人の手は器用に動かすことができる。小さな針の穴に細い糸を通すことができるほどの器用さだ。この姿を見た他の動物は羨ましがるに違いない。
しかし足の指はどうだろう?器用に動かすことができるだろうか?
人間の足の指は手の指ほど器用に動かすことができない。その一方でお猿さんは器用に動かすことができる。足の指を使いながら上手に枝をつかまえて移動している。
人間の足はまるでスリッパのようだ。
そんな中、足の指を動かすことで痩せるダイエット方法があるという。足を動かすと体重が減るとはいったいどういうことなのだろうか?
末端部分と冷えの関係
人の足は自在に動かしづらい。
冬になると足先が冷たくならないだろうか?これは身体が命を守るためにしている結果だ。
寒い山の中で遭難をしてしまった人がいる。この人は絶望の狭間にいた。このままこの場所にいて救助を待っていては手遅れになる。生き残るために移動しよう。
彼は誤った道へと進んでしまった。
進めど進めど民家らしきところは見つからない。ましてや人の影すらない。周りを見渡すと、先の見えない雪の山だけ。歩いても歩いても先の見えないループ部屋に入り込んだそんな感覚だった。
すると彼は突然、服を脱ぎはじめたのだ。そして全裸になってしまった。周囲は雪が積もっている。そして気温も氷点下だ。彼は可笑しくなってしまったのだろうか?
そして彼はそのまま息絶えた…。
実は雪山で遭難した人が服を脱いだ状態で発見されることは珍しくない。では、いったいなぜ彼ら・彼女らは服を脱いでしまうのだろうか?
その答えは「暑い」からだ。
暑いから服を脱いだ。実にシンプルだ。しかし雪山である。暑いわけがない。ワケワカメなのだが、暑いと感じる原因は人の身体の仕組みに隠されている。
人の身体の中心部には重要な内蔵が詰め込まれているのだが、生きるためには「内蔵がないぞう」では話にならない。内蔵が死ぬということは命が途切れることを意味する。
勘のよい人なら気づいたかもしれない。
気温が低い場所にいる。そして体温までも奪われた。低体温症が長く続くことで身体は危険信号を発生させる。すると内蔵を守るために手・足から熱を取り、内蔵に集めようとするのだ。
手・足先は身体の中心部から一番遠い場所になる。
外気温は氷点下なのに身体の中心が暑すぎる。その結果、脳が勘違いをしてしまい服を脱いでしまう行動に出る。もちろん服を脱ぐことで身体は冷え続けるため凍死につながるのだ。
つまり、身体の末端部分が冷えているということは、身体の循環機能がうまく働いていない、血流が悪くなっている可能性がある。
足指ダイエット方法で簡単に痩せる効果とやり方とは
冷えることで脂肪が燃えなくなるため、身体の冷えはダイエットの天敵である。足元が冷えると身体全体も冷えやすくなり、代謝が低下する原因につながる。
脂肪を燃やすには筋肉が必要だ。筋肉は熱を発生させるのだが、冷えにより熱の発生効率が落ちると脂肪が燃えなくなるというわけだ。
では、末端部分の血行をよくするにはどのよにしたらよいのだろうか?
驚くほど簡単な方法がある。足指を広げるだけ。足指を広げることで血行が改善され、血流が効率よく流れることで冷え性を改善することができる。足の指を広げるように運動するだけ。誰にでもできるやり方だ。
- 足の指の間に手を入れる
- 握手をするようにマッサージする
血行がよくなるということは老廃物が身体から排出されやすくなることを意味する。むくみ改善・解消にも期待ができる。
また、足の指を動かすときに、足首をグルグルと回転させる運動をおこなうことで足首痩せの効果にもつながる。
大切なことは足に血液をしっかりと送ること。身体の末端部分にまで血液がしっかりと流れたら体温が上昇する。そして老廃物も体外へ排出しやすくなる。その結果、ダイエットの成功につながる。
まとめ 足の先にたまるデトックス効果を狙う
老廃物は下半身に溜まりやすいため、足の指から運動をして血行をよくするとよい。身体には余分なものがたまりやすいのだが、それらを身体の外に出すことで痩せることができる。