土星や木星が撮れると話題のP1000ですが、火星にチャレンジしてみました。
2008年10月18日は火星大接近の日。
惑星の撮影は大気や気候・天気に大きく左右されるため、思うような撮影ができないことが多々あります。
しかし、その苦労した中で一枚気に入る写真が撮れたときは大きな喜びになります。
P1000すごいパラ!惑星が手軽に撮れるパラ。
火星の特徴とは
火星は、地球に近い場所にあります。太陽系の太陽に近い方から4番目の惑星です。地球に近いものの、土星や木星のように火星は大きくないため、写真を撮るのは難しい惑星です。
直径は地球の半分ほどしかありません。そして火星は地球の外側の軌道を公転しています。
地球は青色ですが、火星の地表は酸化鉄が大量に含まれているため表面の色は赤色。英語圏では「Red Planet」「赤い惑星」とも呼ばれています。
火星には「フォボス」と「ダイモス」の2つの衛星が存在しますが、写真で撮影することもできます。
火星が大接近
2018年10月18日の夕方から深夜、月齢9の月と火星が大接近しました。南から南西の空にあり、肉眼でも確認できます。
7月31日に火星の地球最接近がありましたが、今回は月に大接近。2か月半ほど経過したため、火星は少し暗め。しかし、マイナス1等級の明るさをもっているので、月がそばにあってもすぐに見つけることができます。
P1000で火星を撮影
ニコンのデジタルカメラ「P1000」は光学ズームで月を画面いっぱいに撮ることができ、その倍率は3000mmを誇ります。
月と火星を一緒のフレームに収めました。マニュアルモードで月にピントを合わせています。左下に小さく光っているのが火星です。
「設定」
- 絞り値 f/8
- 露出 1/60秒
- ISO 100
月の光を抑えながら火星の光も写すには、シャッタースピードを速くして光の調整をしなければいけません。月の光が入りすぎると発光してしまうためです。
このようになってしまいます。マニュアルモードでシャッター速度を変えながら撮影しましょう。そして、天体望遠鏡などで撮影されている火星をみてみましょう。
(出典:farm4.static.flickr.com)
真っ赤ではなく、実は黒色もある火星。P1000で撮影した火星がこちら。三脚に固定せずにカメラを物の上に置いて撮影。
タイマー使わずにシャッターボタンを押すとさすがにぶれますが、10枚ぶれた中で一枚だけ撮影できました。
あえて暗めに撮影。中央にあるのが火星です。目を凝らすと赤色と黒色の模様があることが確認できます。
「設定」
- 絞り値 f/8
- 露出時間 1/40秒
- ISO 100
- zoom 3000mm
まとめ 火星も撮影できるP1000
火星もとれるP1000すごいですね。ぜひチャレンジしてみてください。