人の生活の中に当たり前のように存在するダニ。
このダニはときに人に牙を向けます。
ダニ対策とはいったいどのような方法があるのでしょうか?
天気がいいパラ。布団を干すパラ!干した後の布団に飛び込むのが気持ちいいパラ!
ダニの生息場所
布団の中には想像できないほどのダニが生きています。
ダニは人を刺して痛みや痒みを引き起こすことがあります。また、アレルギーなどの健康問題に発展することもある、恐ろしい生き物です。
布団を清潔にしていないと大変なことに…。
ダニは布団以外にも、どこにでもいます。布団をはじめソファーやクッション、カーペットや畳、フローリングの隙間…。
ちなみに人の顔にも「顔ダニ」と呼ばれるダニが住んでいます。顔ダニが増え過ぎたらニキビの原因になったり、顔が赤く腫れてしまうこともあります。
だからといって顔を洗いすぎると大切な保湿まで取れてしまうため、カサカサになり肌が周囲の環境の影響を受けやすくなるため美容面で見るとマイナスになります。
顔ダニの場合はバランスが大切です。しかし、布団などにいるダニには気を付ける必要があります。
布団の中のダニ
布団の中には数百万匹以上のダニが生息していると言われています。この匹数は布団の扱い度によって大きく左右されます。
布団の中のダニは人間のフケやアカを食べて生息していますが、30匹が約3ヶ月で1万匹にも繁殖すると言われています。
目にみえていないだけに普段は気にしませんが、寝ている間、人の身体の周り360度をダニがうようよ動いていると思うとゾッとしますね。
鼻や口、耳などの穴から身体の中に侵入しているダニもいるでしょう。鼻水が出てきたり、くしゃみや全身の痒み、目の痒みなどが出てきたら注意が必要です。
ダニの実験
ダニで研究機関が実験をしました。
水で死ぬ?
ダニは水の中に入れれば死ぬのかを実験したところ、駆除できたのは19%。81%は毛布の奥にしがみつき、洗濯機から出しても生き残っていました。
太陽の光で死ぬ?
布団を太陽光にあてたところ、布団の周囲は35度、約4時間炎天下に放置しましたが、ダニは布団の中を移動しただけで、ほぼ100%生き残っていました。
冷却させると死ぬ?
マイナス13度の環境に24時間入れましたが、動きが停止。しかし温度を戻したところ復活。
紫外線・宇宙
紫外線を4時間照射しても死にませんでした。マダニを宇宙に持っていき、宇宙空間にいると30分程度生存していました。身体に中にある空気を使って生き延びていたようです。
人間よりも遥か先に誕生したため、長い間進化を繰り返しているダニは、過酷な地球の環境に適応しやすい身体になっているようです。この手強いダニを退治する方法を見ていきましょう。
ダニを退治する方法
布団を干す
太陽がサンサン照りつける日にベランダなどで布団を天日干しするとダニが死にます。これはダニが熱に弱いためです。
また、湿気を好むダニですが干すことで湿気を取り除き、ダニの住みにくい環境を作ります。
しかし、この方法には落とし穴があり、天日干しされている50度以上の布団に限り表のダニは死にますが、日陰になっている裏側にダニが移動する可能性があります。
天日干しされた布団はとても気持ちよいものですが、高温度や湿気取りが十分に見込めない場合は思うようなダニ対策効果はありません。
布団を叩く
布団を叩く人が多くいます。布団についているゴミなどが取れるので一定の効果はありますが、布団を叩くことで布団の繊維までも落ちています。
叩く度に何かが落ちてくるので、ダニの糞や死骸などが落ちていると思いがちですが、落ちているのは表面についたゴミや布団の繊維であって、叩くことで内部にいるダニ、糞や死骸は布団の中に拡散している恐れがあります。
しかし、最近では専用のクリーナー掃除機が出てきました。
これは叩きながら掃除機で吸うというもの。叩き浮かせて吸う力が同時に起こるのでこの場合は効果があります。
掃除機 ダニ退治の裏技
布団に掃除機をかけることは非常に有効だと言われています。例えば天日干しした布団は、熱に弱いダニなので、影になっている裏側に集まることが考えられます。
そこで掃除機を布団「裏→表→裏」とかけましょう。ダニや糞が効率よく一気に吸い取れます。
車や袋に布団をいれるダニ退治の簡単裏技
車や袋を太陽の炎天下の下に置いておくと非常に高温になります。特に夏の季節、車の場合は70度以上になるため、毎年死亡事故もでるほど危険。
これを逆手にとった裏技です。
冬の場合はあまり期待はできませんが、50度以上になる場所に3時間以上放置しておくとダニは熱に弱いので確実に死滅させることができます。
もちろん布団には糞や死骸が散乱しているので掃除機で吸い取りましょう。
コインランドリー
ダニは熱に弱いので、50度では20~30分、60度以上ならすぐにダニを退治することが出来ます。
乾燥機がない家庭では、コインランドリーなどを使うと楽です。
ダニ退治や除菌なども一緒にすることができる場所もあり、布団乾燥機は高温で一気に布団を乾燥させる事ができます。
まとめ 布団ごと車にいれてダニ退治
ダニを退治するには50度以上が重要です。掃除機と車の裏技は便利♪ダニ対策は「温度・乾燥」が重要です。