花火は、ヒューっと音が鳴る打ち上げ花火と音がならない打ち上げ花火があります。
花火という夏の美しい音。
音が鳴る花火と鳴らない花火、いったいこの差はどこにあるのでしょうか?
た~ま~や~パラ!花火綺麗パラ。ヒュ~って音が鳴るパラ。花火が開いてから音が聞こえるのがおもしろいパラ。
花火の音が鳴るのと鳴らない違い
花火は夏の風物詩。
花火にはヒュ~と音が鳴るものと鳴らないものがあります。この違いはどこにあるのでしょうか?音が鳴らない花火は、なぜ鳴らないのでしょうか?意図的にならさないのでしょうか?それとも、花火を打ち上げた時の風切り音が関係している?
実は、音がなる打ち上げ花火は音が鳴る部品を付けています!通称「笛」と呼ばれるこの部品を花火玉に付けることで音が鳴る仕組みです。
花火の笛が鳴る理由とは
どのようにして音が鳴っているの?
実は、この笛の中に何種類かの配合された火薬(薬品)が入っています。この火薬が燃焼する時に、「ヒュ~」という音を立てながら燃焼していくのです。
ちなみに、細い笛を作ると高い音がなり、太い笛を作ると低い音にすることができます。意図的に音質を変えることが可能です。
ヒュ~と音を付ける理由とは
花火の音と言えば、「ヒュ~」。そもそもなぜ「ヒュ~」という音をつけたのでしょうか?
全部の花火に音の鳴る笛は付いていません。全体の中の2~3割り程度になります。つまり、7割は笛が付いていないということになります。
その理由は、クライマックスや注目してもらいたいときに笛を付けるためです。
例えば、屋台でリンゴ飴を買うために並んでるときに、「ヒュ~」と鳴らないと、いきなり「ドン!」の花火音が聞こえます。振り返ると花火が消えているので見逃してしまいます。
それは困る!
笛が鳴るおかげで見逃す機会を下げることができるのです。
また、「ヒュ~」と鳴った後に花火が開くまで1秒程度の「間」ができます。この短い間に、これからどんな花火が咲かせるのか、観客に期待を持たせる意味合いもあります。
まとめ ヒュ~と聞こえたら空を見る
花火師が見て欲しい花火につけている「笛」。音と花火に注目しながら楽しみましょう。
ヒュ~の音はグッドアイデアですね。この音で花火を見逃さなくてすみ、夜空の花をしっかりと見ることができます。
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