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X-E4とX-S10の比較【X-S10を選んだ理由】

2021年1月29日

悩んだ末に決めました。

なぜ悩むことになったのか?

X-S10の噂が流れ始め、かなりの期待がありました。その後、IBISや深いグリップなど多くの情報がリークされるに連れて、その期待値も上昇。そしてついに発表があり、予約開始!

ポチッ!

はい、一度は予約購入しましたが、すぐにキャンセルしました。それはとても寒い冬の日でした。一度購入して心が暖まったのにも関わらず、すぐに南極の氷の中に入る、そのような体験です。

なぜ予約をキャンセルしたのか?

何か、もやもやしたものが消えませんでした。心の中で「もう少し待っておいてもいいかも」という叫び。そう、X-S10が発表された頃、X-E3の後継機であるX-E4が発売されるかもという噂が流れてきたからです。

X-E3は非常に人気の高い機種で、その続編機を待つユーザーは多くいました。海外でも人気のある機種です。X-T4をメインで使用している身としては、サイズを落として手軽に撮影できるサブ機もそろそろ欲しいなと考えていました。

他のメーカーから選んでも良いのですが、メイン機とサブ機は同じメーカーで揃えた方がメリットが大きくなります。メーカーが違うと、カメラ間でのレンズの入れ替えが難しくなり、レンズを揃える金銭面でも負担になります。

そういうわけで、X-S10を保留にしたままX-E4の登場を待ちました。そして発表があり、X-E4の発売が正式に決まりました。

しかし、結局決めたのは「X-S10」。

では、なぜX-S10に決めたのか?

ボタンを排除してまで拘ったX-E4の小型・軽量化

ライカっぽいけど、X-T4から受け継いだであろう四角のスタイルになっています。前後のグリップがなくなり、フォーカス切り替えレバーまで消えました。

余計な凹凸は省き、ものすごくフラットになっているため、好みが完全に別れるスタイルになったのではないでしょうか?

このスタイル好きですか?

嫌いな人もズーーーーと見ていてください。あらゆるサイトで見てみてください。動画サイトなどでも見てみて下さい。

あれ?なんだか、かっこよく見えてきたぞ…。これはこれでアリなのか?

そう思えるようになるかもしれません。まるでクラスに苦手な人がいたのに、気づいたらいつの間にかその人を目で追っている…。

これは… 恋?

そのような感覚になるかもしれません。小さくて可愛い、それでいてかっこよさを持つ。略して、「かっこかわいい!」それが「X-E4」ではないでしょうか?

チルト液晶の代償

富士フイルムはユーザーの声に答えるイメージがあります。

X-T4では、動画撮影機として売ってた割にはマイク端子の位置が悪くて不評を買いました。そこで、X-S10ではそれを改善。おそらくX-T5でもマイク端子の位置を最適な場所に移動するでしょう。

スマホが流行して以来、「自撮り」が手軽なスタンダードになりました。カメラでスマホに勝つには、自撮り機能が必要な時代になりました。しかし、バリアングルは自分に向けるまでに地味に手間がかかります。手軽に撮影するにはこの手間が痛い。

また、スチール派にとってはバリアングル液晶よりもチルト式の方が光軸がズレづに撮影することができます。X-E4にチルトがついたのは、写真派ユーザーを大事にしつつ、時代に合わせたってところだと思います。

しかしその代償は重かった。

X-E3は固定式を採用していますが、X-E4でチルトを採用したことで重量が増えてしまいました。そこで、取れるボタンを取ったのではないでしょうか?

  • 全面のフォーカス切り替えボタン
  • 前グリップ
  • リアグリップ
  • リアダイヤル

などを排除することで、チルト液晶で増えた重さを抑えたかったのではないでしょうか。

X-E4はシリーズ最小・最軽量!

Eシリーズはどうしてもこの2つを残さなければ存在意義がなくなってしまいます。同じく小型軽量で人気のあるX-T30は「約383g」。対して、X-E4は「約364g」。

グリップやダイヤルを含めると、重量が増してシリーズ最小・最軽量と唄えなくなります。そのため、どうしてもX-T30よりも軽くする必要があったのでは?

リアダイヤルを排除した流れとは?

グリップを排除したことで「持ちにくさ」・「安定のしにくさ」が出ました。それは開発者も意識しており、意識していたからこそ、オプションとして「サムレスト」「ハンドグリップ」などを用意していたのでしょう。

リアダイヤルは富士フイルムユーザーにとって重宝するダイヤルなので、それがなくなったことにショックを受けた人も多いのではないでしょうか?

いくら軽量化を図るためとはいえ、そこを削るとは…。

なぜ削ったのか?

おそらくこれが原因ではないでしょうか?



(出典:assets.media-platform.com)

めっちゃくちゃ干渉しますね、これ。

オプションでサムレストをアピールしてる手前、これを装着してリアダイヤルが使えなくなると苦情の嵐は目に見えています。

リアダイヤルはサムレストを装着する前提で省いたのではないでしょうか?ダイヤルボタンを取ったことで軽量化にも繋がります。

X-E3にもサムレストはありますが細いので、X−E4は親指が乗る部分を広くして安定化を増やしているように見えます。X-E4は前グリップを取り除いているので、X-E3よりも安定させる必要があったのでしょう。

ちなみに、X-T3のサムレストはこれ。

リアダイヤルの空間が空いてます。

X-E4とX-S10を比較してX-S10に決めた理由

X-E4のターゲットは段々と見えてきました。

  • コアな富士ユーザー
  • 初心者(入門機)
  • 動画撮影しないユーザー

お散歩のスナップカメラとしては最高のアイテムになりそうです。でも、両方を比べた結果、X-S10に決めました。

X-S10も十分小さい

まずはサイズを見てみましょう。横幅から。

  • X-E4:[幅]121.3mm
  • X-S10:[幅]126.0mm

どちらも12cm内で大きな違いはありません。

では、奥行きを見てみましょう。奥行きは気になりますよね。

  • X-E4:32.7mm(最薄部)
  • X-S10:[奥行き]65.4mm(最薄部32.9mm)

さすがX-E4!厚さが3cmほどしかありません。対するX-S10は6cmと倍の奥行きがあります。でもちょっと待って。これはグリップを含めた厚さじゃないですか。一番細いところは何センチなの?

X-S10の最薄部は32.9mm。

つまり、X-E4の32.7mmとX-S10の32.9mmはほとんど厚さが変わらないということ。X-S10のグリップが3cmほど飛び出してるということ。

「いや、だからグリップで3cmもX-S10は飛び出しているんだよね〜?」

結論を出す前に、高さを比べてみましょう。

  • X-E4:[高さ]72.9mm
  • X-S10:[高さ]85.1mm

ここですね。明らかな違いは。X-S10はファインダーが中央に出っ張っており、軍幹部のダイヤルも突出しています。そのため、約1cmの差が出ました。

奥行きでレンズを加えてみる

カメラって単体では使えないアイテムなので、必ずレンズが入ります。つまり、これはレンズ込みで比較しなければいけないという

X-E4を持ち出すとして、レンズを常に装着しますよね?いちいち取り外す人は少ないと思います。そういうスナップカメラだから。撮影してレンズを取り外してそれぞれをポケットに入れて、またレンズを装着して撮影してのスタイルは効率が悪くなります。

手軽で機動性の高いXF27mmの単焦点を装着します?

それとも便利な15−45mmのズームレンズを装着します?

奥行きを再検証

レンズ装着時に横幅と高さは関係ないので、奥行きをもう一度みてみましょう。

  • X-E4:32.7mm(最薄部)
  • X-S10:[奥行き]65.4mm(最薄部32.9mm)

差は約3cm。

XF27mmを装着した姿で、レンズの長さは23mm。=前に約2cmほど飛び出します。

続いて、XC 15-45mm。こちらはX-E4のキットレンズとして販売されるレンズです。このレンズは起動すると伸び縮みしますが、肝心なのは持ち運びの時の収納時。

62.6mm × 44.2mm(収納時)=前に4cmほど飛び出します。

そして、X-S10に装着。

S-10でか!

って思いますよね?それはS10の画像が大きいからです。

サイズを比較すると、S10のグリップは約3cmの長さなので、X-S10のグリップの中に長さ2cmであるXF27mmのレンズが収納されるイメージですね。そして、そこから2cmほど飛び出してXC15-45mmのレンズの長さといったところ。

つまり、X-E4に装着すると、グリップがないのでそのままXCレンズ4cm、XFレンズ2cm分がせり出す形になるということです。

レンズが飛び出す分、X-S10はグリップも飛び出しているので、レンズを装着して移動する場合、奥行きはX-E4もX-S10もそこまで変わらないと結論づけました。横・奥行きは双方変わらないので、高さについては許容できる範囲かどうかのそれぞれの判断になります。あとはフラットかとんがり頭の好みの差。

高さに気をつける!

双方を比較してポケットに入れる場合には、ポケットの前方の膨らみ余白ではなく、上下の幅が必要だということ。

ちなみに、真ん中にファインダーがある場合は、覗き込むと鼻や息が液晶にあたり、曇ります。それが嫌ならファインダーが左に寄っているフラットタイプがおすすめです。

重さの比較

重量は重要です。サブ機なら尚更でしょう。

  • X-E4:約364g
  • X-S10:約465g

約100gほどX-S10の方が重いです。

一見すると100gは小さい数字に見えますが、実際はこの差が大きく感じます。そのため各メーカーは1gでも軽くしようと頑張っています。

重さだけで言えばX-E4の方が圧倒的に勝っているのですが、考えてみればX-S10にはIBISという強力な手振れ補正が搭載されています。朝方・夕方・室内、雲の厚い日、雨の日など、光が十分ではない場所では極端に写真の失敗作が増えやすいです。ISOをあげると回避できますが、今度はノイズの問題が出てきます。

IBISが搭載されていれば、このようなシチュエーションでも気にすることなく気軽に撮影できるのは、スナップ写真にとっても強い味方になるのではないでしょうか?

その安心感を上乗せすると、100gの重さの差はどんどん小さくなっていきます。加えて電子手振れ補正まで搭載されているので、動画撮影時にもブレを抑えた撮影が可能です。

手振れ補正がないカメラで動画を手持ち撮影すると、びっくりすると思います。

地震か!?

って思うほどです。スマホで撮影した方がマシな感じになります。なので、X-E4の動画機能はおまけ程度に考えておいた方が良いと思います。または、三脚などで固定撮影したり、後で動画編集ソフトを使い手振れ補正を使うかですね。

また、X-E4にハンドグリップやサムレストを使用すると、その重さは増えます。これらのアイテムはどのくらいの質量があるのでしょう?正確にはわかりませんが、サムレストは10g?ハンドグリップは重そうですね。50g超えますかね?これを足して60gなので、X-S10との差は40gしかないということになります。

っというか、 X-E4のハンドグリップは希望小売価格で13,000円ですか。

高!

グリップ揃えたら金額までX-S10に迫ってきました(汗)

X-E4を使うなら、グリップレスで使った方が、このカメラの特性を最大限生かせるのではないでしょうか?

まとめ

そういうことで、コストパフォーマンスに優れ、スナップショットにも優れ、動画機としても、サブ機としても優秀なX-S10に決めました。

X-E4も見てるうちにかっこよく見えてくるので、使用用途を第一に、外観をとるか中身をとるかだと思います。個人的にはX-S10よりもX-E4の方が好みです。っが、中身でX-S10に決めました。


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