杖を持ちながら歩くスタイルは老人だけではない。
最近では北欧初のエクササイズ「ノルディックウォーキング」を取り入れたダイエットが流行している。
雪が積もっているわけでもない。山にハイキングをしに行っているわけではない。公園や道端でストック棒を持ちながら歩くという新スタイルの痩せる効果とは?
棒をもって歩くと楽に歩けるよ~♪どこまでも歩いて行けそうだよ~☆彡
ノルディックフィットネスウォーキングとは
クロスカントリースキーの選手たちが夏の間の体力維持・強化トレーニングとして行なっていたスキーウォークが元になっている歩き方。
そしてポールを使った簡単な歩行運動として紹介し最適化されたものが「ノルディックウォーキング」になる。
フィンランドが驚いた。
発表されるとたちまち誰でも簡単にできる運動として広まる。口コミの影響力は凄まじかった。あっという間に国内を飛び越して海外に出ていく。
ドイツ、オーストリアなどヨーロッパを中心に世界で人気が急上昇している。
そして日本も例外ではない。
季節や場所を問わず誰でも簡単に始められるこのエクササイズは話題が話題を呼んでいる。では、どのくらい歩くとよいのだろうか?
ウォーキングは基本的に8000歩・30分程度が理想だと言われている。
ノルディックウォーキングは「5分~10分」の運動でよい。
専用のポールを使用するウォーキングは効果的な「有酸素運動」として下半身だけではなく腕をはじめ全身を使うエクササイズ。時間は少なくても効果的に消費量をあげることができる。
それだけではない。
足首・ひざ・腰・アキレス腱などの下半身にかかる負担が軽減されるため、高齢者や歩くことがめんどくさい人でも安心してエクササイズができる。負担が軽くなったぶん長距離を歩くことも可能。
どこまでも歩けるからといってそのまま「月」に行かないように気をつけよう。
ノルディックウォーキングのダイエット方法
もともフィンランドのスキー運動からはじまっているノルディックウォーキング。
どのようにして歩けばよいのだろうか?
ノルディックウォーキングとはどのような歩き方をするのだろうか?
痩せる方法。歩き方に秘密があるに違いない。
ノルディックウォーキングは、2本のポール(ストック)を使い、公園や街中を歩くフィットネスエクササイズの一種になる。
普通に棒を持ちながら歩くのではない。エクササイズとして歩くことを意識する。
では、なぜ棒を使う必要があるのだろうか?
高齢者は足を支える力が弱まっているため、転倒防止のために杖を使う。2本の足よりも3本の足で身体を支えている感じ。
実はポールを使うことで運動効果が、普通にウォーキングをする以上に高めることができるため。そしてポールを使うことで全身の筋肉を使う。
想像してほしい。
2本の足で歩く人と2本の足+2本の杖を持ちながら歩く人。杖を持っている手も動かさなければポールが地面に当たってしまいうまく歩くことができない。
むしろポールが邪魔になってしまう。
そこで地面に当たらないように動かしていくのだがこれが全身の筋肉を刺激してくれる。この動きにより体全体の90%の筋肉を動かしている。
気になるのは消費カロリー。
1時間あたりの消費カロリーは、普通のウォーキングの約1.5倍。400kcal以上もある。ウォーキングは有酸素運動になり身体の負担も少ない。散歩のように運動をすることができる。
毎日続けやすい運動にはこの言葉が一番よく合うのではないだろうか?
通常の運動よりも約1.5倍の消費量になるのだが、ウォーキングは続けやすい特性がある以上、その量の差は日に日に増していくことになる。
ノルディックウォーキングの正しい歩き方とポールの使い方
ノルディックウォーキングの歴史と効果がわかったところで本題だ。
どのような歩き方をしたらよいのだろうか?
簡単。
肩をリラックスさせる。自然に歩行するときと同様に腕を前後に振りながら背筋を伸ばして綺麗な姿勢を意識しながら歩くだけ。目線は進行方向を向き足下を見ないようにすることが大切。また歩幅は広くするように意識する。
ポールは親指をグリップの上に乗せて軽く握る程度に持ち、地面を押さえつける感覚で先端のゴムを軽く後方へ押し出すとスムーズにいく。
ノルディックウォーキングの効果
- 90%の筋肉を使う全身運動
- 膝の関節、脊髄への負担を軽減
- 手術後のリハビリに効果的
- 年配の方でも安心
- 正しい歩行姿勢へ
- 長時間の歩行もラクラク
- 腰痛改善の効果
- 筋力向上
- 骨粗鬆症の予防・改善
- 腰の回転でウエストシェイプ効果
- 歩幅によりヒップアップ効果
- 腕の振りで、二の腕の引き締め効果
まとめ 全身運動のウォーキングで痩せる
なんといってもポールと運動靴さえあればどこでも場所に関係なくおこなうことが出来るメリットがある。身体への負担が和らぐため無理をせずにダイエットを長続きさせることも可能。