体調が悪いとき、食欲がないとき、食後のデザートに食べることも多いりんご。りんごはなんといってもその水分量が豊富だ。85%ほどの水分を含んでいる。
水分だけではない。
ビタミン・ポリフェノール・食物繊維なども豊富に含まれている。このりんごがダイエットに効果があるというのだ。そしてりんごを焼くことでさらに痩せる効果を高めることができる。
ダイエッターにとっては嬉しい効果になるのだが、いったいりんごのどこに痩せる秘密が隠されているのだろうか?
りんごダイエット方法の痩せる効果とは
風邪のときにりんごを勧められた経験はないだろうか?39度の発熱に苦しんでいても、なぜかりんごだけは素直に身体へ入ってくれる。
体力が落ちているときにりんごを食べるとよいのは水分量が豊富な理由だけではない。栄養価が高いこともその1つになる。
栄養価が高いわりにカロリーは低い。りんごに含まれる食物繊維・ポリフェノールが肥満を抑制する効果もあるためダイエットにも都合がよい食材だ。
りんごの種類を見極める
普段食べているりんごはどの種類になるだろうか?っというのも、りんごの種類は非常に多い。品種改良が加えられたものが世に出回っているのだが、日本では約1000種類以上の品種が存在するといわれている。
ここまで種類が多いと、いつも同じりんごを食べているつもりが実際は違う品種を食べていたなんてこともあったかもしれない。ここで1000種類も紹介していると時間がかかり過ぎてしまう。書き終わった頃には浦島太郎の玉手箱のように時間が過ぎている可能性もある。
それは読み手・書き手ともに拷問である。
代表的なりんごの種類のみの特徴を見ていこう。
- ふじ … 赤色で最も一般的で人気のあるりんごだ。果汁が豊富でシャキッとした歯ごたえでお馴染み。
- つがる … 薄ピンク色になり強い甘味が特徴
- 青りんご … 薄い緑色をしている。夏に多く出回るりんごだ。未熟でも甘味が強いため美味しく食べることができる
- グラニースミス … 黄緑色になる。1868年に偶発実生で開発されたりんごなのだが、さくさくした食感でジューシーであり酸っぱいのが特徴だ。また火を通すと甘味が増すためアップルパイなどで多く使用されている
1000以上の種類があるりんごなのに「たった4つかい!」とツッコミたくなったかもしれない。しかし人生なんてそんなものである。深く考えなくてよいのだ。
ダイエットに適したりんごの種類はどれ?
問題はどのりんごがダイエットに効果的なのかということだ。ダイエットに適したりんごが存在する。
実はワシントン大学が研究をおこなった。りんごとダイエット効果の関係について気になったのだろう。調査をしたのだ。気になるのはその結果だ。いったいどの種類のりんごに痩せる効果があったのだろうか?
「グラニースミス」のりんごは痩せる。
ワシントン大学が出した答えは、グラニースミスの品種が最もダイエットに高い成果を出したと結論付けた。
りんご「グラニースミス」に痩せる効果がある
では、なぜグラニースミスに痩せる効果があるのだろうか?
研究では、7つの品種のりんご「グラニースミス・ブレイバーン・フジ・ガラ・ゴールデンデリシャス・マッキントッシュ・レッドデリシャス」を用いた。これらのりんごが腸内でどのようにして善玉菌に影響するのかを調査したのだ。
善玉菌はダイエットにとって非常に重要な役割を果たしている。腸の中には善玉菌と悪玉菌がいるのだが、絶妙なバランスを保つことが大切だ。悪玉菌の数が増えてしまうと代謝が悪化をしてしまう。
すると腸の動きが悪くなるため便秘を引き起こしやすくなる。当然、太りやすい体質に変わるのだ。
善玉菌の数が増えると腸がよく動くことになる。腸が動くことを蠕動運動と呼ぶのだが、宿便を奥へ奥へ活発に送ることができるようになる。その結果、便秘改善・解消につながり痩せ体質にすることができる。代謝が活発になるため免疫力も高めることが可能だ。
ダイエットでは善玉菌の数を増やすことも重要になる。
大学がおこなった研究の結果、グラニースミスは他の品種よりも「食物繊維・ポリフェノール」の値が高いことが判明した。
それだけではない。炭水化物の値が低いこともわかったのだ。噛み砕いて胃酸と消化酵素にさらされた後でも、結腸に達したときには無傷の状態であった。
おわかりいただけただろうか?
つまり腸内で細菌たちによって発酵されることで善玉微生物の生育を助ける働きを持つ物質に変わる。その結果、腸内の細菌バランスが改善され痩せているときの状態に傾けることができる。
それにはグラニースミスの品種が最も効率がよかったということ。
りんごダイエットは1日の食事で2回をりんごに置き換えるダイエット方法になる。朝と夜にりんご、昼は通常の食事という感じだ。栄養バランスに気を付けよう。
効果的に痩せる焼きりんごダイエット方法とは
りんごの成分には痩せる効果があることがわかった。りんごの栄養素が腸内をきれいにしてくれる。
しかしりんごダイエット方法をさらに効果的にする方法がある。その方法を使用することで9倍の痩せ効果に増幅させることが可能だ。その方法のやり方は簡単だ。
焼くこと。
りんごを焼くダイエット方法だ。りんごを焼くことで9倍のダイエット効果を得ることが可能になる。
りんごを焼くと9倍の痩せる効果がアップ!
では、なぜりんごを焼くことで9倍の痩せる効果につなげることができるのだろうか?
ダイエット効果が高くなる理由はりんごに含まれる「ペクチン」と呼ばれる成分にある。ペクチンはコレステロールの体外排出を促進する力があるのだ。
悪玉コレステロールは肥満を引き起こす天敵である。悪玉コレステロールが身体から出ていくため、整腸作用が高まる。その結果、便秘解消に効果的に作用する。
りんごをそのまま食べても痩せる効果はあるのだが、焼いて加熱することでペクチンの量が6倍~9倍に増える特徴がある。
ダイエットをするためにりんごを食べるなら焼いたほうが都合がよい。そのまま食べるよりは少し手間がかかってしまうのだが、痩せるためだと思い頑張ってみよう。9倍の痩せ効果に「ニンマリ」できる。
焼きりんごの作り方レシピ
りんごの皮にはペクチンになる前の「プロトペクチン」と呼ばれる成分が含まれている。このプロトペクチンは面白い性質をもっている。
りんごの皮に100℃以上の熱を加えると、プロトペクチンはペクチンに変化する。実に面白い。要するに、焼きりんごのダイエット効果をフルで味わいたい場合には「100℃以上の熱」が重要になる。
- りんごを食べやすい大きさに切り、種を取り除く
- 皮はむかずに100℃以上で5分間加熱する
焼きりんごは簡単に作ることができる。これだけのレシピで、そのまま食べるりんごよりもダイエット効果が高くなる。試してみる価値ありである。
まとめ グラニースミスを加熱してダイエット効果を高める
グラニースミスを食べると、他のりんごよりも高いダイエット効果につなげることができる。ただし、りんごには痩せる成分があるためいろんな種類を試してみるとよい。
今回はりんごに的を絞ったのだが、りんご以外にもバナナを加熱することでダイエット効果を高めることが可能だ。
ポイントはバナナの皮をそのまま加熱するということ。オリゴ糖がビフィズス菌の餌になり、腸内環境を整えてくれる。その結果、便秘改善に期待ができる。りんごダイエット方法に失敗してしまった場合にはバナナダイエット方法にチャレンジしてみるのもよい。