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ビオトープの作り方とは?【外敵から魚を守るレイアウト】

アクアリウム

大切なペットである金魚やメダカを外で簡単に飼育することができる「ビオトープ」という飼育方法。

ほとんどを自然のちからに任せて飼育することができるので手間がかかりません。特に省エネのメダカは水槽内に水が出来上がり苔さえあれば、人口餌を一週間に一度だけ与えても生きていくことができます。

日本では昔から伝わる魚類の飼育方法です。

ただ、ビオトープは外に置く飼育方法になるため、猫やタヌキ、イタチ、カラス、鳥などの外敵に狙われやすいデメリットがあります。

そこで、完全な防御は難しいですが、ある程度守ることができるビオトープのレイアウトを考えてみました。


ビオトープは外敵が心配パラ…。なにかいい方法はないパラ?

ビオトープのレイアウト・作り方

Cat cat diet

ビオトープで飼育する場合には、日本の四季に耐えることができる魚をいれることになると思います。メダカや金魚、ドジョウなどですね。エビ系でいうと、ミナミヌマエビやヤマトヌマエビ。カメも飼育可能です。

熱帯魚を外で飼育してしまうと、日本の冬の寒さに耐えることができずに死んでしまいます。

細かな作り方は次を参照。

【関連】メダカの失敗しない飼い方とビオトープの作り方【屋外編】

【関連】屋外で失敗しない金魚の冬越し!ビオトープ

トロ船と流木を使い、おしゃれに立ち上げる

それでは作り方を見ていきましょう。

トロ船「大」の中に、トロ船「中・小」を入れた箱です。オーバーフローとして利用する方法もあります。

【関連】ビオトープで効率的なろ過システムの作り方

4辺に隙間を開けてもいいですが、後ろからは見ないため後ろの辺にはべったりとつけても構いません。

水をはりましょう。中のトロ船に水を入れると水があふれ出して大きなトロ船に流れてたまります。ろ過器を使えば循環させることができるので、水量がアップ。水質の維持にもメリットがあります。

周囲を水で覆うことでネコなどの動物から魚を守ります。猫の手が内側のトロ船に届かなければこっちのものです。

動物園の猿島って知っていますか?テナガザルやチンパンジーなどの猿は脱走が得意です。そのため、鉄格子の檻の中で飼育されていることが多いのですが、今日ではエンリッチメントを考えた飼育方法が進められています。

猿を檻の中ではなく外で飼育する際に脱走を防ぐため、猿を陸の孤島に隔離して、周囲を水で囲む飼育方法があります。猿は水が大の苦手!水に落ちたらワニなどの危険動物から襲われる恐怖が本能に刷り込まれているので、水に入ろうとしません。この本能をうまく利用した展示方法をビオトープで使います。

猫も基本的に水が苦手なので、水の中に手は触れても水の中まで入れようとはしないでしょう。水深があるので腕を入れてしまうと顔が水面に近づき恐怖を感じるためです。

3DCGで作ったのでちょっとアレですが…、茶色のものは「枝」だと思ってください。水槽の後ろ側に拾ってきた枝を配置していきます。この枝がカラスなどの鳥から防御する効果があります。

ただ、カラスは頭がいいので枝を加えて「ぽいっ!」とすることが考えられます。枝を土に刺して固定するなど対策が必要です。鳥のクチバシが水面に届かないようにしましょう。

正面から見たらこんな感じ。基本的に人が見るときは斜め上からなので、上記画像よりも視点はあがります。

もう一工夫しましょう。

4辺を「すだれ」を使い囲みます。

すだれは和風感が素晴らしく出るのでお薦めです。

また、すだれの上のほうが尖っているため、猫がとても嫌う構造になっています。ジャンプして飛び込んだらその先は水中!仮にジャンプしても、トラウマから二度と飛び込むことはないと思います。(中にはいるかもしれませんが。)

トロ船「大」の周囲の水にはメダカを入れてもいいですね。中央に金魚を入れると住み分けができて、疑似混泳も可能になります。

なお、トンボなどの昆虫系の防御はスカスカです(笑)ヤゴにメダカなどの小さな魚は襲われる危険もありますが、自然の摂理を観察する飼育方法に向いているかも?

まとめ ビオトープは外敵のリスクを下げることが大切

ビオトープのレイアウト方法は人によって異なります。これが正解とかはありません。ただ、網で覆うよりも見た目がおしゃれになるのではないでしょうか?

網よりは防御力が弱く100%守れるとは言えませんが、人通りの多い場所、人の目がよく届く場所に置くビオトープならこっちの方がいいかも?

トロ船の底にレンガなどを置き、底上げをして4足歩行で歩く野獣よりも目線を高くすることで襲われるリスクはさらに下がります。

後は流木などをセットして、魚が隠れることができる場所を作ってあげましょう。


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