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X-T4のレビューとカメラがブレる原因とは?【動画編】

カメラ

X-T4を使い、用事の帰りに小時間、田舎道で撮影してきました。

マスクをつけて誰も通らないような細い道で同じ道を行ったり来たり…。

行ったり来たり…。

そしてまた行ったり来たり…。

完全に不審者です。ありがとうございました。

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X-T4は手ぶれ補正があるパラ。動画でも使えるパラ?

X-T4で動画撮影のレビュー

文字を書くより、X-T4で撮影した動画を見ていただけると早いかな?と思ったり。

撮影する用途によって、どのくらいが許容範囲に収まるのか、人それぞれなので参考程度に見ていただけると幸いです。

動画AFモードは、「エリア選択」にしています。オートにするとカメラが自動でAF位置を決めるので、コンニャク現象が起きそうだなぁと思ったので。オートで撮影していないのでわかりませんが…関係ないのかな?また、顔瞳AFもOFFに設定しています。

どうでしょう?

X-T30を比較対象にしていますが、X-T4の手ぶれ補正機能は結構いい線をいってると思います。X-T30もロボットのASIMOみたいに忍び歩きにしたら、大きなブレが抑えられます。

最適な手ぶれ補正にする設定方法

そもそもの話、どうしても身体がガタガタと動くのでそれを抑えるための機能が手ぶれ補正です。っということは、その振動をできる限り抑えたほうが、カメラの負担も減り、結果的にブレの少ない映像を撮影することができます。

腰に神経を集中して上半身を可能な限り固定します。

これで左右の揺れをある程度は防ぐことが可能になります。後はジンバル歩き(忍び足)が好ましいですが、街中でこれをやると恥ずかしいので、不自然にならないように滑るようなイメージで普通に歩いていくといいでしょう。ちょっと歩き方には神経を使います。(※ちなみに、上のX-T4動画は検証なので、通常の歩き方で比較しています。)

また、回転のブレもあるので、できるだけ腕が上下に動かないように固定しましょう。両手でカメラを持っている場合、右手が上がると左手が下がり、カメラは回転のブレを生みだします。電子水準器の設定をONにすると、回転ブレが修正しやすくなります。

ちなみに首にストラップをかけて、多少前方へカメラを引っ張ってやると腕の位置が固定しやすくなります。

ブーストは固定用

  • IBIS/OIS
    センサーシフト式(IBIS)と光学式(OIS)のブレ補正を行います。OISを搭載していないレンズを使用している場合は、IBISでブレ補正を行います。
  • IBIS/OIS + DIS
    IBISとOISに加え、電子式(DIS)のブレ補正を行います。動画モード に応じて画角がクロップされます。超広角レンズを使わないと少し制限されて厳しいですね。XC15-45mmやXF10-24mmなら使いやすいです。
  • OFF
    ブレ補正を行いません。
  • ブースト
    ON 手持ちで構図を固定して撮影する場合に適しています。
    OFF 手持ちで構図を変えながら撮影する場合に適しています。

ブーストは固定撮影の場合に威力を発揮する機能です。

移動中は映像が基本的に上下左右に動いてしまうので、移動撮影で使うとブーストが変に効きすぎてしまい、「カクッ!」とした映像になるのだと思います。

ブーストを入れて撮影した歩き方はカクカクしていますね。ただ、これはフォームウェアで制御ができると思うのでアップデートに期待したいところ。

移動撮影でまさかのバリアングルが邪魔に…?

これは使い方で大きく変わるのですが、首にストラップをかけて両手でカメラを持ちながら移動撮影する場合、バリアングルの上にストラップがかぶるようになるので、液晶が見にくいです。

ストラップをバリアングルの下を通すようにすると問題は解決しますが、意図しない何かの拍子でカメラを急に下げると、首はその状態を維持しようとしてるのに、手は下にいこうとするので、本体とバリアングルを繋げている回転部分に負担がかかることが予想できるため、少し気になるところです。

また、移動するときにモニターを見ながら移動しましたが、液晶がカメラの横についているため光軸がずれて撮りにくい印象を受けました。

X-T30はチルト式ですが、全然チルト式のほうが移動撮影はやりやすかったです。X-T30では快適に撮影できました。(バリアングルの方が個人的には好きなんですけどね。)

自撮り撮影の場合は、首からストラップをかけないと思うので問題はないでしょう。カメラが落下しないようにストラップを手にグルグル巻いておくと、カメラも安定して一石二鳥です。

パン撮影や固定はバリアングルがやりやすい

ちょっとわかりにくい映像になってしまいました。ただ、手ぶれ補正の効果は確認できると思います。

移動はチルト式が有利だと感じましたが、左右や上下に移動する撮影ではバリアングルのほうが撮影しやすい印象です。

地面に近いところからの撮影や、自分の身長よりも高い場所にある被写体を撮る場合には、バリアングルのほうが使いやすいでした。(チルト式でもできるんですけどね。)

スチール撮影

スチール撮影は、1秒程度なら止まります。それ以上は撮影する人のブレの影響度に左右されそうです。スチールに関しては多くの機能がX-T3と同じなので、スチール撮影のレビューは割愛します。

余談ですが、クラシックネガ最高ですね。クラシッククロームよりも好きになりそう。

X-T4の特徴

フィルムシミュレーション
富士フイルムが長年の研究の中で導き出した「色」。 Xシリーズでは、それらの色を、作品の表現として簡単に使用することができます。 X-T4では、新たな「色」の提案として「ETERNA ブリーチバイパス」を追加しました。 彩度は低く抑えられつつもコントラストのある仕上がりの絵は、フィルム時代から多くの写真家や映像作家に支持されていた「銀残し」のフィルム現像技法を忠実に再現。表現の選択肢を更に広げます。画質設定の「ハイライトトーン」と「シャドウトーン」をプラス側に、「カラー」をマイナス側に設定すると、銀を多く残したような風合いを再現できます。

トーンカーブ
-2~+4までのハイライトおよびシャドウトーンの設定段数をより細分化しました。 従来機では1段刻みだった設定値を0.5段刻みに変更したことで、撮影の段階でイメージした通りの撮影が可能に。フィルムシミュレーションなどとの組み合わせにより、撮影後の現像時間も大幅に短縮できます。

0.02秒、AFヒット率向上
AF処理のシーケンスを最適化とアルゴリズム改善により最速0.02秒の高速AFと約90%以上のAF合焦率を実現。 「X-Trans CMOS 4」と「X-Processor 4」と組み合わせ、画面内のあらゆる被写体に素早く正確にフォーカシングします。

トラッキングAF
被写体の色情報に加えて「形情報」も検知するようAFアルゴリズムを一新することで、トラッキング性能がX-T3の約2倍に向上。 フォーカスエリアポイント枠を狙いたい被写体に合わせて半押しすることで、高精度に被写体を追従し続けることができます。

顔瞳AF
アルゴリズムの一新により、ライブビュー/連写時の顔検出性能も2倍に向上。連写時の瞳AFの追従性も大幅に向上しました。 動きのあるポートレート撮影にも

低照度AF
「闇」と呼ばれるような-6.0EVの低輝度環境でもAFが駆動。 夜間の撮影でも位相差AFを使用することができ、より正確且つ素早く被写体を捉えることができます。

超高速連写
高トルクのコアレスDCモーターを採用した新開発のフォーカルプレーンシャッターを搭載。 世界最速の約15コマ/秒の超高速ポストビュー連写、 ブラックウトタイムを75msecにまで抑えた約8コマ/秒のライブビュー連写とレリーズタイムラグ0.035秒の高い応答性を実現します。 さらに構造や材質を見直すことで、耐久性能は現行機の2倍にあたる30万回に向上し、シャッター音は現行機から約30%静音化しました。 電子シャッターでは最速約30コマ/秒のブラックアウトフリー高速連写に対応。 進化したAF性能と、より繊細なレリーズアクションに対応するシャッターボタンの組み合わせにより高速に動く被写体であっても最高の瞬間を逃さずに捉えます

ボディ内手ブレ補正
バネを使わず磁力を駆使した新構造や、従来の約8倍もの検出精度を持つ高性能なジャイロセンサーの採用により、 防振ユニットを現行機から約30%小型化、約20%軽量化しながらも29本の内18本のXFレンズで5軸・6.5段もの高い補正効果を発揮します。 また、シャッター衝撃吸収機構のレイアウトや素材を見直し、新開発の高速シャッターユニットで発生するブレのリスクを最小化しており、 あらゆるシーンでカメラの性能をフルに発揮することができます。

防塵防滴
全63箇所のシーリングを施すことで、従来機同様に高い防塵防滴性能を発揮。-10℃の低温環境や水滴や砂煙が舞う過酷な撮影環境でも問題なく動作ます。

LCD/EVFブーストモード
被写体やシーンにあわせて最適なLCD/EVFの表示モードを「低照度優先」「解像度優先」「フレームレート優先」と選択することができます。

新開発バッテリー
「NP-W235」は ノーマルモードで約500枚、バッテリーグリップ「VG-XT4」(別売り)と組み合わせれば 最大約1,700枚の静止画撮影が可能。

動画性能
X-T4ではシームレスな静止画と動画の撮影スタイルを実現しました。 静止画/動画切替ダイヤルを天面に配置することで、静止画モードと動画モードを瞬時に切替えることができます。 また、動画専用のメニュー画面とクイックメニュー(Qメニュー)を設けることで、動画撮影時の操作性が大幅に向上しました。

F-Logビューアシスト
F-Log撮影時に、スルー画表示をBT.709相当に変換して表示しながら動画を記録することが出来ます。

シルバーは5月21日発売です。ブラックの予約宣言は終わりましたが、シルバーは2020年5月20日(水)23:59までになっています。購入予定の人はお急ぎを!バッテリーチャージャーが貰えます。

まとめ

  • 移動撮影はブーストなしの方がいい
  • できるだけ身体を動かさずに移動する
  • 腰に力を入れて上半身は特に固定して歩く
  • 固定撮影・パン・チルト撮影は素晴らしい

固定しながらの撮影やパン・チルト撮影の安定度はすごいですよ。X-T30と比べると雲泥の差があります。パン・チルトで撮影するときにはブーストをOFFに。固定撮影はONにしましょう。

手ぶれ補正は使用するレンズにも左右されるかもしれないので、最新のバージョンにあげておくといいかもしれません。

ちなみに、X-T30はX-T4よりも一回り小さいので、機動性は抜群です。X-T30は本当に使いやすい最高の機種。

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