ひよこはかわいい。
ピヨピヨ鳴くその姿に癒される人は多い。
そのひよこになる前の「卵」には非常に高い栄養素が含まれている。
卵からひよこになる。
ヒヨコが成長するために必要な栄養成分を全て持ち合わせている「完全栄養食」でもある。
卵を割ると「黄身」と「白身」にわけることができるのだが、栄養価が高いのはどっちになるのだろうか?またカロリー面からダイエットに効果があるのは「黄身」と「白身」のどちらなのだろうか?
黄身と白身でダイエットに効果的なのはどっち?
たまごは非常に高い栄養素を持つ。スーパーに行くと必ず買う食材ではないだろうか?高い栄養だけではない。その使い道も豊富。
人間の身体に必要な栄養素を多く含んでいる優れた食品になる卵なのだが、人の体内では作ることができない必須アミノ酸を9種類も含んでいる。
必須アミノ酸はダイエットでも重要な栄養成分になる。バランスよく摂取をして運動をすることで基礎代謝が向上する。その結果、脂肪燃焼をしやすい身体にすることができる。
そして卵でひときわ目立つ栄養素が「たんぱく質」になる。
ダイエット中は何かと食事制限をしてしまいたんぱく質が不足しがちになるのだが、卵があれば手軽に摂取できるメリットがある。
たまごのカロリーはどのくらい?
ダイエットで重要な指数がカロリー。
カロリーが多ければ太りやすい。ダイエッターにとってカロリーが多ければ死活問題になるのだ。たまごにはどのくらいのカロリーが含まれているのだろうか?
卵のカロリーは、80〜120kcal。
基本的にはこのくらいになる。注意するべきは卵が料理で大活躍をするところ。スクランブルエッグ・目玉焼き・卵かけご飯など、料理の種類によっては総カロリーが劇的に増幅してしまう。
「卵のカロリー + α」で考えなければならない。卵は身体によいから食べれば痩せるというわけではない。
- 白身(38g) …18kcal
- 黄身(17g) …66kcal
- ゆで卵 …80kcal
- スクランブルエッグ …120kcal
※味付けにより更に高くなる。
おわかりいただけただろうか。
白身よりも黄身のほうがカロリーが多い。しかし「g数」を考慮する必要がある。
尚、コレステロールを高くすると思われている卵なのだが、実際はコレステロールを除去する成分が多く含まれていることがわかっている。また卵の黄身は「コリン」を多く含んでいる。大豆の約3倍もある。
コリンとは
「コリン」である。なんとかわいらしい名前なのだろうか。コリンとはどのような成分なのだろうか?
ひょっとすると、かつて教育番組で「地球SOS それいけコロリン」を思い出した人もいるかもしれない。地球環境を守るためにたたかっていた。人間によって汚された地球、そんな環境を救うために子供たちへ街をきれいにする大切さを伝えるアニメ。
しかし名前は似ているのだが「コロリン」ではなく「コリン」である。
コリンは「記憶・学習」に深く関わる神経伝達物質。摂取することで「学習能力の向上・アルツハイマー病・痴呆の予防」などの効果に期待ができる。
また、コリンは「レシチン」と呼ばれるリン脂質にもなることができる。レシチンは細胞膜を作る主成分。
細胞を若く保つ効果や脳の働きを活発化する働きにつながる。さらに血管壁にコレステロールが沈着することを抑制、肝臓に脂肪が蓄積しないように作用する動脈硬化・肝硬変を防ぐ力がある。
コロリンは地球環境をきれいにするのだが、コリンは自分たちの身体の中をきれいにする。
黄身と白身の栄養素の違い
卵を「パカッ」と割ると「黄身」と「白身」にわけることができる。
その違いは色だけではない。上記でも記載したようにカロリーの量にも違いがあるのだが、「栄養」の違いも見られる。
卵には栄養が多く含まれているため、ここではダイエットに最も影響する栄養だけに焦点をあてる。
ダイエットに影響を及ぼす栄養素
- たんぱく質
…卵黄 約15
…卵白 約10 - 脂質
…卵黄 約31
…卵白 約0
タンパク質は筋肉を作る元になる。
脂肪をガンガンと燃やしてくれる。脂質は脂肪がつきやすい。タンパク質は黄身のほうが多く含まれている。白身の脂質は「0」。
「0」。
「0」なのだ。
カルシウムやリンは卵黄に多く含まれているのに対して脂質は白身に含まれない。ダイエット的には白身部分が太りにくくなる。
食べ方は少し固めのゆで卵にする。そして空腹を感じたときに1日2個程度を食べるとよい。固めのゆで卵にすることで腹持ちがよくなる効果がある。
卵自体のカロリーを考えながら食べていく。ゆっくりと食べることで満腹中枢を刺激するため時間をかけて食べるようにしよう。
まとめ ダイエットに向いているのは白身の部分
黄身と白身のどっちにも栄養とダイエットに必要な成分が含まれている。
しかし黄身は白身よりも脂質が多い分、脂肪がつきやすい。また、料理の仕方によっては総カロリーが高くなってしまうため注意が必要。