夏の食べ物といえば何を思いつくだろうか?ソーメン?かき氷?他にも代表的な食べ物がある。
「スイカ」だ。
スイカといえば川で冷やされ、しまいには目隠しをした人に棒で叩かれる運命を背負って生きているのだが、このスイカはダイエットに効果があることを知っているだろうか?
さらにきな粉とコラボレーションをすることでダイエットの効果を高めることができる。
夏に美味しく痩せるスイカの魅力
想像してほしい。太陽が照り付ける中、外ではセミが大合唱をしている。
セミの鳴き声が大きくなるほど、人はさらに暑くなる。それが夏だ。その夏の暑さを和らげる1つの方法に「スイカを食べる」やり方がある。
冷蔵庫や川で冷やされたスイカを暑い夏に食べるだけで体感温度が下がる。志村けんさんのように急いで一気に種まで食べる必要はない。ゆっくりとスイカを食べても大丈夫だ。このおいしいスイカでダイエットができる。
では、スイカのどこに痩せる効果があるのだろうか?
スイカを口に含ませるとあることに気が付かないだろうか?そう、大量の水分が口の中に溢れ出す。口の中にスイカを入れすぎたら、口から水分が滴り落ちる場合もあるほどだ。
それもそのはず。スイカには92%もの水分が含まれている。
ほとんど水分なのだが、その中には痩せるために重要な栄養素がある。それは「シトルリン」と呼ばれるもの。シトルリンには老廃物を体外へ排出するデトックス効果があるのだ。
身体の中には余計なものがたまりやすい。
余計なものがたまると身体の循環機能が効率よく動くことができなくなる。つまり、血液の流れが悪くなるため栄養も効率よく運べなければ酸素もうまく体中に送り込めない。老廃物がたまることで余計なものが身体から出ていかないため太りやすくなる。
しかしスイカに含まれるシトルリンには新陳代謝を促す効果があるため、痩せやすい身体にすることが可能だ。素晴らしい。
それだけではない。
照り付ける太陽…、暑い夏は危険だ。熱射病の危険があるのだが、スイカは身体の体温が下がるため、それを予防する効果もある。ただし過信は禁物。麦わら帽子を被り、熱射病対策をしたうえでスイカを食べよう。
スイカには夏バテ疲労回復効果がある。
さらに、スイカの水分量は高い。そのためカロリーが非常に低い食べ物になる。ダイエッターには嬉しい食材だ。この他にも、ビタミンA、塩分を排出する働きのあるカリウム、食物繊維が豊富に含まれる。
これは身体の中に余計な水分が含まれているためだ。
カリウムはこれらの余計な水分を体外へ排出する嬉しい作用がある。また、食物繊維は言わずと知れたダイエットの強い味方。腸に潜む食べ物の残りカスを剝ぎ取るように腸の中を進んでいく。便秘改善・解消には欠かせない栄養素になる。
健康にも良い効果を与えるスイカ
スイカが与える影響はダイエットだけではない。健康にもよい効果を与える。
スイカの色は何色だろうか?
いや、「皮」のことではない。
「実」の話である。スイカは赤色をしている。中には黄色のスイカもあるのだが、ここでは見て見ぬふりをしよう。スイカの色は赤である。
スイカの赤い色は「リコピン」によるものだ。
リコピン…。なんだか可愛らしい名前に心を奪われた人もいるかもしれないのだが、どこかで聞いたことがないだろうか?そう、リコピンで有名な食べ物が「トマト」である。
リコピンはアンチエイジング(老化防止)、動脈硬化・癌を予防する効果に期待されている栄養素になるのだが、トマトの1.4倍もスイカには含まれている。
さらに、「マンノシターゼ糖質分解酵素」・「ビタミンB群」のイノシトールは、「脂肪肝ビタミン」と呼ばれているのだが、肝臓に脂肪がつかないようにする働きがある。
脂肪がつかないようにする働きがある…。
脂肪がつかないようにする働き…。
脂肪がつかないように…。
なんとも心地よい響きである。
「肝臓に脂肪がついたらいかんぞう」とダジャレを言ってる場合ではない。肝臓に脂肪がつくとあらゆる病気を引き起こす恐れがある。スイカには健康でいる効果もあるのだ。
スイカダイエットの痩せる効果
- 新陳代謝を促進させる
- 熱射病予防
- 疲労回復
- 低カロリー
- 美肌効果
- 塩分を排出する作用
- むくみ予防
- アンチエイジング(老化防止)
- 動脈硬化予防
- 癌予防
「補足」
- シトルリン … デトックス効果・熱射病予防
- カリウム … 塩分の排出を促す
- 90%以上が水分、10%が糖分 … 低カロリー
- リコピン … アンチエイジング・ガン予防
- マンノシターゼ … 糖質を分解
- イノシトール … 脂肪の抑制
スイカダイエット方法のやり方
スイカダイエット方法は非常に簡単だ。
スイカを約8分の1カットしよう。(400グラム分、75kcalくらいになる)後は食べるだけ。
たったこれだけで痩せる効果を得ることができる。ダイエットのタイミングは、朝食、あるいは夕食がよい。
スイカきな粉ダイエット方法で痩せる効果を高める食べ方「やり方」
スイカにふりかけるのは塩だと思うのだが、塩の代わりに「きな粉」をふりかけよう。きな粉をふりかけることで代謝を大きくアップさせることが可能だ。ダイエット効果を高めることができる。
スイカの脂肪を落とす作用のある「シトルリン」と、きな粉に含まれる「アルギニン」を一緒に摂取することで「一酸化窒素」が発生する。一酸化窒素には血管を膨らませる効果があるため、血流がよくなり代謝が引き上がるのだ。
ダイエットのやり方も簡単だ。
- スイカ400g+きな粉30gを毎日食べる
- 朝昼晩の食事はいつも通りで問題なし
- 夕食時に食べると効果的
成長ホルモンは寝ている間に多く分泌されるのだが、「きな粉スイカ」を夕食時に食べることで、代謝のよい状態で眠れるため成長ホルモンの分泌が向上する。その結果、脂肪が燃焼されやすい。
なお、スイカの白い部分には代謝を高める「シトルリン」が、赤い実の部分よりも約2倍含まれている。ミキサーなどを使いきな粉と一緒に混ぜてジュースにするとよいだろう。
まとめ 夏は美味しいスイカときな粉で痩せる
スイカにはスーパーアミノ酸シトルリンが多く含まれているため、代謝を上げることが可能だ。シトルリンは血流をよくする効果があるため、身体の循環機能が向上することで痩せやすくなる。それに加えて、「きな粉」をかけるとさらに痩せ効果を得ることができる。
ただし、スイカは夏野菜だ。
夏野菜は身体を冷やす効果もある。身体が冷えると脂肪を燃やすどころか蓄える逆転現象になってしまうため、スイカの食べ過ぎには注意が必要だ。400gを目安にダイエットをしよう。
「ミーンミーン…、アジ~…、マジでこの暑さヤバイっすよ先輩…」