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脂肪冷却の効果 【メリット・デメリット】

ダイエット

マンモスは遥か昔、氷河期により凍結されてしまった。マンモスも驚いたに違いない。自分がまさか氷漬けにされるとは…。マンモスは凍結される前にこう呟いた。

「氷なんてもう…こおりごり…」

氷はあらゆるものを固まらせる。星のカービィも敵キャラを吸い込むと氷を武器にすることができる。その攻撃にやられた敵は氷のブロックにされてしまうのだ。敵キャラは凍らされる前にこう呟いた。

「氷なんてもう…こおりごり…」

そんな中、寒さを利用したダイエット方法が話題を集めている。「脂肪冷却ダイエット方法」と呼ばれるものだ。言葉からして寒そうである。一気に時代は氷河期に突入する。そんな感じだ。

脂肪を冷却?いったいどのような痩せ方になるのだろうか?そして、その安全性とは?

脂肪冷却ダイエット方法とは

ダイエットで痩せること、それは筋肉を鍛えることで熱を効率よく発生させ、その作用により脂肪を燃焼させていく。

しかし脂肪冷却は逆だ。

身体を冷やすことで痩せるという。思わず頭に「?」が飛んでしまっている人もいるかもしれない。そのままその「?」を下からジャンプして壊し、ピーチ姫を助けるためにクッパのところへ走って行く人もいるかもしれない。

脂肪冷却ダイエット方法は、一度の施術で20%のサイズダウンを実感できる人も多いというのだが、実は機械を使い痩せていくのだ。ますます怖さのレベルがアップする。

しかし安心してほしい。

すでにアメリカでは20万人以上が施術を受けている。さすがアメリカ人だ。痩せるとわかれば一気にその声が膨れ上がる。とりあえず試したくなる国民性なのだろう。

多くの人が試したことで安全性・痩せる効果は実証済みだ。では、正体不明の脂肪冷却ダイエットに使われる機械はどのようにして痩せていくのだろうか?

機械で痩せる冷凍ダイエット方法

気になるのはその機械である。どのような姿をしているのだろうか?


(出典:scontent-atl3-1.cdninstagram.com)

なるほど…。エステ施設やダイエット専門店などに置けるサイズである。映画「スターウォーズ」にも出てきそうな装置だ。むしろ国際宇宙ステーション(ISS)にあるのではないだろうか?

いや、それはないだろう。ただでさえ寒い宇宙だ。そもそも宇宙でわざわざ自分の脂肪を凍らせる意味がわからない。

しかしそんなことはどうでもよいのだ。

脂肪冷却痩身ダイエット方法は、通称「冷凍ダイエット」とも呼ばれているのだが、脂肪細胞のみを凍らせて減少させることができる痩身マシンを指している

人は水を飲む。身体が水を欲しがっているから水を飲むのだが、人体の60%〜70%は水で作られているため当然である。水が極端にそれ以下になってしまうと脱水症状を通り越して干からびる。

ミイラである。もはやホラーの世界だ。

水は人が生きる上で最も大切なもの。一方の脂肪細胞内は「ほぼ脂」で満たされている。想像してみると…、ある意味ホラーである。粘りっ気のあるベタベタした黄色っぽい粒粒のようなプールの中に飛び込むイメージだ。

恐ろしい…。

この脂が含まれる脂肪細胞内を目掛けて、皮膚を通じて冷やしていくと、血液・皮膚が凍るよりも早い段階で脂が結晶へと変化する。

大事なことなのでもう一度言おう。

人の身体は冷やすと固まる。氷河期のマンモスや星のカービィの氷攻撃のように固まる。しかし凍るタイミングは身体の組織で異なる。つまり、憎っくき脂が凍った後に血液や皮膚が凍る順番だ。

つまり、脂だけが凍る段階で辞めてしまえばよいわけだ。

脂肪細胞だけを破滅する仕組みが完成する。脂肪細胞を凍らせて死滅させることで体重を落としていくことができる。

  • 水分は0度以下になると凍る
  • 脂肪は4度で凍る

人間の発想力はすごいものである。いったい誰がこのようにぶっ飛んだ発想を思いついたのだろうか。アメリカ発ということもある。きっと「サム」やら「トム」やら「メアリー」の名前だろう。

水分と脂肪の凍る温度差を利用して血液と皮膚が凍るよりも先に脂肪細胞を凍らせて破壊する。

だが、ちょっと待ってほしい。

なにか忘れていないだろうか?凍らせた脂肪はどうするのだろうか?カチコチに固まったマンモスはのちの人類が掘り起こして復元している。

そうなると、「数百年後、数千年後に人類、あるいは他の生物によって身体の中にある固まった脂肪をいつか誰かが取ってくれるだろう」そんなノリなのだろうか?

勘弁してほしい。

しかしその不安は心配ない。人の身体はよくできているのだ。破壊された脂肪細胞は「アポトーシス」と呼ばれるサイクルで数日後に体外へ排出される。固まった脂肪が便などと一緒に「バイバイキーン」である。

アポトーシスとは

細胞には一定の周期があるのだが、ちからを失くした細胞は体外に排出される仕組みがある。古い細胞をいつまでも身体に使っていると病気の元になるためだ。突然変異を起こして癌化する確率が高くなる恐れもある。

それを防ぐために細胞は自然死する。

このサイクルをアポトーシスと呼び、このサイクルには「通常60日」かかる。つまり、ダイエットの結果は少なくても60日後になる。

機器で脂肪を破壊するメリット・デメリット

冷却ダイエット方法のやり方はわかった。ピンポイントで治療ができるため、ダイエットでは難しいとされている部分痩せも可能だ。メリットとデメリットを見ていこう。

メリット

メリットはなんていっても寝ているだけで痩せるということ。カウンセリング後、時間として1回60分程度ベッドに横になるだけでよい。

脂肪細胞が減少するためリバウンドの心配はない。辛い食事制限・運動をしなくても簡単に痩せることが可能。しかもほぼ確実に痩せる。

脂肪吸引などの大掛かりな手術はメスを使うため精神的にも厳しい部分があるのだが、脂肪冷却では「切らない」施術になるため女性の人も安心だ。

皮膚の表面から冷却して脂肪細胞を凍らせる。そのため皮膚や血管にはダメージは与えないため安心、そして痛みなし。

ただし効果には個人差がある。平均として皮下脂肪の厚さが5~8cm程度減少するとされている。

デメリット

気になるのはデメリットである。脂肪冷却ダイエットは部分痩せを主にしているため、体重を全体的に落としたい人には向かない。

また、効果が出るまで60日(2ヶ月程)以上かかる。そのためすぐに結果を求めたい人には向かないダイエット方法だ。

手の平程度の範囲で数万〜10万円以上と金銭面でも辛い部分がある。ただし、現在では技術や普及率が上がっているため値段が抑えられてきている。家庭用の脂肪冷却装置も販売されるほど。

ただし、脂肪冷却の施術にあたり様々な決まり事がある。そのことを考えると専門家の元でしっかりとサポートを受けながら施術をしたほうが安心だ。家庭用脂肪冷却を使用する場合にはしっかりと説明書を読んでからおこなおう。

そして施術直後は痛みはないのだが、アザのようになる人が多い。時間と共に消えていくのだが気になる人は要注意。

脂肪冷却を行った後は老廃物を排出しようと身体が働くため、腎臓・肝臓に負荷がかかる。このときに過度なアルコール摂取や暴飲暴食をしてしまうと内臓を疲れさせてしまい老廃物の排出を阻害する。

このダイエット方法は老廃物を体外へ排出するのを目的にしているためこれでは本末転倒。なるべく内臓の機能を老廃物排出に使えるように最低でも3日~1カ月は暴飲暴食を抑える生活が必要だ。気をつけよう。

まとめ 脂肪だけを凍らせて痩せる

面白い発想で痩せるダイエット方法だ。安全性の確立、痛みもない。しかしそれでも不安になる人は少なくないだろう。少しでもそのような気持ちがある場合には辞めておいたほうがよいかもしれない。

他のダイエット方法を探そう。

基本的にダイエットは食事・運動・生活習慣が痩せる大切なポイントになる。バランスのよい食事と運動で筋肉をつけることで基礎代謝量があがる。生活リズムを整えることで身体の負担も分散することができる。

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