ガラス水槽のコケ取り生体として知られている石巻貝ですが、更に上をいく最強とも呼ばれる貝がいます。
その名も「フネアマガイ」。
フネアマガイってなにパラ?
フネアマガイの飼い方
(出典:livedoor.blogimg.jp)
殻が白と黒の縞模様や褐色のみの柄もいて、姿形から淡水アワビとも呼ばれています。石巻貝に近い種です。
石巻貝もガラス水槽のコケをとりますが、フネアマガイはワンランク上の力を発揮してくれます。どのようにして飼育をしたらよいのでしょうか?
貝類はカルシウムが不足すると殻がかけたり割れることがあります。水草水槽は弱酸性の水質が多いので、殻の一部が欠けることがありますが、石巻貝と同じで特に気にしなくてよいです。
基本的にフネアマガイは水質・水温の変化に強いので、丈夫に育てることができます。しかし、極端にpHが低い水は好まないので気に留めておきましょう。
水草についたコケもとることができるのでしょうか?
水草についたコケは取ることができません。しかし、ガラスについたコケ取り能力はとっても高くて、移動速度も速いため強い味方になります。
ただ、コケをよく食べるので水槽の中にたくさんいれると餌がなくなり餓死する恐れがあります。フネアマガイの大量投入は避けましょう。
60cm水槽で2匹いれば十分!加えて、石巻貝を1~2匹いれておくとよいかも。
フネアマガイの取り方
フネアマガイを飼育するときに一番気を付けないといけないことがあります。
それは、吸着力がとても強いこと。水槽の壁面に吸着したフネアマガイは簡単に取ることができません。無理に剥がすと衰弱してそのまま死んでしまうことがあるため注意が必要です。
どのようにして取ればよいのでしょうか?
自然にその場所から動くまで待つか、上に引っ張らないで『横にスライドさせる』ようにして取りましょう。
石巻貝よりも強い吸着力をもっているので、ひっくり返ることもほとんどありません。稀にひっくり返っても殻がアワビみたいに平たいので、自力で元に戻る個体もいます。
フネアマガイの卵「デメリット」
フネアマガイは稚貝?それとも卵?
フネアマガイは卵を産みます。しかし、石巻貝と同じで大きくなるには汽水の環境が必要になるため、フネアマガイが増えることはありません。
卵が水槽に産み付けられるので、景観を損なうなど石巻貝と同じデメリットがあります。
フネアマガイの寿命
寿命はどのくらい生きるのでしょうか?
飼育環境は半年から2年ほど。水槽の環境や個体によって大きく変わります。そして1匹300円以上と値段も高いです。
フネアマガイの生態
- 大きさ:約4cm
- 水質:中性〜弱アルカリ性
- 水温:18℃〜28℃
- 寿命:半年~約2年
フネアマガイはコケ取り能力は非常に高く、汚れやすい水槽で飼育されることがあります。しかし、他の貝に比べて扱いが少し難しい部分があるため気に留めておく必要があります。
まとめ ガラスから無理にはがさない
奄美諸島よりも南の気温の高い地域、東南アジアに分布しています。ヒーターが必要ですね。用意してから飼育をはじめましょう。
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