メダカを飼育するにはまず、どのくらい生きるのかを知ることが大切です。
メダカの寿命は一般的に1年程度と言われています。
では、用水路などで生きてるメダカと飼育しているメダカのどちらも1年なのでしょうか?
人が管理しているメダカは外的の危険も少なく、人工的に作られたエサもメダカを健康な身体にする高栄養なものが多いため、4年以上も生きた例があります。
しかし、ほとんどの場合は飼育下でも1年半程度になります。
メダカはどのくらい生きるパラ?
メダカの寿命サイクル
野生で生活するメダカは、水温が高くなる5月から6月に誕生し、秋にかけて成長します。
そして冬になると水温が下がるため冬眠状態に入り、春になると産卵準備に入るというサイクルを繰り返しています。
野生で生きる生物において、動きが弱いものはすぐに捕食対象にされてしまいますが、飼育化で生きるメダカは冬眠状態になり活動が低下しても食べられることがないため長生きします。
また、メダカ用の餌にはメダカが長生きするための栄養がバランスよく配合されているため、寿命を長くさせている要因でもあります。
メダカの品種で寿命が変わる?
メダカはクロメダカやシロメダカがいますが、どのメダカも寿命は一緒なのでしょうか?
メダカの種類は品種改良や突然変異などでたくさんいますが、寿命はどれも一緒。ただ、寿命は一緒ですが、種類によっては環境に弱いメダカがいます。
品種で変わると言われるメダカの寿命
どのメダカも寿命は同じ長さあると言われています。現在、メダカの品種改良や突然変異を繰り返して固定化させている種類が多いため、メダカの種類によっては環境に馴染めずに短命に終わってしまう個体もいるようです。
ダルマメダカは通常のメダカよりも背骨の数が少なく丸まった体型をしているため泳ぐのが苦手で、これはエサを取ることも得意とは言えません。
また、水流に対しても他のメダカ以上に気をつけなければ過労死してしまう危険もあります。
色素を持たず、目が赤色のアルビノはメダカに限らず世の中には存在します。もちろん人間にもいます。
色素がない・あるいはほとんど持たないため紫外線などに弱い特徴があり、光を強く当てることで一般的なメダカよりも死んでしまうことが多いです。
白メダカは、黒色の色素胞を持っていません。白の色素胞と虹の色素胞を持ちます。
紫外線に強い黒色色素が欠損していることでビタミンが作りづらく身体が弱いと言われていますが、実際のところは仮説の段階で確証されている答えはありません。
実際に飼育した上でメダカ寿命の見方
- 黒メダカ:5
- 白メダカ:5
- 青メダカ:5
ホームセンターで上記メダカを合計15匹購入しました。黒メダカは5匹ともすべて元気に生き延びました。青メダカは2匹生き残り、そして白メダカは2匹生き残りました。
- 黒メダカ:5
- 白メダカ:2
- 青メダカ:2
この結果を見ると確かに黒色色素が多いメダカよりも白系のメダカが弱い印象を受けてしまうのは無理もありません。
メダカの寿命自体は変わらないものの、黒系メダカ以上の神経を白系メダカに使う必要がありそうです。
ホームセンターで販売されているメダカは水槽に対して匹数も多くブクブクも強めにしている場合があり、エサも多数で取り合いになるため痩せている個体が多い印象です。
またメダカをそもそも観賞用ではなく大型魚の餌として販売していることもあるので、身体が弱いメダカが多いと認識しておいた方が良いでしょう。
これらの理由から、水質や水温合わせに失敗せずに日に日に個体が死んでしまう場合は、メダカ自体が最初から弱まっていた可能性が高いです。
生き延びた黒メダカは子供も作り元気です。白メダカも黒メダカ同様に元気に活動しています。繁殖もOK!青メダカも同じです。
メダカは屋外飼育だと寿命が延びる傾向にあるような気がします。また、クロメダカは他の品種に比べて明らかに身体が強いと思います。クロメダカは室内でも屋外飼育でもたくましく生きている個体が多いです。
まとめ クロメダカは野生の遺伝子で丈夫
水槽の中で白メダカの繁殖をして卵を孵化させていくことができれば、その環境で生まれたメダカはその環境に強い訳だから、まずは稚魚を産ませることを目標にしたらよいです。
寿命を延ばすのは飼育する人の腕にかかっています。黒メダカは色素がいっぱい詰まっているので病気に強いのかもしれません。白メダカは2世代目に注目しましょう。
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