ふとしたときに目線を下にやる。
女
「はぁ~、わたしの太ももって他の人より太い」
ダイエットをしてもなかなか思うようにいかない部分が太ももだ。
一方、男性は特に気にしない、むしろ太いことで喜びを感じる。
男
「フン!フン!今日も俺の太ももはゴリラだぜ!最高のパロディーだぜ」
しかし、女性は太ももが太いと気になる人が多い。太ももはダイエットの中でも比較的痩せることが難しい部分になる。
太もも細い系女子A
「海にいこー!やっぱ夏は海っしょ!」
太もも太い系女子B
「う、うん。海はいいよね…うん…」
海にいくと、水着や短パンを着ることになる。気にしている太ももが「こんにちわ!」と元気よく出てしまうのだ。「太もも太い族」にとっては素直に喜んで行くことができまい。
ではどうしたらよいのだろうか?
実は、太ももを細く見せるには筋肉を鍛える箇所が重要なのだ。
太ももは何で太いの?
そもそもの話。なぜ太ももは他の部分よりも太いのだろうか?これは人間だけではない。あらゆる動物にも該当することである。例えば身近な犬・猫だ。愛くるしいペットなのだが、その太ももを見てみるとやはり太い。
いったいなぜ?
人間は二足歩行をするために4足歩行の猿から進化をした。
猿(旧人間)
「腰いてぇー…。ちょっと背筋伸ばしてみっか…。よいしょ!ん?うおぉぉぉお!遠くまで見える!これはいいぞ!敵もすぐに発見できるし、遠くの食べ物まで見える!もう4足歩行なんて時代遅れじゃぁ!」
猿は二足歩行を始めた。
猿族と人族はここから枝分かれをして進化をしていった。
人族は足2本で身体を支えなければいけないため、がっしりとした土台である足が重要だ。太ももが太いのはそのためなのだろうか?しかしこれは人間の話だ。4足歩行で行動する犬・猫には当てはまらない。
実は、太ももには筋肉・脂肪がガッツリと詰められているのだが、その他にも大切な組織がある。「太い血管・リンパ管・神経」など重要な組織が太ももを通っている。これらの大切な組織を守るために脂肪をつけることでクッションの役割をしているのだ。
それだけではない。
生き物は捕食をしなければ生きていくことができない。太ももが小さいと瞬発力が損なわれる。飛び出しに力がなければ獲物に逃げられてしまうのだ。逆に天敵から逃げることも難しくなってしまう。
太ももが激細い狼
「おっ!うまそうなウサギがいるじゃねーか。そっーと近づいて食ってやろう」
ウサギ
「草うめー!やっぱこの草は最高♪」
太ももが激細い狼
「草食って俺様に気づいてねーな。今のうちだ!それ!」
ウサギ
「うわぁあ!?…、え?おっそ!そんな飛び出しじゃ僕を捕まえられないよ!バイバーイ」
太ももが激細い狼
「そんなぁ…腹減った…もう3日も食ってねー…」
多くの動物にとって太ももが太いのは生きていくために必要なのだ。
しかし、美しく痩せたいダイエットとなると、太い太ももに困る。大事な組織を守りながら太ももを細くする痩せ方が成功のポイントだ。
太ももを細くする方法とは
肝心の太ももを細くする方法なのだが、「エクササイズ」が有効だ。
エクササイズは程よい筋トレ運動になる。筋肉をつけることで足が引き締まり、細く見えるようにすることが可能。通常のエクササイズでは競輪選手のようにたくましい足にはならない。ボディービルダーのような脚にはならない。安心してほしい。
そこで重要になるのが、太ももを細く見せるための鍛える部分。
気になるのはその場所だ。
- 太ももの内側
内転筋 - 太ももの前側
大腿四頭筋 - 太ももの後ろ側
大腿二頭筋
(出典:smartlog-stat2.imgix.net)
上記3か所になる。
勘の良い人なら気づいたかもしれない。そう、キーワードは「横筋」だ。
やり方はいくつかあるのだが、最も効率のよい方法は「スクワット」。スクワットをすることで鍛えることができるのだが、足を大きく開き、太ももの横以外を意識することが大切だ。
太ももが太く見えてしまうのは、太ももの横部分にある筋肉が必要以上に発達してしまっている可能性が高い。前から見ると、どうしても太く見えるのだ。
そこでスクワットをする。横部分以外の筋肉を鍛えることで足全体を健康的に細く見せる作戦だ。
理想の太もものサイズは?
理想的な太もものサイズを知っておくと目標が立てやすい。女性用下着メーカー「ワコール人間科学研究所」が理想の美脚を計算式で表している。参考にすると良い。
- 身長(cm) × 0.31 = 美脚(理想的な太もものサイズ)
身長155cmの場合 = 美脚は48.05cm。
身長160cmの場合 = 美脚は49.6cm。
測り方は簡単だ。ズボンなどを履いていると正しく計測ができない。今すぐに脱ぎ去ろう。何も履かずに脚の付け根から3cmの場所をメジャーで測る。この場所の数値を自分の太もものサイズとし、目標に近づけていくと美脚になれる。
ただし、有酸素運動をするにしても、スクワットをするにしても、横側の筋肉が必要以上につくことは注意をすること。
まとめ 脚をスクワットで鍛えることで細く見える
スクワットの正しいやり方があるのだが、足を細くするダイエット方法では、3つの筋肉を意識しながら、太ももの横筋はつけないように気を付けよう。
全身鏡の前で、ダイエットを始める前に一度カメラで太ももの写真を撮るとよいかもしれない。もともと太ももに筋肉が付いている人は効果が出なかったり、または逆効果になる可能性があるためだ。
人の目は慣れてしまう。日々徐々に変化することには気づきにくい。ダイエットを始める前に、撮影した自分の足を見ながら細くなっているのか確認をして、ダイエットをしていくと安心だ。