ダイエットでは、ある程度の食事制限をしていくことで体重を落としていくことになります。しかし、人は制限をすると「苦痛」を感じてしまうため、反作用が起きやすい傾向があります。
つまり食べたくなるということ。
食べたら太ります。
食べないと痩せます。
その狭間でうごめく心を落ち着かせる、なにか良い方法はないのでしょうか?
「リコリス」
リコリスと呼ばれるものがあります。これを利用して気分を紛らわせてみてはどうでしょうか?ダイエットに効果があるといわれているものです。
リコリスはきいたことがあるパラ。彼岸花のことパラ。彼岸花で痩せるパラ?
わたし彼岸花大好き☆あの繊細さが最高じゃない♪虹色の彼岸花って知ってる〜?わたしは知らな〜い☆
砂糖の約50倍の甘さを誇る「リコリス」とは
ダイエット中には、甘い食べ物を極力避ける傾向があります。甘い物はカロリーが高い傾向があるためです。
しかし、制限をされるほど食べたくなるのが心情というもの…。
では、どうしたらよいのでしょうか?
そこで「リコリス」と呼ばれる植物。リコリスをスイーツのかわりにハーブティーにして飲むことで、痩せることができます。
スイーツは甘み成分が多いため脂肪がつきやすいのですが、そこでリコリスを代わりに摂取することで、フルーツを食べる分のカロリーを大幅に削減できるというわけです。
ではリコリスは太らないのでしょうか?
リコリスは別名「甘草(かんぞう)」と言います。地中海や北アジアなどに自生するマメ科の植物です。リコリスに含まれる甘みの主成分「グリチルリチン」があるのですが、「消炎・抗潰瘍・鎮静・緩下」などに作用するといわれいます。また「肝細胞の活性化・再生」を促す働きもあります。
これらの作用から、煮出して甘い水を作ったり、細かくしてハーブティーに入れることで「薬草」として飲まれています。免疫力を上げるため、病気になりにくい効果が得られるとされています。
リコリスの効果と効能
- 免疫力を高める
- 美肌
- ダイエット
- 肝機能のアップ
- 胃腸機能のアップ
- アレルギーの改善
など
リコリスに含まれる「フラボノイド」が、シミ・そばかすの原因になるメラニンの合成を抑制する働きがあるため、シワ・たるみなどの改善に期待できます。また、リコリスに含まれる「グリチルリチン」には、美白作用もあることが判明しています。実は多くのスキンケア商品にもリコリスの成分が含まれています。
そして最大の特徴は、リコリスの甘さは砂糖の約50倍もあるということ。
砂糖の50倍です。
少しの量で甘い欲求を満たすことができます。これは砂糖の量を大幅に減らすことができるため、ダイエットにも有利に働くことに繋がります。
甘いお菓子を食べることを辞めて、激甘いリコリスをハーブティーにして飲むことで満足感を得ることが可能です。つまりリコリスを甘味料として使うことができるというわけです。
食べられないストレスはリバウンドにつながる恐れがあります。
ダイエットでは可能な限りストレスを感じないようにおこなうのが理想。甘いものが食べられないストレスを、リコリスを摂取することで回避できます。
満足感を得られる
リコリスから得られる甘みはハーブティーで飲むと満足感を得ることができます。砂糖の甘みと違い、飲んだ後も甘みが感じられるのが特徴。ただし、入れすぎると独特の苦み・臭みが出るため気を付ける必要があります。
リコリスの粘膜で満腹感
リコリスにはリコリス自身を粘膜により保護する作用があります。これによりハーブティーにとろみがでるため、口当たりや喉越しを良くしながら満腹感が感じやすいです。
人口甘味料の代用
甘味料として利用できます。砂糖の約50倍の甘みを持つため、単純に考えると砂糖50gがリコリス1gで事足りることになります。「50倍のダイエット効果」ですね。
甘草(リコリス)の味がまずい!?
問題はハーブティーの味です。
日本人の舌に合わない声も少なくありません。
「まっず!」
「苦い・・・」
外国では薬として使用されている場所もあるため、「苦み」と「甘み」のハーモニーに耐える必要がありそうです。漢方薬を問題なく飲める人ならいけるかも?
口にいれると甘み成分が広がります。
しかし、量が多すぎると次に襲ってくるのは強い塩味やアンモニアを思わせるような味になります。アンモニア…。口の中にアンモニア臭が充満…
しかし…、
「わたしこの味大丈夫」
「美味しく飲めるよ(^^)/♪」
味の好みが極端に分かれるのがリコリスの特徴。自分の口に合うのか試してみるしかないですね。
リコリスを食べるときの注意点
グリチルリチンの甘味成分は砂糖の50倍もあります。なおかつ低カロリー。砂糖よりも甘く太りにくい特徴があります。
欧米でリコリスは健康的な食品添加物として知名度を高めていますが、注意をすることもあるのが実情です。
リコリスの過剰摂取は危険。
「高血圧・むくみ・頭痛・嘔吐」といった副作用を生じることがあるとされています。漢方にも使用されている飲み物だと理解をしておく必要があります。
特に「うっ血性心不全・冠動脈心疾患・腎疾患・肝疾患・妊娠中または授乳期」の人は多量の服用を避けるほうが安全です。気になる場合には、飲む前にかかりつけの医師に相談をすると安心です。
日本では「グリチルリチンの1日の摂取量を200㎎まで」として容量が定められています。目安にしておくと良いでしょう。
まとめ 砂糖よりも甘いリコリスは癖が強い
低カロリーでありながら砂糖の50倍の甘み成分を持つリコリスは、甘み成分をダイエット中に摂ることができる嬉しい食材です。
しかし摂り過ぎると副作用も大きくなる可能性があります。
適度な摂取に気をつけることが重要なダイエット方法といえそうです。