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お金を拾ったらいくらもらえる?

お金を拾ったらいくらもらえる?「4コマ漫画」 雑学と豆知識

ふと下を見てみるとそこにはお財布が落ちていました。

あっ、これは困ってるだろうなぁ

そこで近くの交番に持っていきますが、交番に届けることで落とし主からお礼をもらうことができます。

ではいったいどのくらいのリターンがあるのでしょうか?

善意で持っていくのにお礼が貰えるなんて、なんだかちょっとラッキー♪


落とし物を拾ったパラ。お礼に笹の葉1枚もらったパラ。

落とし物を届けると何割の謝礼が貰えるの?

落とし物を届けると何割の謝礼が貰えるの?

落とし物を拾った場合は遺失物法の規定により、拾得者は遺失者に謝礼を請求することが可能になります。法律で決められているんですね。

普段通り、何気なく生活をしているその日。

ふとした瞬間に見つかるその落し物。

落し物を拾った場合は、持ち主からお礼をもらうことができます。では、どのくらいのお礼がもらえるのでしょうか?

落とした財布をそのままお礼として貰える! なんてことはありません。

請求を受けた遺失者は「5%から20%の範囲で謝礼を渡す」ことが定められています。金額について拾得者は指定することができません。

お礼の範囲を決定するのはあくまでも持ち主側です。

落し物を拾った後にはお礼を貰えることを知っていたけど、1割が上限だと思っている人も少なくありません。実際は2割まで上限があります。

なぜ1割で広まっているのでしょうか?

それはおそらく「1割が妥当な範囲だから」だと思います。拾った側はたまたま見つけた落とし物です。善意で交番に持っていくので、そこまで見返りを気にして持ち運ぶ人はいないのです。

  • 上限2割まで
  • 5%~20%の間

ちなみに個人情報の入ったUSBディスクや免許証などは拾得者に渡らないようにするため、除外規定に指定されています。一般的な常識の範囲内でのお返しのみが適用されます。

食べ物はどうなの?

お土産っぽいものを除き、飲食物が落ちていたら届ける人はそうはいないと思いますが、もしも食べ物をひろった場合はどのようになるのでしょうか?

食べ物など保存できない物の場合は、警察署で廃棄して良い決まりになっています。腐れてるのに保管しておくわけにはいきませんからね。

落し物を交番に持っていき、実際に2割の謝礼を貰った実話

落し物を交番に持っていき、実際に2割の謝礼を貰った実話

あっ、どう見てもアレ財布!

過去に落ちていたカバンを拾ったことがあります。

タクシーに乗った際に落としたような感じでした。

それを交番に届けました。

警察が調べたところ、その中には10万円の現金とカードがずらり。カバンを届けて数十分後に落とし主が交番に来てくれたことで、無事にすぐ落とし主の手に戻ることができました。

タクシーに乗った瞬間にすぐにカバンがないことに気づいて引き返したみたいです。

お礼は別にもらわなくてもよかったのですが、落とし主者のご意向からお礼金は20%(2万円)もらいました。「カード類がたくさん入っていたからそっちの方が大事だった」と話していました。

確かにカードの紛失は大変!現金以上に危険です。カードを紛失していたら停止など手続きを急がなければいけません。

落とし物を拾った時は中身を触らないこと

落とし物を拾った場合は「中を開けずにそのまま交番にもっていく」ようにします。

仮にカバンなどを開けてしまうと自分の指紋がカバンの内部についてしまいます。

すると、どうなる?

落とし主がカバンに入っていた額よりも少なく感じて、「お金がなくなった」と言った場合、真っ先に拾った人が疑われてしまいます。

警察官も中身を確認する場合は手袋をつけて自分の指紋がつかないように気を付けています。

善意でせっかく落とし物を届けたのに嫌な気持ちにはならないためにも、落ちていた状態のまま交番や警察署に持っていきましょう。

拾ったお金の時効はいつまで?

拾ったお金の時効はいつまで?

100万円を拾ったら最低5万、最高でも20万の謝礼がもらえます。

遺失物法29条により、持ち主の手に戻ってから一か月以上経ってしまうと請求できなくなるため注意が必要です。もしも落とし主が出てこない場合は、6カ月+14日経てば拾った人に権利が移ります。

届けた段階で「落とし主が見つからなかった場合はもらいます」と伝えなければもらえなくなってしまうので、お礼がいる場合は担当の警察官に伝えておきましょう。

まとめ お礼をもらえるのは落とし主の手元に渡ってから1か月の間だけ

「拾ったら1割貰える」。これは一般の常識で導かれた思い込み。

拾った人は持ち主から5%~20%の謝礼を貰えます。

拾われた側は5%から20%で選ぶことができます。

お礼がもらいたいときは期間に気を付けましょう。

また、いつ落とす側になるのかわからないので、盗難・紛失・故障などの保険に入っておくことも良いかもしれませんね。

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