海水浴をすると必ずといってよいほど口の中に海水が入り込む。その味はしょっぱい。
魚などの糞・死骸…、世界の海は1つにつながっているため口の中に何がはいっているのか気になりそうなのだが、そんなことよりもしょっぱい味が脳の意識をすべて占めてしまう。
海水はしょっぱいのだ。
塩分が含まれているため海の水はしょっぱいのだが、自宅のお風呂に塩を入れて楽しむ人が急増をしているという。
例えばPerfumeメンバーの西脇綾香さん。彼女は夜な夜な塩の入ったお風呂と戯れているそうだ。
いったいなぜ、自宅のお風呂に塩をいれる必要があるのだろうか?
実は「塩風呂ダイエット方法」と呼ばれるものが話題を集めている。痩せる効果の他にも、身体をきれいにする美容効果も得ることができるという。いったいどういうことなのだろうか?
塩のお風呂に入ると痩せるの~?ほんと~?ものすっごくしょっぱそうじゃない☆彡
塩風呂ダイエット方法とは
塩といえば通常、海を連想するか調味料で使われる塩である。クジラの「潮吹き」を連想した人もいるかもしれないのだが「塩」だ。
海にいくとベタベタになる。口にいれるとしょっぱい塩なのだが、「保湿効果」があることを知っているだろうか?
ナメクジに塩をかけると水分が抜けて干からびてしまうのだが、入浴時に塩を入れながら入ることで末梢血管の血行が向上する。体の芯から温まることができるため、発汗量が通常に比べて大幅に高くなる。
その結果、保湿効果が高まり疲労回復・風邪予防にも効果があるといわれている。「バスソルト」と呼ばれる商品が有名だ。
つまりナメクジは塩により新しい水分を吸収する前に水分が身体から抜けてしまう。そのため干からびる。ただし縮むものの生き延びる個体もいる。
ナメクジの身体には人間とは違い皮膚がない。代わりにうすい膜のようなもので覆われている。しかしこの膜は非常に乾燥しやすい。そのためナメクジは身体の表面から粘液を常に出して乾燥しないようにしている。
そんなナメクジは体内水分量が90%以上である。水の抜けやすい塩をかけれられたらひとたまりものないのだ。人間とナメクジはそもそも身体の作り方が異なる。
…、もはやホラーである。恐怖である。むやみやたらに面白がって塩をかけるのは辞めよう…。
ちなみにナメクジに触るのは危険だ。ナメクジには寄生虫がいる。人間に入り込むとそれが脳に行き、死につながりかねない。
しかしナメクジの話はどうでもよいのだ。ダイエットの話である。人間は海に棲む生物から進化を続けてきた生き物。陸にあがり生活をはじめて現在に至るまでも海の成分を必要としている。
人の体液は海水と同じミネラル成分を含んでいるのだ。
昔から塩水は肌によいと言われているのだが、これは当然の考えとも言える。また、塩には殺菌力が含まれ、塩化ナトリウム・マグネシウムなどの肌によいミネラル成分も含んでいる。
つまり、塩の保湿効果により新陳代謝が向上する。その結果、脂肪が燃焼されやすくなるためダイエット効果に期待ができるのだ。
また発汗作用も促す効果があるため老廃物を体外に排出するデトックス効果にもつながる。
それだけではない。
身体の中に含まれる毒素が抜けるためサラサラな汗になる。これは体臭予防につながるのだ。さらに湯冷めをしにくいため冷え性の人には特に嬉しい効果になる。
冷えはダイエットの天敵だ。
身体が冷えてしまうと内蔵機能もやる気を失う。すると熱を発生しづらくなるため脂肪が燃えにくい状態になる。冷えはダイエットの失敗につながる恐ろしい悪魔だ。
塩風呂ダイエット方法の効果
- 発汗作用
- 肌の代謝向上
- 保湿効果
- 血行促進
- 殺菌作用
- デトックス効果
効果的な塩風呂のやり方「作り方」
塩にはよい効果があることがわかった。では、塩のバスタイムを満喫するにはどのようにしたらよいのだろうか?ということなのだが、やり方は簡単だ。
50g程度の天然塩か岩塩をバスタブに入れるだけ。
一文で説明ができるほど簡単だ。秒数でいえば説明時間3秒で十分である。
しかし効果的な塩風呂ダイエット方法にするにはひと手間加えよう。10分程度浸る。そして一度シャワーで流してもう一度10分程度入浴する。最後にシャワーで流すとよい。
- お風呂に50gの塩を投入する
- よく溶かす
- 10分入浴
- シャワーで汗などを流す
- 10分入浴
- シャワーで洗い流す
まとめ 塩で身体の中からきれいにする
塩は人により刺激が強く出る場合がある。皮膚に刺激を感じたらすぐにお風呂から出よう。きれいに痩せるダイエットが不健康になってしまうと意味がない。
また、水分補給は忘れずに摂取すること。
「くるしいよ~熱いよ~溶けるよ~痛いよ~」