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汗をかいても痩せない意外な理由

ダイエット

暑い日に身体を動かすと汗をかく。

厄介だ。

ストレートアイロンを使い、朝から髪を伸ばしたのは良いものの、太陽の熱い光と共に汗がじわじわと滲みだす。すると、真っすぐに伸びていた髪の毛が次第にカーブを描き出す。それはまるで首をかしげる人のように。

じわじわと曲がっていく。

最悪だ。せっかくストレートアイロンで直毛を演じているのに、魔法が解けていくかのように曲がっていく。

最悪だ。

しかし最悪なことばかりではないのではないだろうか?汗をかくということは、身体から水分が出ている。つまり、「痩せる汗」とも言えるのではないだろうか?

A
「今日ってものすごく暑いよね…。砂漠だよ砂漠…」

B
「ほんとに暑い!蒸し風呂状態だよ…」

A
「でもさ、わたしたちこんなに汗かいてるし痩せるかも!」

B
「たしかに!暑くても我慢!」

今宵、暑さに耐え忍ぶ女子のなんと多いことか。

実はその努力、「無駄」である。

汗をかいても痩せるわけではないのだ。

汗をかいても脂肪は減らないワケ

汗を多くかくことで痩せる。その認識は残念ながら間違えている。「残念大賞」があれば一等賞も夢ではない。

「汗をかく = 脂肪が落ちる」

その認識を改めなければならない。運動を行うと汗を書くのだが、その水滴は脂肪を燃焼するエネルギーとは比例しない。

もちろん「汗をかくことは意味がない」と言いたいのではない。汗をかくことは非常に大事なことだ。朝に「おはよう」と挨拶するくらいに大事なことだ。

老廃物を体内から排出することができる。

身体の中には生きるために不必要な成分まで存在する。例えば余分な塩分である。これらを汗と一緒に身体の外へ出すことが可能だ。また、運動を行うとストレスを解消しやすい。運動が嫌いな人も、たまに運動を行うことで気分が晴れるかもしれない。公園を40分程度歩いたり、走ったりするだけでも良いのだ。

気分は晴れ晴れ♪

感情も上昇♪

一見すると老廃物を出し、ストレスを解消するとういうことはダイエットに効果があるように思えるのだが、ただ、脂肪燃焼という側面で見ると、必ずしも汗を出す必要はない。

汗をかくことは大事なことだが、痩せるという面では別物だ。

リパーゼの特性を知る

人間の身体にはある成分が含まれている。

リパーゼだ。

これは脂質を構成する成分になるのだが、エステル結合を加水分解する酵素群である。

おわかりだろうか?

この時点で人類の80%がわけわかめ状態になるのだが安心して欲しい。簡単に説明することが可能だ。「エステル結合を加水分解する酵素群」を簡単にいうと、脂肪を燃やすための酵素になる。

実に簡単である。

気になるのはその働きだ。ダイエットにどのような影響を与えるのだろうか?

リバーゼの働きは、体温が通常の状態よりも約2度ほど高いときに最大活性化するとされている。大事なことなのでもう一度言いたいところなのだが、文章というものは実に便利だ。言わなくても読み直せば良い。繰り返し読んでみよう。

おわかりだろうか?

汗をかきたい場合、人はどのような行動をするだろうか?

汗は暑くなると、その体温を冷ますために吹き出す。吹き出した水分が空気に触れることで肌を冷やして体温を下げるのが汗の役割だ。しかし、汗をたくさんかこうと考えるあまり、厚着をしてしまうことがないだろうか?

間違いである。

この行為はダイエットにおいて痩せるまでに時間がかかる行為に繋ぎかねない。

やはり、大事なことなのでもう一度言おう。

「リバーゼの働きは、体温が通常の状態よりも約2度ほど高いときに最大活性化するとされている」。つまり、運動中は通気性や速乾性に優れた素材の服を着ること。1~2度ほど体温が高くなるようにコントロールすることが重要なのだ。

熱を発することで脂肪が燃える。せっかく運動をするのに厚着をすることで自らの体温をあげにくくしてしまう。これではもったいない。運動を行う際には、最大の痩せ効果が出るようにすると良い。

まとめ 運動で体温を上げることがダイエットでは重要なこと

痩せる運動は、汗をかくことではない。汗をかいても水分を摂取すると元の重さに戻る。ダイエットに必要なことは脂肪を燃焼させることだ。汗をかくことではないのだ。

ただし、汗をかくことは体温を下げる効果の他にも血液をサラサラにする効果や老廃物を体外へ排出する大切な役割などがある。汗をかくことも重要だ。

また、運動中は脱水状態に陥りやすい。この状態になると脂肪の代謝効率は著しく低下する。もったいない。もったいない虫が元気になってしまう。リスクを下げるためにも水分の補給は忘れずに摂るようにしよう。

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