現代では様々な思考、それに伴い多くの宗教が存在する。中でも日本人に深い関わりを持つのが「仏教」だ。
年始には神社に初詣でいったり、お盆にはお墓参りをしたりと忙しいのだが、仏教を取り入れたダイエット方法がある。このダイエットによりマイナス31Kg痩せることが出来た人もいる。
仏教ダイエットとはいったいどのようなものなのだろうか?
大きな成果をあげることができる仏教ダイエットなのだが、危険で真似はしないほうがよいともいわれている。果たしてその意味とは?
仏教ダイエットとは
日本人は仏教といっても、クリスマスやハロウィンなどキリスト教が行う行事も何ら抵抗なく楽しんでいる。どちらかといえば無宗教に近い。「とりあえずやってみて面白ければ続けよう精神」の日本である。
世界から見ると実に世にも奇妙な物語の国だ。
しかしそこが日本の良さでもある。ただ根本部分には仏教があることを忘れてはいけない。もちろん生まれつきキリスト教の日本人やイスラム教の日本人などもいる。
仏教ダイエット方法を考案したのは、真言宗の寺院住職・中村甄ノ丞さんだ。一年一ヶ月をかけて、体重を86kgから55kgまで落とすことに成功した。そんな真言宗の寺院住職・中村甄ノ丞さんは提唱する。
マイナス31Kg痩せることができたのだ。もっと自信を持つべきである。夜中にタヌキと踊りだす和尚さんのように痩せた喜びを全身で表現してもよいはずだ。なぜお勧めできないのか?
ダイエットをしながら亡くなる危険があるから。
「ポク・ポク・ポク・ポク・チーン~」お坊さんに言われると妙に説得力が増すこのフレーズ。ダイエットをはじめるとそのまま仏様になる恐れがあるというのだ。
ダイエットはきれいに、そして健康に痩せることが大前提。
これでは仏の道を極める僧侶の修行である。
具体的にどのようなことをおこなうダイエット方法なのだろうか?仏教ダイエットのポイントは食べ物に対する欲求を消すことにある。五感を働かせない状態では人間はネガティブな思考ばかりするようになるのだ。
タラレバの世界と同じだ。「あのときにあれをしてタラ」、「あのときにあれをしてレバ」後悔がどんどんと湧いて出てくるようになり、マイナスのことを考え続けてしまう。
ネガティブなことを考えない
マイナスのことばかりを考えてしまうと運気もやる気もどんどん下がる。では、どのようにして回避をしたらよいのだろうか?
ネガティブな感情が湧き上がったらそれを受け入れることだ。
考えて欲しい。ネガティブな感情になるのは自分がその感情に慣れていないからだ。人は環境に慣れる適用能力がある。気持ちが暗くなるということはその感情に慣れていない証拠でもある。
つまり、一歩引いて他人事のように考えることができるということ。この感情に慣らしていくと、ネガティブに思えた悩みが次のように思えてくるはずだ。
別に大爆笑まではいかなくてよい。「軽い笑み」だけでも十分だ。「ニヤニヤ」は周囲の目がある場所では辞めたほうがよい。他人事のように考えることで心の負担を抑えることができる。
お勧めしない危険な仏教ダイエット方法
仏教ダイエット方法ではこのような感情と同じように行っていく。ようするに自分をマインドコントロールするのだ。自己催眠でもあり洗脳をおこなう。
食べること自体の概念を消滅させる。食べなければ摂取量が減りエネルギーだけが消失され続ける。その結果、当然痩せることになる。
運動をせずに栄養まで無くなると筋肉量まで減ってしまう。すると見た目はガリガリに見える痩せ方をしてしまうのだ。痩せた姿を見せたときに周囲は「かわいい!」と褒めてくれるだろうか?
おそらく「ちょ!?大丈夫?ちゃんと食べてる?」と心配されるのではないだろうか?
これではダイエットの失敗だ。かわいくもなく不健康になったその身体。なんのために痩せたのか意味がわからなくなる。
さらに脳をマインドコントロールする痩せ方になるため、痩せているのに「もっと痩せたい」と痩せること自体に強い欲求を感じた場合には非常に危険な事態になる。
極端な思考でコントロールを脳にしてしまうと、摂食障害を起こす危険があるためだ。
食を拒否してしまうため生命の危険に晒されても自分では気づかない場合もある。注意が必要だ。
真言宗の寺院住職・中村甄ノ丞さんは長年の修行から精神を鍛えられたおかげで痩せることができた。
まとめ 誰でも真似はできないダイエット
仏教ダイエットは無理にはじめるダイエット方法ではない。あの世に行きそうなときに、この世にとどまることができる強い精神をもった人だけが挑戦してよいダイエット方法だ。
ダイエットの基本は健康できれいに痩せること。「痩せる」ことだけに意識を集中させないほうがよい。バランスが重要だ。