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ナチスから美術品を奪還した特殊部隊「モニュメンツ・メン」とは

2019年1月17日

ゴッホ、モナリザ、フェルメール…、ヒトラーに略奪された美術品を命がけで奪い返す第二次大戦中に実在した特殊部隊モニュメンツ・メンと呼ばれる人たちがいます。名画を守った芸術戦士の知られざる戦いがそこにはありました。

それは、モニュメンツ・メンのこと。ヒトラーから美術品を取り戻した英雄として今でも伝えられています。

もやパンダ
ヒトラーが略奪した美術品を奪還した男たちの驚くべき実話があるらしいパラ。

ヒトラーに美術品が奪われる

ヒトラー率いるナチス・ドイツは、1938年にオーストリア、1939年にポーランドに侵攻し、後にパリを陥落。

そんな中でヒトラーもかつて画家を目指していたこともあり、欲望と野望から各地の美術品を収集し、美術館を作ることを夢見ていました。

ヒトラーは特務機関に命じ、ユダヤ人から美術品を没収。

各地で略奪行為を働き押収した品を持ち去り、ゴッホ、モナリザ、フェルメールなど有名画家の作品も例外なく略奪されたのです。

米国が動く ヒトラーに奪われた美術品を略奪せよ!

米国で美術館に勤務していた専門家ジョージ・スタウトが、戦火から美術品を守ることを提唱したことからアメリカが動きました。

連合国軍の中にMonuments, Fine Arts, and Archivessection(MFAA)が発足。通称、モニュメンツ・メン。

MFAAのメンバーは複数の国の専門家で構成され、芸術品・文化財の保護を目的としています。

モニュメンツ・メンは、第二次大戦下の1943年から戦後51年まで連合軍の「記念建造物(モニュメンツ)・美術品(ファイン・アーツ)・公文書(アーカイヴズ)」部隊所属の兵士たちで、彼らの当初の任務は教会や歴史的な建造物に対する戦闘被害を少なくすること。

しかし、ドイツ軍の戦線が破られるにつれ、略奪した美術品・文化財を探し出し、救出することに移っていきます。

ヒトラーの転機が遂にやってきた

1945年、戦局が悪化したヒトラーは、ドイツ国内のインフラ・資源・産業施設などを敵に渡さないために「すべて破壊せよ」という通称「ネロ指令」と呼ばれる命令を発令。

「敵に宝を渡してしまうくらいなら燃やしてしまえ」という意味です。

収集した美術品も当然対象に含まれていました。そんな中、MFAAは各地の教会や城、岩塩鉱山などに隠された美術品を発見。

また、ナチス側のリークにより、オーストリアのアルトアウスゼー岩塩坑に美術品の集積地があることが判明し、爆弾が仕掛けられている中、美術品は無事に保護されました。保護した美術品は数千点におよびます。

ナチス軍の中でもヒトラーのネロ指令に疑問を持つ兵士が多くいたのです。その後、1951年に任務完了となるまでの間、モニュメンツメン(MFAA)は合計500万近くの文化財を奪還したといわれています。

米国内で式典

米連邦議会は2015年10月22日、第2次大戦末期に結成されナチスに略奪された各国の美術品奪還に貢献した米国主導の特殊組織「モニュメンツ・メン」を称えるために、米国で最も権威のある勲章の一つ「議会金メダル」を授与する式典を開きました。

式典では、同組織に参加していた生存者6人が紹介され、議会内ホールに集まった元メンバーの家族ら千人以上から大きな拍手を浴びます。

モニュメンツ・メンには十数カ国の男女約350人が参加しています。

実話をもとにした映画

第二次世界大戦中、ナチスから美術品を守った連合国軍の特殊部隊「モニュメンツ・メン(MFAA)」は、「ミケランジェロ・プロジェクト」の映画になっています。

2014年に諸事情により日本での公開が一度は中止となった映画「ミケランジェロ・プロジェクト」が、公開して欲しいとの声を受け2015年11月6日に日本公開されました。

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まとめ ヒトラーから美術品を取り返した特殊部隊はすごい

もやパンダ
主演はジョージ・クルーニーパラ。芸術のエキスパートながら戦いは素人の7人の特殊部隊員が美術品の救出に挑むプロジェクトパラ。

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