レモンを普段から食べているだろうか?
レモンといえば揚げ物に添えられているイメージがあるのだが、実は揚げ物と一緒にレモンを食べることで脂肪の蓄積を抑える効果がある。
レモンを飾り付けだけの存在にしている人はもったいないことをしている。痩せるためにもレモンの酸っぱいエキスを油ギッシュの揚げ物にふりかけてあげるとよい。
そんなダイエット効果のあるレモンなのだが「レモン水」で飲むダイエット方法が存在する。レモンをそのまま食べる場合には、あまりの酸っぱさにより口が「しょぼぼ~ん」となる。しかしレモン+水にすることで摂取しやすくなるのだ。
では、具体的にレモン水ダイエット方法にはどのような痩せる効果があるのだろうか?
レモン水ダイエット方法の効果とは「効能」
レモンを手に取る。そしてその手を鼻に近づけよう。深く深呼吸をしながらレモンの香りを吸い込む。
癒しだ。
レモンの香りにはリラックス効果がある。激おこぷんぷん丸で気分が情緒不安定なときにはポケットに忍ばせてあるレモンをすぐに取り出そう。そして「クンクン」と物陰に隠れながら香りをかぐ。
「激おこぷんぷん丸」から「ぷん丸」程度に気分が落ち着くはずだ。リラックスができる状態はダイエットでも重要な要素になる。
エリオシトリンできれいに痩せる
レモンには「エリオシトリン」と呼ばれる成分が含まれている。ポリフェノールの一種になるのだが、ポリフェノールは抗酸化作用が強いため美容効果を得ることができる。人の身体は酸化をしていく。つまり錆びてしまうのだ。
鉄を海に沈めたとする。はじめはピカピカの鉄だ。しかし塩分などの外的影響により年々に渡り錆びて浸食されていく。
これが身体の中でも起きている。
きれいな身体を維持するには酸化を防ぐ、あるいは酸化の進行を遅らせる抗酸化作用で対抗する必要があるのだ。美肌には欠かせない栄養素がレモンには含まれている。
それだけではない。
エリオシトロンには中性脂肪を減らす働きがある。おわかりいただけただろうか?レモンを摂取することできれいになりながら痩せることができるのだ。「目から鱗」・「一石二鳥」とはまさにこのことである。
だがちょっと待ってほしい。
レモンの仲間は多い。その代表的な1つが「みかん」だ。みかんを食べることで同じ作用はないのだろうか?レモンは酸っぱいのだがみかんは甘い。同じ作用があるのならミカンを食べるほうが断然よい。
エリオシトロンはみかんに含まれていない。
閉店ガラガラである。蛍の光が店内に鳴り響く。残念ながらみかんを食べることでレモンと同様の効果を得ることはできない。エリオシトロンが含まれるのは「レモン・ライム」だけなのだ。
ペクチン効果で血糖値を安定させる
食べ物を身体の中にいれると血糖値があがる。その栄養素の種類によっては血糖値が急激に上昇をしてしまう場合もある。例えば糖質・炭水化物だ。
血糖値が上昇をするとインスリンが分泌される。インスリンは血糖値を下げて安定させるために分泌をされるのだが、血糖値が急激に上昇をするとインスリンもつられて大量に分泌される。
インスリンの働きには余った糖分を脂肪として細胞に溜め込む性質がある。
これが厄介なのだ。血糖値を急激にあげることは脂肪がついてしまう原因になる。では、どうしたらよいのだろうか?答えは簡単だ。血糖値を急上昇させないためにゆっくりとよく噛んで食べるとよい。
それに加えてレモンの効果である。
レモンに含まれるペクチンには血糖値の上昇を抑える働きがあるのだ。インスリンの大量分泌を抑えるダイエットには効果的に作用する。
血糖値の上昇が緩やかな状態はインスリンが大量に分泌されることもないため脂肪を溜め込みにくい身体にすることができる。揚げ物に添えられているレモンの意味はこれになる。
レモンに含まれているものは「水溶性食物繊維のペクチン」。
ペクチン繊維は難消化性になる。人間の酵素では消化分解をすることができない食べ物を、ペクチンの食物繊維により水分を吸収しながら膨らむ性質がある。ようするに食べたものを包み込む。
そして粘性が高まることで胃の中に滞留する時間を伸ばすため、満腹感を持続してくれる嬉しい効果を受けることができる。ダイエットでは空腹との闘いになることが多いため喜ばしい作用である。
クエン酸で代謝をあげる
レモンに含まれるクエン酸は筋肉に溜まった乳酸を分解する効果がある。これは疲労回復に期待ができる成分だ。
クエン酸には肝臓で脂肪の代謝を促進したり老廃物の排出を促進する効果もある。身体の中をきれいしながら老廃物が溜まりづらい体質になるため代謝がアップ。痩せる体質にかわることができる。
それだけではない。
ドロドロの血液もサラサラにする効果がある。健康面にも嬉しい。血液の流れが悪いとあらゆる病気につながる。それは脳梗塞・心筋梗塞など命に直結する危険な病気の可能性もある。血の流れは非常に重要だ。
そして、レモンに含まれる「ヘスぺリジン」と呼ばれる成分には毛細血管を強くする働きがある。血管がたくましいゴリマッチョになったことで血流がアップする。血液の流れが身体の隅々にまでとどくようになる。
身体の末端部分は冷えやすい。そこに血液がしっかりと流れることで温かくなる。血液は体温も運ぶ大切な役割がある。冷え性の改善につなげることができる。
冷え性はダイエットの天敵だ。
身体が冷えると内蔵機能や筋肉が思うように機能しなくなる。すると活動低下から代謝を下げてしまうのだ。その結果、熱を発生することが難しくなり消費量が落ちる。脂肪が燃焼されないため太りやすい体質になってしまう。
ダイエットにおいても血液の流れをスムーズにして体温を末端まで届かせて冷え性を改善することはとても重要なことになる。
レモンの酸っぱい成分である「クエン酸」の継続的な摂取により、糖からエネルギーを作り出すクエン酸サイクル(TCA回路)を活発化。効率的にエネルギーに変換することが可能だ。
- 美肌
- 体内時計の正常化
- 殺菌・抗菌作用
- 口臭予防
- 免疫力の向上
- 消化促進
- 満腹中枢を刺激し過食防止
- 疲労回復
- リラックス効果
- ストレス解消
レモン水ダイエット方法の作り方レシピ
レモンには痩せる秘密がたくさん詰まってることがわかった。そのレモンを摂取しやすくするには「水」を利用するとよい。
では、レモン水をどのようにして作るとよいのだろうか?実は作り方は簡単だ。簡単過ぎて思わずフラメンコでも踊りたくなるかもしれない。
- 半個分のレモンを用意
- コップ1杯のミネラルウォーターを用意
- レモンをコップに絞りいれる
たったこれだけである。レモンをコップに絞っていれるだけ。
ポイント!
ただしポイントがある。レモン水を作るときはミネラルウォーターまたは白湯で作るようにすること。
冬の水道水は冷たい。
そのため身体を冷やしてしまう恐れがあるのだ。これではダイエットに不利な影響を働く。レモン白湯で飲むと効果的だ。また、ミネラルウォーターで飲む場合にも常温に戻してから飲むとよい。
尚、水道水の場合はレモンに含まれるビタミンCが塩素により失ってしまう。ビタミンCは美肌を招く嬉しい栄養素である。水道水ではもったいない事態になるため可能な限り避けよう。
レモン水ダイエット方法の注意点
痩せる効果のあるレモンなのだが気を付ける点が存在する。
それは酸性のレモンだということだ。レモン水は歯を溶かしたり胃に負担をかけやすいため飲み過ぎは注意が必要だ。
レモンの濃度が高ければ高いほど警戒が必要になる。飲んだからといってすぐに歯が溶けるわけではないのだが、塵も積もれば山となるだ。レモン水を飲んだあとに水道水でうがいをするとよい。口の中が中性に戻る。
また、レモンには紫外線を吸収する作用がある。
紫外線の吸収によりシミ・そばかすができる原因「ソラレン」と呼ばれる成分がレモンには含まれている。
ダイエットをしてきれいになりたいのはスタイルだけではない。顔も美肌になりたい。そうなるとシミ・そばかすはご遠慮頂きたい存在だ。
日焼けが気になる場合は夕食または寝る前に飲むとよい。
しかし、逆に日焼けを気にしない場合、リモネンには体内時計をリセットする効果があるため、寝起きにレモン水を飲むと目覚めをよくしてくれる効果がある。
朝にしっかりと体内時計をリセットすることで夜に質のよい睡眠を取ることができる。夜の寝つきが悪い人は朝に飲むとよいかもしれない。
まとめ レモン水はレモンの栄養素で痩せる
レモンには痩せる効果が含まれている食べ物になる。うまく摂取をすることでダイエットに生かすことができる。
作り方も簡単だ。ダイエットは継続をしておこなうため、負担にならない作り方はダイエットを諦めずに続けやすい。