ミナミヌマエビは水槽を維持する上でたくさんの恩恵を与えてくれます。
ところでこのエビ、冬はどのように飼育したら良いのでしょうか?
動物の種類によっては冬眠の間はずっと寝てるわけじゃなく、たまにトイレやご飯で起きたりしています。それに人間も冬眠できます。
寒い道の中で雪に埋もれた車の中に人が閉じ込められていたことがありますが、助かりました。他にも雪山で助けられた人は2ヶ月も生きていたのです。
どっちの人も身体は冷えていましたが内蔵の温度は30℃程度に保たれていました。
人は眠りに落ちるときに身体の酸素使用量が6%ほど落ちますが、深い瞑想状態のチベット僧を調べた研究では、チベット僧の酸素使用量が64%も減らすことができることが判明しています。
酸素をコントロールできれば人間も冬眠できるかもしれません。
ミナミヌマエビは冬眠をしない生き物です。
水温が低くなると寒くてじっとしてはいますが、一応活動をしています。
冬はすごく寒いパラ。ミナミヌマエビは冬眠するパラ?
ミナミヌマエビの冬越し
エサは水槽内にマツモやアナカリス、ウィローモスが入っていれば、十分に生き抜くことができます。
ただ、1週間に1度はメダカのエサやザリガニのエサをほんの少しだけ入れておくと安心です。
ミナミヌマエビの冬越し・屋外方法
- 冬眠しない
- 活動低下
- エサは極少量に抑える
- 非常食にもなる水草を入れておく
- ヒーターなどは必要なし
ミナミヌマエビは低温に強いので、メダカのように薄い氷が張る水の中でも十分に越冬可能です。冬眠しないため少なからず餌を求めます。
数が多くない水槽の環境なら餌も無しで冬を乗り越えてくれますが、1週間に1度くらいは気持ち程度極少量の餌を与えてみても良いかもしれません。食べ残しが出る場合は水質の悪化に繋がるので注意しましょう。
冬の屋外でミナミヌマエビの飼育
屋外の場合は、水槽の水が完全に底まで全て凍ってしまうと流石に死んでしまう可能性が高いです。
寒い地方の場合は極端に水深が浅い水槽に気をつける必要があります。気になる場合は、冬用の水槽に保温効果の高い発泡スチロールを使用してみるのも手です。
また、ビニール袋と園芸用の棒などで簡易的なビニールハウスを作る方法もあります。保温効果は抜群ですが、雪が積もる地方の場合は重みでビニールハウスが潰れる恐れもあるので、雪を取り除く作業が出てきます。
水面が凍りる程の寒さの場合は、氷を割りたくなりますが、そのままにしておいてください。氷は0℃になりますが、氷が外気の冷気をシャットアウトするため氷の下の水温は4℃ぐらいになります。
雪が積もっていてもそのままにしましょう。エアレーションなどで水中をかき混ぜるのもNGです。水面付近にある冷たい水が下層域まで落ちるため混ざり、冷たくなります。
水槽の水が全て凍るとさすがにミナミヌマエビは死んでしまいます。水深は深い方が安心です。水面にできる氷は割らないようにしましょう。
また、10匹ほどを虫かごのような簡易的な水槽の中に入れて、家の中で飼育をしておくと万が一の絶滅を回避することが出来ます。
まとめ ミナミヌマエビは冬をこせる
外で飼っている場合は、室内用に何匹か置いていると絶滅を防げるので安心です。
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