味覚障害が太る肥満の原因になっているかもしれません。味が分からないと肥満になる恐れがあります。
意外と肥満者に多く見られる味覚障害ですが、「味覚障害者」は味覚障害である事を自覚していないケースが多く、肥満や糖尿病の人は「おいしい」と言う味覚を「油・糖分」が多ければ多いほど感じる傾向が多くあるようです。
味音痴は太りやすくなるパラ?食べ物はおいしく食べたいパラ
味覚障がいっていうみたいだよ〜☆油がいっぱい入ってると最高に美味しく感じるみたい☆なんだか聞いてるだけで胃が元気なくなりそうだよ〜☆
味覚障害の症状とは
味覚障害は「味が薄く感じる・味自体がわからない」症状を指しています。
例えば、風邪を引いたときに味がわからなくなるのと一緒で、一度は経験をした人もいるかもしれません。通常は風邪が治れば味覚も回復します。
味覚障害による太る肥満のリスク
人の舌には「味蕾(みらい)」という組織があり、第5大味覚の「甘味・旨味・酸味・苦味・塩味」、そして最新の研究で新たに発見された第6の味覚である「脂味」などの味を脳へ伝達しています。
この「脂味」は、ワシントン大学医学部の研究チームが、口の中に「CD36」という脂に反応する遺伝子を発見しました。
CD36が少ない人は脂の味覚が失われているため、脂の多く入った物を食べすぎて肥満になりやすいと指摘されています。
味覚障害は味蕾機能が低下するため味が脳へ伝わらなくなり、味がわからなくなると気づかない内に濃味を好むように…。油や糖質などを摂取することで肥満になり血糖値も上昇をするため、「糖尿病」・「脳梗塞」などの病気にもつながるリスクが増えます。
味が分からないと抑えが効かなくなりダイエットに不利!
想像してみてください。
目の前にチョコレートが山のようにあります。このチョコレートを好きなだけ食べてよいのですが、しかしあるときを境に食べるスピードが落ちていくはず。
この症状の一つに満腹感もありますが、もう一つの理由は「飽き」。
同じ味を食べ続けると飽きがきます。この飽きがくることは正常なこと。途中で食欲が落ちるのは飽きがきたから。一方、味覚障害があると飽きがくることなく永遠に食べつづけてしまう可能性が高くなります。
油で揚げた物も同様で、揚げ物ばかりを食べていると飽きがきて気持ち悪くなると思いますが、味覚障害があると味が分からないため揚げ物を永遠に食べ続けてしまうのです。
味覚障害の改善方法
味覚障害はダイエットにも健康にも悪影響を及ぼします。なにか対策はないのでしょうか?
味覚障害を防ぎ改善するために「カキ・大豆」などに含まれる亜鉛を摂取するとよいでしょう。この他にも「抹茶・のり・ひじき・きなこ・味噌・アーモンド」なども効果的。
- カキ
- 大豆
- 抹茶
- 海苔
- ひじき
- きなこ
- 味噌
- アーモンド
- 亜鉛サプリメント
まとめ 味を取り戻すために亜鉛を食べる
ダイエットに成功するには、舌が感じる味を正常化させることが重要です。バランスよく食べることがダイエットの成功につながります。味覚を取り戻すことで食材の本当の「おいしい」味を感じることができます。