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ゆとり世代の特徴と接し方

雑学と豆知識

ゆとり教育はなぜ始まったのでしょうか?

そしてなぜ「ゆとり」という壁のようなものがあるのでしょうか?

ゆとりの歴史と特徴、そして対応の仕方とは?


「ゆとり世代」ってなにパラ?

ゆとり教育とは?

1970年代、いわゆる詰め込み教育が浸透していました。

受験戦争が加熱するなどさまざまな問題が起きていたのです。

いきすぎた社会に「ゆとり」を持たせようと提唱されたのがゆとり教育になります。

一般的に言われている、「ゆとり世代」の特徴と対策をみてみましょう。

ゆとり世代の定義

ゆとり世代の定義は、明確な線引きがあるわけではありません。

小・中学校での教育内容が、「ゆとり教育」という学習指導要領に改正されましたがこれが2002年から2010年までの間。

しかし、2008年からは「脱ゆとり」が議論されはじめ、移行期間が始まっているため、ゆとり教育の影響を受けた一定の傾向がみられる世代として、1987年から1996年生まれまでを「ゆとり世代」とすることが多いです。

ゆとり世代の特徴

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電話にでない

職場やオフィスにかかってきた電話に出ません。

「自分がもしも電話をとってミスしてしまったら・・・」、「自分の仕事が忙しい。電話に出る暇はない。」このように考え、電話を取らないケースが多く目立ちます。

飲み会を断る

せっかく誘った上司とのお酒をキッパリと断ります。

そもそも飲み会自体がめんどくさいと感じている人もいますが、世代が違うと飲み会の席で何を話したらいいのかわからない、コミュニケーションに強い不安を感じている社員も多いのです。

また、就業時間外のプライベートな時間は、自分のためだけに使おうと強く考える人もいます。

ストレス耐性が低い

少し注意すると仕事を休ませてほしい、辞めたいと考えます。

人生の中で大人から叱られたり、怒られた経験がない、または少ないためにストレス耐性が低いのも特徴。会社でこうなりたいという目的が薄いほどこのような感情は強くなる傾向があります。

核家族で育ち、同世代の集団の中で育ってきたゆとり世代は、新入社員として会社に入ってきた時に、年上の人間との関わり方がわからないため萎縮してしまうことも。

答えが1個だけ

ゆとり世代は育ってきた時代からIT関係に強い傾向があります。

疑問になったことはすぐにインターネットで調べることができるので答えを簡単に見つけることができます。

それらのツールを利用して手っ取り早く、効率的にしながら楽をして成果をあげたいと考える傾向があるのです。

しかし、“回り道”を知らないために答えを1つしか持てなくなってしまいます。多くの企業はあらゆるアイデアを必要としているのです。答えがないものに対して自分で考えることが苦手な傾向があります。

頭脳は一流、作業は二流

多くの知識や情報を知る機会が増えたゆとり世代は、その知識から自身満々!ある作業を頼むと「任せてください!」と元気に受け入れるも、やり方がわからずにまったく作業が進んでいない場合も。

知識はあるけどプライドが邪魔して、それにともなうスキルが足りないため何も進めることができません。

また、自分が主体的に動く必要性を感じていないため、「やってほしい仕事があるなら先輩・上司の方から自分の元にやってきて頼むべき」と考える人もいます。

ゆとり世代の新入社員や部下を持つときの対処法(教育)

ゆとり教育世代の新入社員や部下が会社になじめなくて浮いてしまっていても、その人がまったく使えない人材というわけではありません。

っというのも、会社というのは常にニーズに合った商品等を開発していかなければいけないからです。

ゆとり世代と言われた人たちは20代・30代に集中しているため、社会変化に素早く対応してくれるもっとも適応した優秀な人々でもあります。

「見て学べ」という昔の教えもありますが、ゆとり世代の新入社員を育てていくのは、年長者の役目になるので、少し意識を変えて、ゆとり世代の特徴を踏まえた上で、丁寧に教えてあげることも大切です。

その先に会社にとって大きな成果を生み出す可能性があります。打たれ弱いゆとり世代に対して注意する時は、大きな声で怒鳴らずに優しく叱ると良いでしょう。

怒鳴られると自分の全人格を否定されたと勘違いして、退職を考えてしまいがちになります。人格を攻撃しているわけではなく、業務上必要なことだから注意しているということをしっかりと伝えることが大切です。

ゆとり世代に仕事の目的や意義を明確に示すことで、仕事に対してもやる気がうまれて強い戦力に変わってくれるはずです。

失敗することは恥ずかしいことではないということ、このことをオーバーすぎるほど教える必要があります。

そして一番重要なことはフォローをすること

叱られた後にそのままだと落ち込んだ気持ちが続いてなかなか仕事に対してやる気が出なくなります。先輩や上司は、失敗した際の注意の後に、きちんとフォローすることも忘れてはいけません。

1人で仕事をしているわけじゃない、チームワークでしているということを感じ取らせることがゆとり世代とうまく付き合っていく対策になります。

まとめ 時代がかわると人もかわる

カミナリおじさんの時代も通用しなくなりました。

大人が勝手に決めた「ゆとり」を求める週休二日の制度とかで「だからゆとり世代は困る」なんて言われることがあるので不遇ですね。ゆとり世代は学校で勉強ができない分を土日を使って塾に通っていた人も多いです。

ちゃんと勉強の穴埋めをしている人もいます。

大学の時にはリーマンショックが起きて就職氷河期時代に突入。東日本大震災も直撃。社会に出たら個人が優遇される時代は既に終わって競争社会。これは本当に「ゆとりの世代」を過ごしてきたのか疑問ではあります。

日本でバブルがはじけた後の世代はみんな大変です。今の子どもたちは「脱ゆとり」に戻ってきているので、数年後にはまた意識を変える必要がありそうです。

今のゆとり世代が上司になるわけなので、その時の部下が脱ゆとり世代、会社でソフトに育てられた世代が今度は厳しく指導をしないといけなくなるかもしれません。

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