を食べるなら100g程度が必要になります。

100gの食物繊維をご飯の前に摂ると痩せる。

食物繊維を100g食べてから、その後にご飯などの炭水化物を食べることで、はじめて血糖値の上昇を緩やかにすることができます。

そうなると時間がかかるデメリットが…。

とくに朝は忙しいです。早起きができる偉い人はまだいいのですが、寝坊助君も多い昨今。寒い日はミノムシのように布団の中でうずくまっている人も少なくありません。

「あと5分・・・」

「あと10分・・・」

目覚まし時計に「伸びてるがな！」とツッコまれる朝を過ごしている人も多いのが実情です。そのため、野菜が用意できないこともあります。

野菜ジュースでも食べる順番ダイエット方法には効果がある！

そんなときに便利な飲み物が野菜ジュース。

野菜ジュースには食物繊維が豊富に含まれています。野菜を食べるのと一緒の効果があります。食前の30分前に野菜ジュースを飲むとよいでしょう。

食事の30分前に野菜ジュースを飲むと痩せる。

通常の野菜同様に血糖値の上昇を緩やかにする効果を得ることができます。

飲み物であるため、通常の野菜よりも飲むタイミングが早いのが難点なのですが、手軽にダイエット効果を得ることができる大きなメリットがあります。

また、食事30分前に身体に摂り入れるため、満腹中枢を刺激しやすくなります。その結果、過食を防ぐ効果にも期待ができます。満腹中枢を刺激するには20分程度かかるといわれているので、丁度良い時間配分になりますね。

注意点

野菜ジュースを使用した食べ順ダイエット方法では気をつけることがあります。それは野菜ジュースには、種類によって「塩分」・「糖分」が多く入っている場合があるということ。

糖分が多く含まれていると逆効果になってしまいます。空腹時の糖分は血糖値を急上昇させる原因になりかねません。

野菜ジュースの中身が肝心です。

まとめ 野菜ジュースの中身に気をつけると効果的

通常の野菜では100gを食べた後にご飯を食べることで、痩せる効果につなげることができます。

しかし、流動食の野菜ジュースでは時間がかかってしまうので、30分前に飲んで血糖値の上昇を緩やかにしましょう。野菜ジュース選びがポイントになるダイエット方法です。