全世界で1200万部突破のベストセラーを記録した「ナチュラルダイエット」本を知っているだろうか?
ナチュラルは「自然」という意味になる。
アメリカ人のハーヴィ・ダイアモンド氏が自らの経験の中で学んだ「ナチュラル・ハイジーン(自然健康法)」の考え方を元にしたやり方になる。
名前だけ聞くと無理のないダイエット方法をイメージするのだが、どのような方法で痩せていくのだろうか?
ナチュラルダイエット方法とは
ダイエットはカロリーが少ない食材を探しながら、摂取量より消費量を増やしていくことが基本だ。しかしナチュラルダイエットはカロリー計算を無意味なものとして排除している。
カロリーはダイエットをおこなううえで痩せるために大切なものなのだが、「カロリーなんていらなーい!」といっているのだ。どういうことなのだろうか?
人間の身体に備わっている自然治癒力を最大限に生かす。
ナチュラルダイエット方法はこの考え方を基準にしている。人はダメージを受けると自己修復する能力がある。人は肥満になると標準に戻ろうと身体は治療を開始する。
ナチュラルダイエットで大事なことは「3つの食習慣」にある。この3つの食習慣を知ることが大切だ。
生命力のある水を飲むこと
生物の源である「水」。生きるためには水が必要だ。主に硬水と軟水が存在するのだが、水源地により成分も変われば味も変わる。
身体に溜まっている毒素を体外に排出するには生命力のある水を飲むことが重要だ。生命力のある水と聞くと、水に命が宿り勝手に動き出す「不思議水」だと思う人もいるかもしれない。しかしホラー的な意味ではない。
水が与える動物たちへの生命力だ。
しかしナチュラルダイエットで言う「生命力のある水」とはそこら辺にわいている水ではない。ではどこにある水を指しているのだろうか?
植物の水だ。
植物に含まれる水を指している。植物は知っている通り、土・太陽(光)・水により成長することができるのだが、植物の体の中には吸収した水がたまっている。綺麗な水をたっぷり含みながら大きく育った新鮮な植物。
つまり、生の果物・野菜に含まれる水を摂取するとよいと伝えているのだ。
「生命力のある水 = 植物に含まれる水」
重要なことは綺麗な水であること。汚れている水で育てられた果物や野菜ではナチュラルダイエットをすることはできない。
食べ物の組み合わせ方
ナチュラルダイエットでは食べ物に組み合わせ方があるとしている。
タンパク質
食品肉、魚、卵、牛乳などの動物性食品で分解するには酸性の消化液が必要
でんぷん質食品
米、パン、パスタ、ジャガイモなどで分解するにはアルカリ性の消化液が必要
上記の2つに分けて考える。タンパク質食品とでんぷん質食品の食品を一度に食べることで、酸性とアルカリ性の両方の消化液が分泌される。するとどうなるのだろうか?
消化がうまくいかない。
胃の悲鳴が聞こえてきそうだ。「苦しいよ~苦しいよ~・・・。いやマジで無理だから。消化しきれないからまじで。全部消化してたら残業しちゃう勢いだから!ブラック企業ですか!?まじで胃酸ブシャーなっちゃうから!」。
胃に負担をかけることになるため、タンパク質食品とでんぷん質食品は別々に食べた方が効率のよい消化が可能になる。
効率よく栄養を吸収したければ、タンパク質とデンプン質は別々に摂取したほうがよいのだ。
ベストなタイミングで果物を食べる
果物はみんなが好きな食べ物だ。フルーツ女子ならぬフルーツ男子も話題になってる。フルーツは老若男女問わず誰にでも好まれている。
しかし果物は胃の中に長時間とどまることを嫌う性質があるのだ。そのため果物を食べるときは胃の中に何もない状態が望ましいとされている。
食後のデザート…。
なんてことだ。胃の中がガソリン満タン状態のときに果物を食べている人も多いのではないだろうか?むしろ食後のデザートのために本食を食べているようなものだ。
しかしナチュラルダイエット方法ではNGになる。ナチュラルダイエットでは「体のリズムに合った食生活」を実践することが大切だ。
- 摂取のサイクル … 12時から20時
- 吸収のサイクル … 20時から4時
- 排泄のサイクル … 4時から12時
ようするに、12時から20時までの間に食べるとよいわけだ。
その後20時からは身体が摂取した食材の栄養を吸収し始める。そして4時からは余分になったいらない栄養成分の排泄に身体が動く。
まとめ 自然にまかせて痩せる
3つの食生活に加えて上記の自然なサイクルをおこなうことで痩せていくことになる。自然の力を借りた身体に優しいダイエット方法になる。