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褐色脂肪細胞を増やす食べ物は?

ダイエット

太っている人、痩せている人、背の高い人、背の低い人、人の体形はそれぞれ異なる。この体形を作っているのは細胞だ。

人の身体は細胞の塊である。

つまり太っている身体、それも細胞の集まりで構成されている。この時点で勘のよい人なら気づいたかもしれない。

太っている人の身体は脂肪細胞に関係があるということに。

ダイエットの難題「消えない脂肪細胞」とは

脂肪細胞A
「こんにちわ」
脂肪細胞B
「こんにちわ、今日も身体を健康にしよう」
脂肪細胞C
「もうちょっとあっちにいってくれない?狭すぎ!」
脂肪細胞D
「私たち仲良しなんだからいいじゃん(笑)」
脂肪細胞E
「そうそう!むしろもっと近づきたいくらい」
脂肪細胞C
「こっち押してくるなよ…、く…くるちぃ…」

脂肪細胞は仲良しだ。

人の身体は多くの細胞が集まることで1つの形になってる。では、可視化すると、どのような形をしてるのだろうか?見てみよう。

丸い粒1つ1つが脂肪細胞になる。おしくらまんじゅう状態だ。それぞれ丸い部分の中にある白い部分、これがため込まれた脂になる。

ちなみに上記画像は痩せた人の脂肪細胞である。太った人の脂肪細胞と比べてみよう。

おわかりいただけただろうか?

一目瞭然である。痩せた人の脂肪細胞は間隔が狭い。反面、太っている人の脂肪細胞は1つ1つの粒の間隔が広い。脂肪細胞の1つ1つが大きくなることで太ることにつながるのだ。

人の身体は思春期を迎えると大きく変化をするのだが、その期間を過ぎると通常は安定期に入る。

しかし脂肪細胞は思春期が過ぎても肥満と同じように増え続けることが判明している。そして脂肪細胞は一度増えると減ることがないと言われているのだ。ダイエッターにとっては死活問題である。

心の声
「○○さん、若い頃は痩せていたのに太ったな~」

昔の友人に会うと、若い頃よりも脂肪がついていると感じる人は少なくない。直接それを言うと相手を傷つけてしまいかねないため、心の中で静かにツッコミをいれている人は意外と多い。…、はずである。

では、「狭い狭い」とおしくらまんじゅうをしている脂肪細胞の数はどのくらいあるのだろうか?

人の脂肪細胞の数
平均600億個

脂肪の数は600億個である。1つ1つの粒が600億個あるのだ。もはやワケワカメの世界だ。そうなると重さが気になる。

脂肪細胞1つの重さ
0.000001グラム

脂肪細胞1つの重さは微量だ。鼻息で「フン!」と吹きかけると空高く飛んでいくほど軽い。「脂肪細胞飛んだ♪屋根まで飛んだ♪」シャボン玉のテーマ曲に合わせて歌いたくなるほど軽い。

しかし塵も積もれば山となる。600億個の数が合わさることで数十キロの重さにかわる。

2つに分けられる脂肪の種類

そもそも脂肪には種類があることを知っているだろうか?ダイエットをするにあたり、知っておかなければいけない脂肪が2種類ある。

  • 皮下脂肪
    … 皮膚の下にある脂肪
    … 皮膚の保護、体温の維持に必要
  • 内臓脂肪
    … 腹部を中心に身体の臓器を守るためにある

脂肪細胞はエネルギー源を蓄えるために、細胞分裂を起こす。この分裂によりさらに脂肪を蓄えようとするのだが、年齢に関係なく分裂はおこなわれている。

この関係から、「脂肪細胞増殖型肥満」については体脂肪を落とすことが難しい。一度増えた脂肪細胞は減ることがないといわれているためだ。脂肪細胞が増えることは、中性脂肪も増加する意味につながるため厄介な存在になる。

脂肪細胞を減らす方法とは?

一度増えた脂肪細胞は減ることがないといわれているのだが、時代が進むことで研究成果も変化してきた。ダイエット成功への希望の光が見えてきたのだ。

脂肪球の油を落とす

風船のように膨らむ脂肪細胞肥大型肥満は、中年の人に多く見られる肥満だ。上記画像のように脂肪細胞の中の「脂肪球」と呼ばれる油滴の中に蓄えられているのが特徴。

運動・食事などで中性脂肪を燃焼することで、脂肪細胞を元の大きさに戻すことが可能だ。「減らす」というよりも「元のサイズに戻す」というイメージになる。

マウスで実験をおこなった。人のために命をかけて実験するマウスには本当に頭が上がらない。中にはマウスの背中に人の耳がついたものまでいる。これはマウスで培養した人の耳を将来、耳を失った人へ移植するための動物実験だ。

「マウスさん、ありがとう」

人が安心して最先端技術を利用できるのは、このような生き物が前段階にいることを忘れてはいけない。感謝である。

脂肪細胞について実験をおこなった。マウスを2つのグループに分けたのだが、一方には高脂肪食のエサを与え、もう一方にはエサとある液体を加えてみた。

その結果、25日後になると高脂肪食のエサだけを与えたマウスの内臓脂肪は7gになり太る。その反面、液体入りのエサを与えたマウスの内臓脂肪は3.5g。約半分に抑えることができたのだ。

同じ食べ物を食べても、ある液体を摂取させることで太る速度を2分の1にすることができることが判明した。

ある液体の元は「海藻」だ。

フコキサンチン

脂肪細胞を減らす鍵は「フコキサンチン」と呼ばれる物資になる。フコキサンチンは海藻にしか含まれていない貴重な存在だ。

普段から海藻を食べているだろうか?海藻には脂肪細胞を大きくさせない成分が含まれている。脂肪を小さくしてくれる。

フコキサンチンを多く含む海藻は「褐藻類」と呼ばれる海藻の仲間になる。「褐藻類を食べよう!」と言っても何を食べてよいのかわからない人は少なくない。むしろほとんどの人がわからない。

褐藻類は褐色の藻類という漢字になるのだが、海の中だと茶色っぽい色をしている。海にいくことが多い人はイメージしやすいのではないだろうか?

この海藻をお湯に通して、少し加熱すると緑色に変化する。このような海藻類が褐藻類だ。

次にあげられるものに含まれている。

  • もずく
  • 昆布
  • わかめ
  • ひじき

など、日本人に馴染み深い食材が並ぶ。入手もしやすい食べ物だ。

フコキサンチンを食べる量

少しずつ食べるのが非常に重要だ。継続しなければ期待する効果を得ることは難しい。わかめの場合は、お味噌汁だと1杯に入っている量で問題ない。

また、フコキサンチンは水に溶けない性質を持ってる。昆布だしには含まれていないため、だしに昆布を使う場合には、その昆布も食べると効果的だ。

フコキサンチンの量が多いアカモクを摂取する「痩せる褐色脂肪細胞を増やす」

褐藻類をいろいろとあげたのだが、実は「アカモク」には他の海藻と比べるとダントツのフコキサンチンが含まれている。ひじきのおよそ2倍だ。量としては3.7mg(乾燥重量1gあたり)。

乾燥した状態で海藻1gに含まれるフコキサンチンの量

  • もずく …約0.16mg
  • 昆布 …約0.17mg
  • わかめ …約0.7mg
  • ひじき …約1.8mg
  • アカモク …3.7mg

痩せる褐色脂肪細胞の特徴

海藻に含まれるフコキサンチンは脂肪を小さくしてくれる。そこには褐色脂肪細胞が重要な役割を持つ。

脂肪細胞は基本的に「白色・褐色」の2種類が存在するのだが、白く見えるのが細胞のなかにため込まれた脂だ。これが太る原因になる。

一方の褐色脂肪細胞はこれ。

褐色脂肪細胞は、寒さから身体を守ることができる脂肪。褐色脂肪細胞の中には、熱を生み出すいわゆるヒーターの役割をするタンパク質が存在する。身体が寒さを感じると、体温を上げるために褐色脂肪細胞が活性化するのだ。

この時だ。

自分の中にある脂を使って熱を作る。つまり、自分のエネルギーを使うため自分自身が小さくなることを意味する

それでも熱を作るエネルギーが足りなくなると、他の白色脂肪細胞の脂も使い熱を作り出す。素晴らしい。白色脂肪細胞は太る原因になる脂肪。この憎っくき脂肪を燃やしてくれる。

結果的に全体の脂肪を小さくしてくれるのだ。

そんな褐色脂肪細胞なのだが、フコキサンチンの凄いところはここにある。フコキサンチンには白色脂肪細胞の中に熱を発生させる能力があることが判明した。つまり、フコキサンチンは褐色脂肪細胞のような細胞に変身させることができる。

これはすごいことである。

褐色脂肪細胞の援軍ともいうべきだろうか?フコキサンチンという仲間を増やして、効果的に脂肪細胞を減らすことが可能だ。

まとめ 脂肪球を減らすフコキサンチンのちから

フコキサンチンによって変身した細胞は、褐色脂肪細胞と共に働き、周りの脂肪細胞1つ1つを小さくする手助けをしてくれる嬉しい仲間である。

運動をおこなうことで中性脂肪が減る。それにより脂肪細胞を小さくすることができる。それに加えてフコキサンチンを摂取することで効率よく脂肪を減らすことができる。

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