ダイエットで痩せるためには運動をすることが手っ取り早い。
運動をおこなうことで筋肉がつく。筋肉がつくことで効率よく熱が発生する。結果的に脂肪をガンガンと燃やしてくれるから。
では、効率よく運動をおこなうためには、どのタイミングと時間で運動をやると痩せることができるのだろうか?
どうせダイエットをはじめる。可能な限り痩せたという実感を早く感じたい。そのためには効率よく運動をおこなうことが必須となる。
食前?
食後?
体脂肪・体重を早く減らすタイミングを見ていこう。
ご飯を食べる前と後じゃ、どっちが痩せるのかな~?なんだかとっても気になってきたよ~☆彡
食前に運動をする効果とは
食前、つまりお腹が空いている時間帯。お腹の中から悪魔のような雄たけびが聞こえてくる。悪魔は唸っている。
授業中、会議中、冠婚葬祭中…。静かにしなければいけないときに限って、お腹の悪魔は元気になる。
勘弁してほしい。
静かな空間に鳴り響くその音は軽やかなBGMにはならない。重たく悲しく恥ずかしい時間が流れてしまう。
勘弁してほしい。
しかしお腹の音が鳴るのは身体から送られる大切な生きるための信号でもある。恥ずかしさを堪えながら受け入れよう。その先で心地よい音に聞こえるかもしれない。
ちなみに、お腹の音には2種類ある。「グ~」と「キュルキュル」だ。「グ~」は胃が鳴っている音で、「キュルキュル」は腸が鳴っている音になる。
お腹が減っているこの瞬間に運動をはじめるとダイエット的にどのような効果が生まれるのだろうか?
食前は物が体内に入る前の状態。空腹の状態で身体が食べ物を求めているため、血中の中に糖分が少ない状態を意味する。
つまり、脂肪をエネルギーに変える効率がアップしやすい。
筋力トレーニングには向かない「運動で気をつける点」
運動には大きく2種類ある。「有酸素運動」と「無酸素運動」。
食前は栄養素が少ない状態になっている。筋肉を付けるために必要な糖分が不足しているため、筋力トレーニングには向かないタイミングになる。
それだけではない。
運動をするために十分な食べ物が身体に入ってない状態。想像してほしい。何も食べていない状態でハードな筋トレをはじめると、どのようになるだろうか?
最初は意気込んでいたゴリマッチョ君。しかし人生はそう甘くはない。
食べ物が身体に入っていないと、集中力の低下や体調が悪くなったり、運動時にパワーが出ずに運動そのものの質が著しく低下する恐れがある。
そして貧血なども引き起きやすくなるため注意が必要。
食前の運動は有酸素運動が適している。
食後に運動をする効果とは
食べたいという欲求が満たされ、運動をしたいという欲求を満たすために脳が動き出す。
食後は身体の代謝が上がっている状態だ。つまり、筋肉の低下を防ぐことが可能なタイミングになる。
それだけではない。糖分が脳へ送られているため、集中力もアップしている状態になり、長時間に渡り運動効率を維持することができる。これは運動の効果を引き上げるために効果的な作用である。
食後の後に気をつける点
食べ物を食べて満足したからと言い、すぐに運動をはじめてはいけない。身体の中では重要なことが始まっている。
それは「消化」。
食後は食べた物を消化するために身体が活動している状態になるのだが、食事をすると身体が熱くなるのは消化をするために大量のエネルギーを消費しているためである。
食後30分は消化不良回避のために時間を開けるようにしよう。また、食後は血中に脂肪が多く含まれているため、皮下脂肪や内臓脂肪の燃焼には時間がかかるデメリットも存在する。
痩せる運動の時間は、注意点とタイミングを見極めること
ちょっと待ってほしい。
運動後に食事をする場合は通常よりも身体が疲れているため、多く食事を欲しがる場合がある。これは過剰に食べてしまう恐れがあるため、食べ過ぎには注意が必要。
特に午前中は午後に比べてお腹が空きやすくなる。その理由は、午前中の方が午後よりもエネルギーを高く消費しているため。朝ごはんの前に運動をするときには食べ過ぎに気を付けよう。
まとめるとこういうことになる。
- 減量するためのダイエットなら午前中の時間
- 筋力トレーニングや基礎代謝を上げたいなら午後の時間
食事のタイミングはこうなる。
- 脂肪を落としたい人
… 食前の午前に運動
… 夕食後に軽い運動 - 筋肉を付けたい人
… 食後の午後に運動
まとめ ダイエットの目的で運動のタイミングを変えると効果的!
食前は脂肪を消費しやすいのだが、運動量が落ちて逆効果になる場合もある。その反面、食後は筋力トレーニングに向いており、集中力も高いため効果が出やすくなる。
どっちのタイミングも一長一短。運動のメニューによって時間帯を変えることで、ダイエットに効率的な痩せ方に繋げることができる。