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XF60mmF2.4 R Macroのブログレビュー【富士フイルム】

富士フイルムのフジノンレンズには、魅力溢れるラインナップがあります。その魅惑の誘惑に引かれないように精神を統一しながら冷静に判断しなければいけません。

じゃないと「レンズ沼」に入るからー!!

そんな中、慎重に選んだ結果、新しいレンズを迎えることにしました。「XF60mmF2.4 R Macro」です。

結論から言うと、お薦めしませんが、お薦めできるレンズです。

ん?


マクロの世界は面白いパラ♪小さいものが大きく見えるパラ!

XF60mmF2.4 R MacroかXF80mmF2.8 R LM OIS WR Macroか?

富士フイルムの誘惑に負けないように精神統一しながら慎重に選んだ新しいレンズ「XF60mmF2.4 R Macro」。

もともと、コンパクトデジタルカメラからカメラの世界に入りましたが、一眼カメラをはじめたのは、超広角やマクロの写真を見て衝撃を受けたからです。

人の目では見ることができない世界がそこにはあった!

コンパクトデジカメでは撮ることが難しい世界を一眼レフを使うことで撮影することができます。

超広角レンズでお薦めなのが、「XF10-24mm」です。防塵防滴・F値が刻印された後継機も出たので、今選ぶなら間違いなく後継機が良いでしょう。

関連:XF10-24mmF4 R OISのブログレビュー【超広角レンズ】


XF10-24mmF4 R OIS WR(楽天)

↑ かなり良いですよこのレンズ!おすすめです。

広角レンズを揃えたので、昔から欲しかったマクロレンズを探すことに。そこで候補にあがったのが、「XF60mmF2.4 R Macro」と「XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro」です。

後者は2017年の後半に登場した富士フイルムの中では比較的新しいレンズ。アルゴリズムなど最近の富士カメラに最適化してるのでAF速度に期待ができます。

っで、マクロレンズで重要なのが、「最短撮影距離」と「最大撮影倍率」。

XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macroは、最大撮影倍率が「1倍」で、「0.25 m」までレンズを近づけることができます。焦点距離が80mmなので、一般的にイメージするマクロレンズの写真を出すことができますね。

XF60mmF2.4 R Macroを見てみましょう。最短撮影距離が「0.267 m」になるので、XF80mmとあまり変わりません。最大撮影倍率は「0.5 倍」…。

0.5倍!

つまり、ハーフマクロと呼ばれる種類になります。1倍が一般的な倍率なので、その半分まで拡大ができるとイメージしたらわかりやすいと思います。

XF60mmよりも、XF80㎜の方が圧倒的に小さい被写体を大きく写し出すことができますね。加えて、XF80㎜は「OIS WR」なので、手振れ補正や防塵防滴など豊富な機能がついています。

しかしデメリットもあり、重さが「750 g」そしてサイズが大きい。手軽に持ち出そうと言うよりは、撮るぞー!と気合をいれた撮影用ですね。


XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro(楽天)

もっと手軽に撮りたい!

そうなるともう決まったじゃん…。防塵防滴なし、手振れ補正なし、でも明るいレンズ「XF60mm」に決めました。

重さはわずか「215 g」しかなく、小さい単焦点レンズのサイズなので気軽に持ち運ぶことができます。手振れ補正はついていませんが、所有してるカメラがX-T4なので問題なし。こういうときにカメラ側の手振れ補正が役に立ちます。

マクロ撮影なので、普通の単焦点レンズよりもブレそうなため、手振れ補正は強い味方になります。

ただ、発売時期が2012年…。

これ、ぜったいAF弱いやつだ…。駆動音がうるさいやつだ…。

「神レンズだけどAF遅くて音もうるさい」、と言われている「フジノンレンズ XF35mmF1.4 R」と同期のレンズなので、なんとなく予想がつきます。

ただ、X-T4はAF速度の性能が高いので、多少は補うことができそうだと思い、これしか選択肢がなく、ポチっと買いました。

XF60mmF2.4 R Macroを購入

いつもながら余計なものが一切書いておらず、何も語らずとも重みのあるかっこいい箱。

中にはレンズ、高級感のある優しい手触りの箱とレンズを入れる布、そして説明書が入っています。

化粧箱か!

優しく包まれてるレンズとレンズフード。2012年の富士フイルムは、2年後に登場するXF10-24mmの箱よりお上品。

軽い!

215gですからね。やっぱり軽いですよ。この軽さだけでこのレンズを選んでよかったなと思えます。サイズも小さいので、このレンズで撮影の予定がなくても、バックやポケットの中に忍ばせておけばいいですし。

シャッターチャンスはいつあるかわからない!

横向きにしたXF60㎜。やっぱり小さい。「made in Japan」の刻印もなんだか誇らしげ。(写真にはのってないけど)

フォーカスリングはもう少し固いほうがよかったですね。ちょっと軽すぎて、回し続けたらそのまま抜けてしまわないか心配してしまいます。(抜けることはないですが…。)

絞りリングも軽いですね。もう少し反発感があるほうがよかったと思います。モニターを見ずに感覚を頼りに撮影するタイプの人は、知らぬ間に絞り値が変わっているなんてこともあるかもしれません。

でっか!!いや、いやいやwでか!

レンズフードが大きい!レンズ本体の倍ちょっとあるではありませんか!

なんでこんなに大きいの?

実は、このレンズをマウントにつけてマクロ撮影をすると、中のレンズが望遠レンズのように、AFを調整するため自動で伸びます。レンズが伸びるので、フードを超えてしまうとおかしなことになります。そこでフードも長くなったようです。

これは仕方がないですね。

ちなみにフードはプラスチックとは違い、金属で、机に当てると「コンコン」と金属らしい音がします。

どっちにしてもフードはつけないので…。

っというのも、ステップアップリングをつけるためです。XF10-24mm用に購入してたNDフィルターをこのレンズにもつけるため、ステップアップリングを購入しました。タムロンのレンズキャップもつけます。

キャップを取るとこんな感じです。個人的にはギリギリ許容できるデザインです。このリングの先にNDフィルターをつけて撮影します。

XF60mmF2.4 R Macroで撮影

富士フイルムの説明書です。マクロで撮影しました。0.5倍のハーフマクロですが、ここまで拡大して撮影することができます。

XC15-45mmも疑似マクロ的な撮影は可能です。最短5㎝まで近づくことができる素晴らしいレンズです。解像度も高いですし。ただ、広角マクロになるので、余計なものが写りやすいデメリットがあります。

一方のXF60㎜マクロレンズはその画角の狭さから、撮りたいものを狙い撃ちにできます。これは主題がはっきりとしやすいので、撮っていて楽しいですね。

XC15-45mmの広角マクロ撮影は、商品を並べて撮影することに向いていると思います。XF60mmは単品商品の撮影って感じ。

小指の爪ほどしかないアカツメクサのアップです。接写撮影はこのくらいが限界でした。花まで25㎝ほど離れています。0.5倍ですがまずまず。

風が強くND16フィルターをつけて撮影したので完全にブレています。X-T4の連射でも難しかった。被写体ブレはカメラの手ぶれ補正うんぬん以前の問題です。シャッター速度を稼ぐために、NDフィルターを外せば良いだけですけどね。参考画像なので今回はそのまま撮影。

タンポポの綿毛です。このくらいの大きさならここまで拡大させることができます。ヒマワリの花なら倍率1倍で撮影したときのように錯覚させて大きく撮れます。

お薦めできない理由

カメラで出る絵は素晴らしいです。シャープです。惚れ惚れします。ピントを合わせた場所以外はすべてボケるようなとろける写真も撮影できます。

60㎜+マクロ接写なので、そのボケ量も半端ではありません。

お薦めできます!

でも…。

いいよこのレンズ!

とは言えません。おすすめできるレンズなのですが、お薦めできません。その理由は2つ。

  • 駆動音がやっぱりうるさい
  • AFがよく迷う

ある程度は予想していましたが、やっぱり気になりますね。静かな場所で撮影するのには向きません。図書館やピアノ発表会などのシーンとした場所では気になるほどだと思います。

遠い被写体を撮影するときには比較的AFは早いです。60mmなので切り取り風景や人物のポートレートにも向いています。

ただし、60㎜なので自分に近づく子供がいると撮影が難しくなります。鼻のドアップになってしまいます。ある程度の距離に離れて撮影すると良いでしょう。

遠くが撮れて近い距離も撮れる、それがXF60㎜のマクロレンズ

X-T3もAF性能がX-T 4と同じにアップデートされたので、思っているよりは高速にピントを合わせる感覚かもしれません。X-S10も同じ。

ただ、マクロ側では迷う。迷う。そして迷う。

ピントを探す度に、ジーコジーコと大きな音をたててレンズが伸び縮みします。基本的にマクロ撮影ではマニュアルフォーカスで合わせるのが一般的なので、最初からマニュアルで合わせれば問題解決するのですが、「なんだかなぁ~」って感じです。

ちなみに、カメラの設定で「AF+MF」モードにすると多少はストレス回避ができます。

まとめ

重さ・大きさ・価格に拘らなければXF80mmマクロレンズのほうが幸せになれると思います。

でも、ちょっと癖のあるレンズって愛着がわきませんか?万能君よりも、ちょっと風変わり君のほうが面白いって感じです。

出る絵は本物なので、許容できる人には非常にお薦めできるレンズになります。


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