レジスタントプロテインと呼ばれるものがある。ダイエットをはじめるとなにかと制限をされることが多い。例えば食事制限だ。普段は問題なく食べていたものをある日を境に急に食べることができなくなるのだ。
辛い。
しかしその辛いダイエット生活を乗り越えた先に輝けるモデル体型の「美自分」と対面することができるのだ。辛いダイエット生活を終えていざ体重計に乗る。
なんてことだ。あんなに苦労をしたのに痩せてないのだ。絶望の淵に立たされる。船越英一郎が絶壁で犯人を追い詰める、そのときの犯人の心情なみに絶望だ。船越英一郎からは逃れることができない。
ダイエット方法を間違えたのかもしれない。またはそのダイエット方法が自分の体質に全く合っていなかったのかもしれない。星の数ほどあるダイエット方法の中から自分の体質に合うダイエット方法を探すことが痩せる早道になる。
食事制限をしてもやせないという場合には逆転の発想をしてみてはどうだろうか?「食べて痩せることができるダイエット方法」がある。
なんだか怪しい匂いがプンプンと立ち上るのだが、実は「レジスタントプロテイン」と呼ばれるものが鍵を握っている。
レジスタントプロテインとは
レジスタントプロテインという言葉を聞いたことがあるだろうか?プロテインと聞くと痩せている人がゴリマッチョを目指す。そんなイメージのある食品だ。
レジスタント?
レジスタントプロテインとは消化されにくい性質を持つタンパク質のことを指している。食物繊維の一種だ。コレステロール・脂質などの油分を吸着する作用があり、それを体外へ排出する働きがあるのだ。
素晴らしい。ダイエットで痩せるには最高の作用がレジスタントプロテインには含まれている。しかし単に喜んでいると大失敗をしてしまう。
レジスタントプロテインのみで排出の作用をするわけではないのだ。
身体から排出するには「炭水化物・食物繊維の力が必要」だ。消化器官ではコレステロールを吸収しながら進んでいく。その結果、体脂肪の蓄積を抑える働きをする。
こんな感じである。とても仲が良い。そのままピクニックに行きそうな勢いだ。
レジスタントプロテインの脂肪を排出するダイエット効果と含む食品
では、レジスタントプロテインが含まれる食材はなにがあるのだろうか?次にあげることができる。
酒粕
コレステロール低下作用、肥満抑制作用などの効果が確認されている。
そば
血中の総コレステロール値を減少させることが確認されている。
絹タンパク
蚕の繭糸に含まれるタンパク質「セリシン」はレジスタントプロテインだ。セリシンの摂取により大腸腫瘍ができるのを抑制することができると報告されている。
大豆・豆腐・納豆
大豆食品の中でも凍り豆腐のタンパク質は、元の大豆タンパク質よりもレジスタントプロテインの割合が多いことが判明している。凍り豆腐にタンパク質が多く含まれることでコレステロール調節作用を持つことが報告されている。
まとめ 消化されにくい食べ物「タンパク質プロテイン」
レジスタントプロテインによりコレステロール・脂質をからめとりながら腸内をきれいにしていく。レジスタントプロテインは消化されにくいため脂肪にかわることはない。
身体の中にある不必要なものだけを体外に排出させる力があるのだ。それには食物繊維や炭水化物の力が必要だ。レジスタントプロテインが含まれている食べ物を選ぶことで脂肪を排出することができる。
もちろん食べ過ぎては意味がないのだが、食事制限によるダイエット方法の失敗は栄養不足により腸の蠕動運動が低下をしていることも考えられる。老廃物が身体から抜けないことで代謝も悪くなるのだ。
これは大腸癌にもつながる恐れがあるためレジスタントプロテインで腸をきれいにするとよい。