アクアリウムで人気のあるプレコは、厄介な「コケ」の発生を抑える魚としても飼育されています。
ガラス・石・流木・水草などがコケまみれの水槽は癒やしとは程遠いアクアリウムになってしまうため、コケの発生は出来るだけ抑えたいところ。
プレコはコケが大好きなので、綺麗な水槽を維持することができます。
プレコを飼うと水槽がきれいになるパラ?
プレコのコケ取り能力と飼育方法
プレコは、ナマズ目ロリカリア科に属する魚でアマゾン川を中心とした南米の河川に分布しています。
プレコのコケ取りに効果があるコケの種類は、茶ゴケ(珪藻)、斑点状藻、スポット状藻です。
茶ゴケは特に水槽を汚く見せてしまうため、プレコに掃除をしてもらうといいでしょう。
プレコにはたくさんの種類がいますが、体長は10~60cm程度になります。体長が大きくなる種類は、大きな水槽が必要です。また、プレコは大型化するため、アクリル水槽を傷つけることがあります。
アクリル水槽は注意
プレコの口は吸盤状になっています。ガラス面・石・流木などに張り付き、表面にこびりついた珪藻や斑点状藻を歯で削り取るようにして食べていきます。
プレコの歯は力が強いためコケがよく取れますが、アクリル水槽の表面を傷つけてしまうデメリットがあります。
アクリルは傷が付くと曇る場合があるため注意が必要です。
混泳と食害
プレコは水槽の下層域が主な生息場所になります。コケなどが不足をすると水草を食害する行動に出る可能性があります。
また、エンゼルフィッシュ、ガーパイクなどの魚との混泳は、プレコが歯を使い舐めてしまうことがあるので相性が悪いとされています。
ただ、プレコの種類により性格に大きな違いがあります。
コケを取る際によく用いられるのがセルフィンプレコです。タイガープレコは黒地に黄色やオレンジで虎柄が綺麗にでるため、観賞用としても人気が高いです。この二種は値段もそれほど高くないので、アクアリウム初心者にも人気です。
ただ、セルフィンプレコは体長が30cm~50cm程まで大きくなり、大きな水槽が必要になるため注意が必要です。
対してタイガープレコの体長は最大でも15cm程になります。また、ミニブッシープレコと呼ばれる種類もいますが、タイガープレコと同様に飼いやすく15cm程になります。
タイガープレコはとてもおとなしい性格で、縄張り意識も低いため身体の小さな生き物との混泳も可能です。
餌の食べかけや、水槽のコケや流木についているコケを食べますが、プレコ用の人工餌を時々与えることで栄養を補えます。
動画はセルフィンプレコ
プレコは愛好家がいるほど人気の魚です。アクアリウムでもよく飼育をされている種類ですが、中には驚くほど大きくなる種類がいます。
タイガープレコなど小型の種類なら安心ですが、ホームセンターなどにもよく売られているセルフィンプレコを購入する場合は、大きくなった際にそのお店が引き取り可能かを確認しておくと安心です。
まとめ 最大サイズの種類を把握する
プレコは大きくなる種類がいます。大きくなり飼えなくなるリスクをしっかりと考えてから導入をしてください。タイガープレコは比較的小さいので安心です。