沖縄の海は素晴らしい。広大な大海原の下には美しいサンゴ礁の世界が広がっている。そんな沖縄には「シークワーサー」と呼ばれる果物が存在する。シークワーサーは収穫時期を８月～９月に迎える沖縄を代表する柑橘類だ。
そのシークワーサーで痩せることができると言う。ダイエットをすることができると言うのだ。
「果物で痩せることができる」
ダイエッターは見逃せない食べ物である。
では、シークワーサーにはどのようなダイエット成分が含まれているのだろうか？
シークワーサーとは？どんな果物？
ダイエットの効果・効能を知るためには、まずはシークワーサーがどのような果物なのかを知っておく必要がある。
「シークワーサー」、如何にも沖縄らしい名前だ。
A
「シークワーサーっておいしいよね♪」
B
「わたし大好きだよ。沖縄って感じでいいよね！」
A
「はっ！シークワーサー…、シーク…、ワーサー…」
B
「ハッ!」
A・B
「おおおお!!」
どうやら女子会を開いていたそこの女子も気づいたようだ。シークワーサーの最初と最後の文字を取ると「シーサー」。沖縄全快の食べ物なのだ。
シークヮーサーは、学名で「Citrus depressa」と読む。ミカン科の常緑低木の柑橘類である。そう、見た目はミカンだ。
日本には標準語を話す東京人が嫉妬するような可愛い方言が存在する。
京都は「どすえ～」
大阪は「なんでやねん！」
福岡は「好きやったと？」
北海道は「なまら！」
鹿児島は「わっせ！」
沖縄も例外ではない。
沖縄の方言で「シー」を意味する言葉、それは「酸」・「酢」だ。では「クヮーサー」の意味は何か？その答えは「食わせるもの」・「加える」を指している。
「シークヮーサー」という名称を繋げてみよう。
「酸（酢）を食わせるもの」
酢を食わせる…。
拷問か！
酢を原液のまま飲むと喉が「カー！グアー！キィイイー！」と痛む。酢は身体に良いのだが、薄めて飲むようにしよう。胃が泣いてしまう。
しかしそんなことはどうでもよいのだ。
シークワーサーの分布は、沖縄及び台湾に自生している。高さは5メートルほどに伸びるため結構な高さに成長し、直径3cmの白い花が咲く。花期は4月だ。そして通常は皮が緑色の時期に青切りで収穫する流れになる。中に入っている果実が小さくて丸く皮が薄いため、小さな黄色の温州ミカンに似ており、その重さは約25~60 グラム。
沖縄県ではレモンの代わりに果汁を飲み物・料理・醤油に加えるなどして使用されることが多い。
シークワーサーのノビレチンに含むダイエットの効果・効能とは
肝心のダイエット効果を見ていこう。
シークヮーサーには、フラボノイドの一種「ノビレチン」と呼ばれる成分が豊富に含まれている。この成分は癌を抑制する効果が期待され、健康食品としても話題を集めている。
そのノビレチンの効能として代表的にあげられる効果が「血糖値を抑える働き」である。
血糖値はダイエッターにとって非常に厄介な存在だ。血糖値が急激に上昇すると、その急激な上昇を抑えるために身体はインスリンを大量に分泌させる。その余ったものが脂肪に変わってしまうのだ。
これはマズイ。
そこで「ノビレチン」の有難い効果が有効に作用する。血糖値の上昇を抑えるために脂肪がつきにくくなることが期待できるためだ。
では、シークワーサーのノビレチンの含有量はどのくらい含まれているのだろうか？
- カボスの約3倍
- 温州みかんの11倍以上
素晴らしい。
食べ方も重要だ。シークワーサーの果皮と果汁に含まれているため皮ごと食べることで効果を高めることができる。皮ごと食べるため、無農薬を選ぶようにしよう。
シークワーサーは血糖値を抑える効果の他に、疲労回復・美容に効果のあるビタミンCを多く含んでいる。美肌になりながら痩せることは重要だ。ただ単に痩せるだけではもったいない。どうせダイエットをするなら綺麗に痩せたいのが人というものだ。
他にも、「ビタミンB1・カロチン・各種ミネラル」なども豊富に含まれている。
皮膚の老化が原因で起こる「細胞外基質分解酵素」と呼ばれる、酵素の生産を抑える作用により、シワを予防する効果に期待ができる。それだけではない。皮脂の生成を抑え、炎症を抑える作用もあるため、ニキビを予防する効果にも期待がされているのだ。
まとめ ノビレチが血糖値を抑制する
シークワーサーの果実を摂取するときには果皮の部分まで食べるようにすると良い。ミキサーを使いジュースにすると飲みやすくなる。
ただ、ノビレチンが濃厚に含まれているほど苦味が出てします。人によっては耐え難いほど飲みにくくなるため、無理はしないように飲み方に工夫が必要だ。どうしても飲めない場合には、サプリメントを使用してもよい。
