普段の食事スピードはどのくらいだろうか?
人はそれぞれ食べるスピードが異なる。
しかし周囲からこのように言われたことはないだろうか?
聞き覚えがある人は自分のお腹に手を当ててみよう。
どうだろうか?
そこには立派な土星の環がないだろうか?
早食いは太る。
早食いは太りやすい性質があるためダイエットをするにはゆっくりと食べたほうがよい。そこで食事制限なしで痩せることができる「スローイートダイエット方法」が話題です。
スローイートダイエット?ゆっくり食べるダイエットなんて味わって美味しさ100倍じゃない☆
スローイートダイエット方法とは
スローイートダイエット方法はその名の通り「ゆっくりと食べる」ダイエット方法である。
食べ物が身体の中に入ると血糖値が上昇をする。その血糖値を正常値まで下げるためにインスリンが分泌される。しかしインスリンが分泌する関係から脂肪がつきやすい状態になる。
食べ物の中には栄養素がふくまれているのだが、食べる食材によって血糖値の上昇速度も異なる。
例えば炭水化物(糖質)は血糖値が上昇しやすい。早食いをした場合には急激に上げてしまう特徴があり、その急激な上昇を察知した身体は少しでも早く血糖値を戻そうとインスリンを大量に分泌してしまう。
その結果、炭水化物の栄養が脂肪にかわりやすくなる。
反面、食物繊維を食べた場合は、血糖値そのものは上昇をするのだが、急激にあがることはない。緩やかに上昇をする。インスリンの分泌もゆっくりになる。それに加えて食物繊維は腸内にある余分なものを絡めとりながら進んでいくため太りにくい。
では、炭水化物はダイエット中に食べることができないのだろうか?
そんなことはない。
そこで「スローイート」である。
ようするに血糖値が急上昇をしなければ太るリスクを少しでも下げることができる。血糖値は早食いで太りやすいのだが、ゆっくりと食べることで太りづらい食べ方にすることができる。
スローイートダイエットの失敗しないやり方とポイント
- 一口ごとに箸やフォークを置く
- 利き手と逆の手で食べる
- 噛みごたえのある食材を選ぶ
※キノコ・海藻・根菜・食物繊維などの食材を選ぶとよい。
普段の食事で食べるスピードが早い場合には注意が必要。痩せられない原因は早食いの可能性がある。
脳が満腹を感じるには「15分~20分」ほどかかると言われているのだが、早食いをした場合にはどうなるだろうか?思い出してみよう。いつも1食分の食事は何分で食べ終わっているだろうか?
5分?
10分?
脳が満腹だと感じる前に食べ終わってしまっている。満腹にならないため、おかわりを繰り返す。するとカロリーが簡単にオーバーしてしまう。
それだけではない。
満腹を感じることができなかった脳は、お菓子など手軽なものに手を伸ばそうとするだろう。食欲のブレーキが効かないため過食の原因につながりやすくなる。
食事時間は20分ほどを目安にゆっくりとよく噛んで食べることが重要である。満腹感を感じることができれば間食の頻度も落とすことができる。その結果、全体のカロリーが抑えられ痩せることができるはず。
痩せる効果
ある企画で芸能人がスローイートダイエット方法に挑戦した。比企理恵さんである。
ダイエット前の体脂肪率は34.3%だったのが32%へ減った。体重は-1.2kgの減量に成功。それだけではない。
中性脂肪の値がダイエット前は「391」だったのが、2週間後に計測をしたところ「154」に下がっていた。ちなみに、中性脂肪の基準値は「50~149」の間。
中性脂肪が下がるのは体重が落ちるよりもうれしいことである。身体の内部の脂肪が落ちたのだ。病気のリスクも下げることができる。
まとめ ゆっくりと食べると痩せる
スローイートダイエット方法の嬉しいメリットは食事制限がないこと。ダイエットは辛い食事制限をすることが多い。
食べる速度を落とすだけで体重が減量するため試してみよう。早食いはダイエットの天敵。