ダイエットに成功するには腸内細菌の数がポイントになる。
普段から何を食べているだろうか?好きな食べ物は何だろうか?美味しいものは基本的にカロリーが高い傾向にある。
唐揚げなどは太りやすい。
油のお風呂に飛び込む肉である。肉+油のカロリーにより脂肪がつきやすい。食べ過ぎると胃がもたれる人も少なくないのだ。
ダイエットではヘルシーな食べ物が好まれるのだが、好きなものを食べることができない場合にはストレスがかかってしまう。ストレスはリバウンドを引き起こす原因になるためできる限り回避をしなければいけない。
少量の油に対抗するために期待ができるのが、身体の中にいる「バクテリア」の存在だ。バクテリアは「細菌」だ。菌と聞くと何を思い浮かべるだろうか?
菌の代表的なキャラクターといえばバイキンマンである。
しかしバイキンマンは「悪」だ。実は菌には種類がある。「正義の菌」と「悪魔の菌」。正義の菌は腸内にも潜んでいる。痩せるために必要な菌を見ていこう。
腸内で暮らすバクテリアの存在「善玉菌・悪玉菌」
バクテリアには良い効果をもたらすものと悪い効果をもたらすものがいる。「善玉菌・悪玉菌」と呼ばれる名前を聞いたことがないだろうか?
これらも腸内環境に住み着く腸内細菌・バクテリアの1つになる。善玉菌は健康な身体を維持するために必要な細菌だ。「善」である。言葉そのものによい効果を出すオーラが醸し出されている。
反面、悪玉菌は健康を害するリスクを高める菌。「悪」だ。名前のままである。誰がつけたのか、分かりやすくてよい名前だ。
人の腸の中には善玉菌と悪玉菌が住み着いてる。ほとんどの人の身体にいるのだが、その確率はほぼ100%である。自分のお腹に手を当ててみよう。善玉菌と悪玉菌のぬくもりを感じるかもしれない。
本当に感じてしまったのなら、それはそれで皮膚科、あるいは精神科・脳外科の受診をしたほうがよいかもしれない。
では、その細菌はどのくらいの数がいるのだろうか?以前は100種類以上にのぼるといわれていた。しかし医学界の進化は進む。時代と共に細菌の数が増えてきたのだ。見えなかったものが見えてきた。
1000種類程度。
腸内細菌は1000種類に及ぶ。医学の進歩によりこれから先もさらに増えていく可能性がある。彼らは何を食べて生きているのだろうか?
簡単だ。
バクテリアは人が口の中に摂り込んだ栄養分の一部を食べて生きている。
まさに寄生虫ともいうべき存在である。つまり、人が栄養を摂らなければ細菌たちも栄養を摂ることができずにその数を減らす。
善玉菌の特徴と役割
- 糖分や食物繊維で増加
- 悪玉菌などの活動を抑制
- 免疫力の向上
- 腸内環境を整える
- 便秘改善
- ビタミンB群の合成
- 発癌性物質を無害化
など
素晴らしい。善玉菌は非常に重要な役割をしていることがわかる。悪玉菌は逆だ。善玉菌を増やすことが重要である。
ようするに、人の身体の中で暮らしているバクテリアは、胃で消化できなかった食べ物を身体に吸収できる状態に分解する働きも担っている。
それだけではない。
身体に必要なビタミンを合成する働きもあるため美容効果には欠かせない存在だ。人の身体の中にいる腸内細菌の重さは1.5kgになると言われている。
1.5kgの細菌だ。
細菌1つは非常に小さい。そこから考えると、どれほどの数なのか想像しやすいのではないだろうか。
満腹バクテリアを刺激するダイエットで痩せる
腸内で暮らすバクテリアの重要性がわかった。この細菌たちが痩せる効果につながる。っというのも、腸内バクテリアが満腹中枢を刺激することが最近の研究により判明したからだ。
バクテリアが繊維質を消化するのだが、そのときに排出された分子が満腹感を与える物質を出すとしている。
- 腸内バクテリアが食物繊維を消化
- プロピオン酸と呼ばれる脂肪酸が分泌
- 大腸にある「GLP-1」と「PYY」と呼ばれる満腹ホルモンを生成
- 細胞を活性化
- 脳へ満腹感を伝える信号を送る
その結果、満腹感を感じやすくなる。
ダイエットは空腹との戦いだ。必要以上に食べてしまうと余計な脂肪があっという間についてしまう。満腹感を早く感じることで過食・暴食を防ぐことができるのだ。
善玉菌を活性化させることが痩せるための1つのポイントになる。
腸内細菌の数を増やす方法
では、どのようにして腸内細菌を増やすのか?ということ。単に腸内細菌を増やしても意味がない。意味がないどころかマイナスに働く恐れもある。
腸内細菌には善玉菌と悪玉菌がいるためだ。
腸内細菌を増やそうとした結果、悪玉菌が増えると目も当てられないほど残念な気持ちになってしまう。大事なことは善玉菌を増やすことだ。
善玉菌は「菌」である。
そして菌は何かを食べて生きている。つまり、善玉菌が元気いっぱいになるような食べ物を摂取することで、それを栄養分にして増えていくことができる。
では、何を食べたらよいのだろうか?
ヨーグルト・納豆などに含まれる「ビフィズス菌」などを摂るようにするとよい。腸内環境を好循環に傾けることが可能だ。また、善玉菌の餌になる「オリゴ糖」や「食物繊維」も積極的に摂るとよい。
- ヨーグルト
- 納豆
- オリゴ糖
- 食物繊維
まとめ 腸内細菌は善玉菌を増やすことが大切
身体によい効果をもたらすバクテリアなら良い状態へ身体を傾けてくれる。逆に悪いバクテリアが増えてしまうと悪循環に陥る可能性もある。
腸内環境を整理することはダイエットを成功させるために必要なこと。腸内細菌のバランスを正し、腸内環境のバランスを整えることが重要だ。