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ワニは卵の温度によって性別が変わる

雑学と豆知識

この世の生物は、雄と雌、そして雄と雌の半々の遺伝子を持つ「雌雄モザイク(ハーフサイダー)」と呼ばれるものや、分裂しながら子孫を誕生させていく雄雌どちらでもないものまでいます。

複雑な世の中

爬虫類にワニという獰猛な動物がいますが、雄と雌の性別を決定する上で、ある環境により変化すると言われています。

ワニは非常に獰猛な生物で、見た姿はまさに恐竜。

一度獲物が捕まると水中で自分の身体を回転させ、獲物の身体を引きちぎろうとします。致命傷を与えることで逃げれなくして捕食するためです。

こわ!怖すぎ!

その恐ろしいワニは、他の生物とは異なる事柄により性別が決定します。

ちなみに、ワニはナイル川にもいますが、同じ地域で生息し共存しているカバには敵いません。温厚そうに見えるカバはとても獰猛で危険な生物に分類されています。

アンパンマンに登場する優しい”カバオくん”なんて幻想です。幻想なんです…


あのワニはオス?メス?どっちパラ?

ワニの性別の決まり方は卵の温度で分かれる

ワニの性別の決まり方は卵の温度で分かれる

男になるワニ、女になるワニ。

実はそのときの環境によってワニの性別は決定します。

ワニの性別を左右するもの、それは「卵の温度」。ワニは爬虫類なので卵を産んで生まれます。ワニが卵の中で育ち孵化する頃、巣の温度が32℃~33℃だと「雄」。それよりも高かったり低かったりすると「雌」が生まれるのです。

不思議すぎる!

例えば次のような感じで生まれます。

  • 30度以下 …雌
  • 32度前後 …雄と雌が半々
  • 34度以上 …雌

飼育下で産まれるワニはこの性質を利用して、雄雌を意図的に調整することができます。

反面、自然界だと地球温暖化や地球寒冷化によりワニの生息地域に影響が出る場合、雄が誕生出来ずに雌だけになり、やがて絶滅してしまうことにつながりかねません。

これは一大事!ワニが現在も生存しているのは奇跡

絶妙な気温と温度により、ワニは太古の時代から現在までも生存している奇跡の生物なのです。ワニ以外にも卵の温度で性別が決定する生き物が存在します。

カメやトカゲの仲間達。

カメの場合は低温で「雄」、高温になると「雌」が生まれます。

ところが、種類によって異なり、低温で「雌」、中温で「雄」、高温で「雌」の場合もあり、トカゲも同様に種類で変わります。

低温で「雌」、高温で「雄」が産まれるのが一般的ですが、低温で「雌」、中温で「雄」、高温で「雌」になる場合もあります。

複雑すぎてワケワカメ!もはや意味不明

卵の温度で性別が決まる理由とは

なぜ温度で性別が変わるのでしょうか?

気になりませんか?

気になりますよね?

実はその答えは未だ分かっていません。

ズコーッ!

ただ、雄よりも雌の方が過酷な環境に耐える能力が高いため、生物は雌が基準になっています。生存して子孫を残すために、より厳しい環境に耐えられるようにこのような温度変化で性別が変わると考えられています。

まとめ ワニの性別は自由自在(飼育下環境の場合)

地球の絶妙なバランスでワニは生きていくために不思議な力を手にいれました。遥か昔から形を大きく変えずに現在に至るワニ。恐竜が絶命した時代も生き延びてきたワニ。

その姿と能力は、生物進化の最終形態なのかもしれない…。

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