ダニを顕微鏡で見ると思わず「ゾッと」してしまいますが、ダニは人の身近なところにも生息している生き物になります。
人の顔にも「顔ダニ」という種類がいるほどです。
そのため、すべてのダニを駆除するのは不可能ですが、引数はできるだけ減らしたいところです。
何か方法はあるのでしょうか?
ダニはアレルギーの原因になるパラ・・・。ダニで死んだ人もいるパラ・・・。恐怖のダニパラ・・・。
ダニの活動時間はいつ?
ダニを減らすことで多くの病気リスクを下げることができますが、効果的にその数を少なくするには、ダニの特性・習性・生態を知ることが大切です。
二の腕、脇の下、膝、肘などの露出部分に噛みつくことも多いダニですが、吸血するダニはごく僅かになります。住居に住み着くダニの中で、吸血ダニの数は全体の1割にも届きません。
一般的に、ダニは高温多湿が大好き。繁殖期には個体数がネズミ方式に増えていくと言われています。日本の梅雨はゴールデンウィークからお盆休みにかけての夏場になり、高温多湿になりやすい傾向にあります。
4季を感じることができる素晴らしい日本の位置であるものの、湿度が高くダニが好みやすい厄介な環境ともいえそうです。
生き物には大きく分けて、昼型と夜型がいます。昼行性と夜行性です。
ダニは昼になると暗い場所で体を休めています。夜になると餌を探すために、布団の奥から這い出し、部屋の中を動き回り、寝ている人の体の上をうろうろと徘徊します。
つまり、ダニは夜行性だということを知ることが重要です。
ダニを掃除機で吸うのは昼と夜どっちが効果的?
掃除機をかけて掃除をする時間帯は、近所迷惑になることも考えて多くのご家庭が「昼間」だと思います。
夜に掃除機をかけると苦情がくること間違いなし!
そのため、掃除をする時間帯は主に昼間中心になります。人は基本的に昼行性なので、昼のうちに部屋を綺麗にして夜はぐっすりと清潔な空間で寝たいと思うもの。
しかし、問題はダニが夜行性だということ。
ダニの駆除退治のために、日中に掃除機を使い掃除をすることは、ダニの死骸や糞をなくす対策としては効果があります。ただ、生きている成虫のダニは布団や畳の奥のほうに移動しているため、掃除機で吸い取るのは難しいでしょう。
ダニの駆除は夜にするほうが効果的になります。
しかし、掃除機の音が…。
意図的に暗くしてダニを騙す
ダニは暗い場所に反応して活発に動き出すので、ダニを駆除するためにカーテンを閉めて部屋を真っ暗にします。できるだけ外の光が入らないようにしてください。
そこから1時間~2時間程度待ちます。ワンルームは難しいですが、部屋が2個以上ある場合は1つの部屋に布団やカーテンやぬいぐるみなどを広げておくと作業がスムーズにいきます。
待ち時間は、他の部屋でテレビや読書、外にいって買い物などをして時間をつぶしましょう。時間が経ったら、部屋は暗くしたまま掃除機で一気に吸い取ります。布団の中から表に出てきた生きているダニを一気に吸引します。
ダニピタ君のあま~い誘い
ゴキブリホイホイのようにダニを捕まえる商品があります。「ダニピタ君」というもの。
ソファやベッドにダニピタ君を置いておくだけでダニが釣られてあつまり、協力な粘着テープで動けなくなります。期限が過ぎたそのあとは捨てるだけ。
ゴキブリホイホイのように置くだけなので手間がかからないところが便利♪
車内の灼熱地獄で駆除
その他にも車を利用する方法があります。熱でダニ退治をする場合、50~70度が目安とされています。
夏場は35度、高くても40度付近なのでダニは夏を越す能力がありますが、50度を超える環境はどこにあるのでしょうか?それが車の中です。
真夏に布団を丸ごと車に入れておきましょう。
車は炎天下の下においてください。温度を上げるためなので、ガレージ・車庫などに入れておくと意味がありません。車の中の高温度により、布団の中にいる生きているダニが死滅します。
ただし、注意点があります。車の中でダニの糞や死骸が布団から落ちてしまうことが考えられます。ビニールシートや大きめの袋を布団の下に敷くなどすると安心です。
夕方に布団を車から取り出し、掃除機で死骸や糞を吸い取り完了です。車のダニ対策は、温度があがる夏場にしか利用できないので注意が必要です。
コインランドリーで確実に駆除
車がない人はコインランドリーが一番確実です。
コインランドリーの布団が洗えるほとんどの場所で、ダニを駆除する機能があります。一度、近くのコインランドリーを視察して、ダニの駆除に対応しているのか確認してみると良いでしょう。
まとめ ダニは夜に活動をする
布団の中には10万匹以上のダニが潜んでるといわれています。鼻水が止まらない…。咳がよく出る…。ひょっとするとその原因はダニにあるのかもしれません。
ちなみに、ダニは露出していない腹や脇・腕の内側など柔らかい部分に噛み付く習性があるので、足ばかりが痒かったり、腫物がある場合にはノミや蚊の可能性が高いです。1つの判断材料になります。
やっぱりダニは恐怖ですね。アレルギーの人は特に気をつけましょう。
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