水草のカボンバは、日本で金魚用の水草として長年愛用されていますが、メダカ水槽にも使用されます。
カボンバの水草も綺麗パラ~♪
カボンバ(カモンバ)の育て方
カボンバは細くて繊細な葉を枝のように広げる特徴があります。松の木のような見た目で上品さを出すこともできます。
カボンバはどのようにして育てるとよいのでしょうか?カボンバの育て方を見ていきましょう。
カボンバの特徴で育成方法
- 水質:酸性~弱酸性・軟水~中硬水
- 温度:13℃~28℃
- 難易度:少し簡単
カボンバは13℃~28℃が適温ですが、日本の環境で生きている水草なので寒さに強いです。外で育てる場合は氷がはらない程度までは越冬できる可能性が高いです。
水質は酸性~弱酸性・軟水~中硬水のため、水質に至っては日本の水道水は最適の環境と言えます。
カボンバは当然植物になるので、栄養を取りながら光合成をします。室内水槽の場合は20Wの蛍光灯2灯あれば大丈夫ですが、できれば4灯あったほうが安心です。
肥料は必要ですが、あえて気にするほどではありません。カボンバは熱帯魚などを飼っている水槽では糞などの養分を栄養にして成長出来ます。
ただ気になる場合はカボンバの根本に、固形肥料を少し埋め込んでおくとカボンバも喜ぶと思います。投入しすぎると栄養過多になってしまいコケが発生するので注意が必要です。
水面に矢じり型や丸い浮葉を出し、長さ1~3.5cmほどの白色の花が咲きます。水槽の中で開花する場合もありますが極めて稀です。
カボンバの植え方
アナカリスは浮きますが、カボンバも浮くのでしょうか?
カボンバをアクアショップで買うと鉛に巻かれて渡されるところがほとんど。これは、カボンバが水の中で浮いてしまうからです。
カボンバが枯れないように植えるやり方
アクアショップで購入したままの状態で水槽に入れると、鉛がついているため水に沈ませることが出来ます。ただしお勧めできません。
数本をまとめて1つの束として販売しているので根付近が圧迫されている場合があります。これにより根腐れてしまう恐れがあります。
鉛を外して水洗いをしましょう。農薬を使っている場合は念入りに洗い流します。そして枯れた部分があると成長を阻害してしまうのでカットしておきます。
ソイルや砂利などの底床に埋め込む場合は、下部分の葉をカットして茎だけにしてから埋めましょう。埋めなくてもレイアウトが許すなら浮かべてるだけでも育ちます。
また、埋めるやり方の一つとして小さな入れ物を使う方法もあります。100円ショップなどにある高さ3cm~5cmの入れ物にソイル(ダイソー100円ショップにもおいています。)などを入れ、カボンバなどの水草を植え込みます。
容器は水草が抜けない程度の深さがポイント!陸上植物を鉢にいれる感覚です。後はそれを水槽の中にゆっくりといれて配置します。
入れ物の色は透明・ガラス・黒色・茶色が目立たず良いと思います。入れ物の周囲を石や流木で上手に隠して完成です。メンテナンスは入れ物ごと簡単に取ることができるので安易に行えます。
カボンバを増やす方法
カボンバは有茎系の水草です。茎をカットして埋め直すとそこから伸びて増やすことができます。「さし芽」といいます。
レイアウトにもよりますが、カボンバを水面近くまで伸ばしてから横に伸びている茎をカットして埋めるようにするとよいでしょう。
栄養が蓄えられている茎をあまり短く切らないように注意が必要です。カットする位置は茎の節の下から5mmほどの所がポイント!
カボンバは強い水草になるため、初心者でも安易に育てることが出来ます。カボンバはメダカの産卵場所や稚魚などの隠れ家にもなります。ただ、茎が少し取れやすいので扱いには注意が必要です。
まとめ 初心者でも簡単育成
硬水とアルカリ性の水を嫌がるカボンバはサイゴ砂に植えることができないので気を付けましょう。
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