人が食べる食材の種類は多い。ダイエット中にはカロリーが気になる人も少なくない。食材の数だけカロリーが存在する。
そのカロリーは本当に大丈夫?
そのカロリー量で本当に痩せる?
カロリーを調整したらダイエットの成功につながるのだが、まずはその指標を知ることが大切だ。「N/Cレート」と呼ばれるものがある。ダイエットに成功する近道とも言われるN/Cレートとはいったいどのような意味があるのだろうか?
N/Cレートとは
N/Cレートと呼ばれるカロリーと深い関係を持つ言葉がある。その意味は「N=Nutrition(栄養)、C=Calorie(カロリー)」を表しているのだが、カロリー(C:糖質・脂質・たんぱく質)に対して、ニュートリション(N:ミネラル、ビタミン)がどれほど含まれているか表した指標だ。
- N … ミネラル・ビタミン、 … 栄養
- C … 糖質・脂質・タンパク質、 … カロリー
何を言っているのかよくわからないと思うのだが、簡単にいうとカロリーに対して含まれるビタミンやミネラルの割合のことだ。
カロリーは肥満度を左右するのだが、その中にビタミン・ミネラルがどれほど入っているかにより、その肥満度も変動する。
そして、ビタミン・ミネラルなどの栄養密度の濃いものを高N/Cレート食品と呼んでいる。
N/Cレートが大切な理由
N/Cレートの意味はわかった。しかしN/Cレートがなぜダイエットで痩せることに重要な位置づけとされているのだろうか?
N/Cレートが高い食品ほど低カロリーでも多くの栄養が摂取可能になるから。
単純なカロリー制限でダイエットをしたとする。すると必要な栄養素まで制限することになりかねない。
その結果、栄養不足に陥り様々な病気につながる恐れがあるのだ。代謝も悪くなり太りやすい体質になってしまう。ダイエットはきれいになるためにはじめたはずだ。
この考えではじめる人はまずいないだろう。いるとするならば、現在の顔がクレオパトラ級でモテモテ過ぎて逆にうんざりしてしまい人生に疲れたレベルだ。実にうらやましい悩みである。
同じカロリーなら高栄養素の食材を摂取したほうが満腹感が持続するのだが、食物を摂取した後に体内ではそれらを「活動エネルギー」と「貯蔵エネルギー」に振り分けられる。
活動エネルギーに多く回れば太りにくい。反面、貯蔵エネルギーに多く回れば太りやすくなる。
つまり、同じカロリーの食べ物なら一時的な満腹感を得るだけならそれでもよいかもしれないのだが、より高い栄養素が多い食べ物を食べたほうが満腹感を持続することができるというわけだ。
高い栄養ほど満腹感が持続するため、結果的にダイエットでも有利に働く。効率のよいダイエットをおこなうにはN/Cレートが痩せるために重要なのだ。
N/Cレート食品で効率よく痩せる食べ物
N/Cレートの重要性がわかった。次に気になるのはどの食品が高いN/Cレートなのかということ。むしろそれだけしか考えられなくなっている。
N/Cレートが高い食品を見ていこう。これまで食べている普段の食事量を高N/Cレート食品に置き換えるだけで満腹中枢が刺激されやし状態になるためダイエットが可能になる。
「まごわやさしい(孫は優しい)」と頭文字を取り、語呂合わせをして覚える方法がある。
高N/Cレートダイエット食品
- ま … 豆類
- ご … ゴマなどの種実類
- わ … わかめなど海藻類
- や … 野菜類
- さ … 魚など魚介類
- し … シイタケなどのキノコ類
- い … 芋類
孫は優しいのである。
祖父・祖母孝行をしてるだろうか?お小遣いを片手に孫の優しさを待っているかもしれない。「ぐへへ」というニヤケ顔を隠しながら会いに行ってみよう。
「ま・ご・わ・や・さ・し・い」に合わせるように食材を集めることで理想的な栄養バランスが摂取可能になる。覚えやすく、食材もスーパーで手に入りやすいものばかりだ。そのほとんどが和食に使われる食材になる。
和食は栄養バランスに優れたダイエット食でもあるのだ。
まとめ 和食は高栄養で痩せやすい
栄養の濃いものを食べることで代謝が向上する。味が濃ゆいものではない。栄養が濃ゆいものだ。間違えないようにしよう。
高N/Cレートダイエットは、満腹感を維持し易いことを目的とした画期的な方法になる。健康を第一に考える痩せ方ができるのだ。「高N/Cレート」食品を効率的に食べることで身体に溜まる不要な脂肪が燃えてくれる。