「トランス脂肪酸が多く含まれる食品は身体に悪い!」
このようによく聞くけれど…。
実際はどのようなもので、その危険性があるといわれている理由にはなにがあるのでしょうか?
トランス脂肪酸ってきいたことがあるパラ。体によくないみたいパラ
トランス?なんだかトランスフォームで変身しそうな名前じゃない♪わたし名前だけで気に入っちゃった☆
トランス脂肪酸とは
トランス脂肪酸は人工的に生成される水素添加した食物油を採取し、脂肪の分子中の炭素と水素の結びつきに変化が生じて、異常をきたした脂肪酸を指しています。
異常をきたした脂肪酸は、人工的に作った異常な脂肪酸です。
海外では最近、「健康」の言葉が意識されるようになってきたのですが、その海外でもこれまでに「狂った油」や「食べるプラスチック」と呼ばれるほど健康を害するものとして意識されてきました。
トランス脂肪酸の過剰摂取は、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールを増やし、上昇作用などによる心臓疾患のリスクが増える危険があります。また動脈硬化や特定の癌リスクの上昇に加え、アトピーの発症につながるなど多くの悪影響を及ぼす恐れがあるといわれています。
それだけではありません。
肥満を発症させやすくアレルギー疾患も増加させ、妊婦に至っては流産や死産のリスクも高まります。
トランス脂肪酸の危険な効果と身体に悪い症状
- 悪玉コレステロールの増加
- 心臓疾患のリスク
- 動脈硬化
- 癌
- アトピー
- 肥満
- アレルギー
トランス脂肪酸の中でもマーガリンに注意が必要
トランス脂肪酸の生じた植物油を原料にし、水素添加して造るマーガリンには、より害が増加されるといわれています。
トランス脂肪酸は身体の細胞の細胞膜の中に入り込み、体内でビタミンなどの栄養物質を食い荒らす恐れがあるのです。
世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)は、トランス脂肪酸の摂取量を「1日に摂る総カロリーの1%未満に抑える」ように勧めています。
このように海外では、トランス脂肪酸の危険性を認識しているのをよくみかけるのですが、その反面、健康を重視する日本ではここ最近まであまり浸透していませんでした。
っというのも、日本人は「健康にいい」・「ヘルシー」・「無農薬」などに関心を持つ傾向はあるのですが、健康に悪い言葉はなかなか広まりづらい国民性があるため。日本人は耳が痛くなることをあまり聞かない傾向があります。健康になれる言葉のほうが好きだから。
しかしグローバル化が進んでいる現代では外国の情報が毎日のように入るため、少しづつトランス脂肪酸の知名度と危険性が認知されるようになりました。
逆転の発想で健康にダイエットができる
身体に悪い食べ物を知ることは、逆に身体によい食べ物を知ることに繋がります。
トランス脂肪酸を過剰に摂取してしまう恐れがあるといわれている食品は次にあげられます。
トランス脂肪酸が多く含まれる気を付けたい食品
- マヨネーズ
- アイスクリーム
- ケーキ
- ファーストフード(ポテト等)
- クッキー
- レトルト食品
など
※(~%)トランス脂肪酸平均割合
「なんてこと…。美味しい食材ばかり…」
美味しいものには裏があることがわかりますが、面白いことにダイエット的に見ても太りやすい食材が並びます。ダイエット中は特に気を付けたい食品です。
まとめ 可能な限り摂取量を減らす
マーガリンやマヨネーズはよく聞くものの、ケーキやクッキーなどにも実は含まれているトランス脂肪酸。
その材料は「ショートニング」。
アレルギーの問題もあるため、例えばマーガリン(13.5%)をバター(4.1%)に変えるなど、トランス脂肪酸をできるだけ摂取しないように心がけると良いでしょう。
美味しい食べ物には危険が潜んでいます。完全に食べないのは不可能に近いため、量を減らすようにしてダイエットや健康を目指すと良いですね。