ダイエットの発祥の地として言われるアメリカでは日々、様々なダイエット方法が生み出されている。今宵もまた1つこの地で誕生したダイエット方法がある。
アメリカ国立衛生研究所が推奨している食事療法「DASH(ダッシュ)ダイエット方法」と呼ばれるもの。
ダッシュである。
なんだか速やそうなダイエットをイメージしてしまうのだが、いったいどのようなやり方になるのだろうか?
ダッシュダイエット?なんだか忙しそうじゃない☆彡
ダッシュダイエット方法とは「DASH」
「DASH」ダイエット。
ダッシュをして走りながらダイエットをする方法をまず最初にイメージしてしまう。普通に走るわけではない。ダッシュをする。
「ダッシュ」は身体の奥底に眠るパワーを引き上げ、瞬発力を最大限に高めて一気に放出するのだが、身体に大きな負担をかけることになる。その消費エネルギーで痩せる方法なのだろうか?
いや、他にも「DASH」と聞くと思い当たる言葉がある。
「ザ!鉄腕!DASH!!」。
この企画の中でひと際人気があるのが「DASH村」である。一度は見た人も多いはず。っとなると、DASH村の「村開発」のためにTOKIOメンバーと一緒にダイエットをしていく方法なのだろうか?
それはそれである意味、至福のひと時を過ごせる。
だが、現実はそう甘くはない。むしろ辛みしかない。では、どのようなダイエット方法になるのだろうか?
リバウンドしない効果
DASHダイエットの「DASH」は高血圧を予防するための食事法として作られた。
もともと高血圧に苦しむ人たちを救うために考え出された食事法になる。これをダイエットに活かすことで、健康的にリバウンドなく痩せられるとして注目をされている。無理な食事はその反作用からリバウンドをしやすくなる。
食べたいのに食べられないストレスを感じてしまうとダイエットが終わったとき、あるいは途中で諦めてしまったときにその反動で爆食いをしてしまいやすい。
理想的な食事にすることで食のストレスを低減させる。
ダッシュダイエットでは高血圧・ダイエットの効果だけではない。癌・心臓病・糖尿病などのリスクも減らせることができる。つまり、健康的に痩せるダイエットには欠かせない食べ方ともいえる。
- 高血圧予防
- 肥満抑制
- がん予防
- 心臓病予防
- 糖尿病予防
DASH(ダッシュ)ダイエットの食事法
気になるのはダッシュダイエット方法のやり方である。
1日に消費するカロリーは「年齢と体活動レベル」によって変動する。1日の摂取カロリーによって食事メニューが異なるためそこには注意が必要。
1日の必要摂取カロリー(女性)
- 年齢(歳)
… 座りがち
… 適度
… 活動的 - 19~30歳
… 2000
… 2000~2200
… 2400 - 31~50歳
… 1800
… 2000
… 2200 - 50~歳
… 1600
… 1800
… 2000~2200
1日の必要摂取カロリー(男性)
- 年齢(歳)
… 座りがち
… 適度
… 活動的 - 19~30歳
… 2400
… 2600~2800
… 3000 - 31~50歳
… 2200
… 2400~2600
… 2800~3000 - 51~歳
… 2000
… 2200~2400
… 2400~2800
参考: 「DASH Eating Plan」
当然ではあるのだが、若いほうが必要とするエネルギー量が多く消費するエネルギー量も大きい。そしてダッシュダイエット方法にはルールがある。
果物や野菜をたっぷり食べること、低脂肪の乳製品・全粒穀物・ナッツ類・マメ類・シード類を摂取すること。
食塩に含まれるナトリウムの摂取を出来るだけ減らすのだがポイント。そしてカルシウム・カリウム・マグネシウム・食物繊維を豊富に摂取することを目的にしている。
ダッシュダイエットのルール
- シリアル、全粒粉パン、玄米、大麦、キヌアを摂取
- すべての食事でフルーツを摂取
- 豆類をたんぱく質・食物繊維として摂取
- 赤身肉、皮なしチキン、魚介類、お豆腐を摂取
- 低脂肪や非脂肪の乳製品を選ぶ
- ジュースは果汁100%のジュースを選ぶ
- 缶詰の野菜ソース、スープを選ぶ
- アルコールは赤ワイン1杯まで
まとめ 健康的に痩せるダイエット方法
ダッシュダイエット方法には厳密なルールが存在する。
しかも多い。
その数の多さに最初から「無理」だと決めつけて挑戦しない人もいるかもしれない。
気持ちはものすごくわかる。
慣れるまではどこかにメモしておかないとルールから外れたものを摂取してしまう恐れは高い。むしろその可能性しかない。
ダイエットでは身体に負担がかかることをおこなう。精神的にも追いつめられると辞めてしまうことにつながりかねない。最初からダッシュダイエットのルールにすべて合わせる必要はない。もちろん合わせることができるならそのほうが効果が早くでるのだが、無理をすることはない。
ルールの内のできそうなものを3~5個ピックアップして、それに慣れてきたら数を増やしていけばよい。