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ウィローモスを枯れずに増やす育て方とは?

アクアリウム

水草水槽の場合、多頻度で使用されるウィローモスは、育成も水草の中では容易な種類になります。

ウィローモスは、枝分かれして増えていきます。

光量も60cm水槽で20W1灯以上あれば十分です。


ウィローモスはコケの表現ができて水槽が綺麗に見えるパラ!水質にも強いから初心者にもおすすめパラ!

ウィローモスを増やす方法

ウィローモスの増やし方を見ていきましょう。

ウィローモスの増やし方で重要なポイント

ウィローモスは弱い光でも十分育つことが出来るため、20Wの蛍光灯1灯でも大丈夫です。加えて、CO2を添加すると綺麗に育てる事が出来ます。

水温は10度〜28度程度が望ましく、これ以上の高温では枯れたりこれ以下の低温では成長が止まります。

ただ、水に氷が薄く張る程度の低温の場合は春になると再び元気に育ちだします。

底床 ソイル、砂、溶岩石、流木に活着

モスは、日本にも生息するミズコケの一種です。コケは何かしらに活着していますが、この自然環境の性質を水槽の中で利用します。

主に使用されているのが「岩・石や流木」ですが、巻きつけておくと活着する性質を持つため、活着させることで自然や時間の流れ・歴史を表現できます。

活着させずに水中に沈めておくだけでも育成可能ですが、とても軽い水草になるため水流や魚などが水を動かすと、ウィローモスが水槽内を一時浮遊します。場合によっては景観を損なう原因にもなるため、何かしらに活着させるとよいです。

レイアウトのどこにでも配置することが出来、雑にトリミングしても育成に問題は出なく、安価で入手可能出来る上、短期間で増やせることもウィローモス人気を底上げしている1つの要因とも言えます。

水槽の中に流木を置くことでも雰囲気は出せますが、流木にモスを巻きつけるだけで雰囲気が一気に出ます。また、モスにはたくさんの種類があります。目的で育てるモスが変わるため注意が必要です。

ウィローモスの種類

ウィローモスの他にもたくさんのモスがあります。

  • 南米ウィローモス
  • フレイムモス(フレームモス)
  • ウォーターフェザー
  • ウィローモス

ウィローモスといっても、姿形や色の異なる別の種類のコケ類があります。

ウィローモスの性質・特徴を知りトリミングで増やす

ウィローモスはそれぞれの葉が重なり合うように成長する特性があります。そのためトリミングを怠ってしまうと、『葉が重なり合った内側の葉に光が当たらないため枯れてしまいます』。

上手に増やすには、伸びたウィローモスをハサミなどで切るトリミングが必要です。

また、ウィローモスは糸上藻がつきやすいです。これらを手で取るには多くの時間と労力が必要になります。

そこで、ヤマトヌマエビやミナミヌマエビなどのコケ取り生体を入れて対策をしましょう。

ミナミヌマエビはすぐに繁殖しますが、ヤマトヌマエビは淡水環境で増えることはありません。また、ヤマトヌマエビはその大きさから水草についたコケを取る能力が高いです。

ただし、水草を抜いたり食べてしまうこともあるので注意が必要です。その点、ミナミヌマエビは飢餓状態でなければ水草を食べることはほとんどなく、水草を抜いたり荒らしたりすることはまずないでしょう。

そして小さいながら数で勝負が出来るため、繁殖も楽しみながら水草の掃除が可能です。それぞれ特徴があるので環境によって飼育する生体を選びます。

ウィローモスで絨毯

一般的なモスは背が高くならず、横に活着しながらリレー状に張って育成していくので、水槽の前景を埋めるための前景草としても使用出来ます。

ただ、基本的には活着した流木や岩から数センチはみ出す程度なので、ウィローモスの絨毯で埋めたい場所の面積分のモスが必要になります。

いわゆる”モス絨毯”ですが、その作り方は、平べったい石や園芸用品の網などに活着させ、それを並べて沈めておくだけ。

ただ、ネットや網は水に浮いてしまうため、何かしらの対策が必要です。

  • はさみ
  • 流木や岩、石・網など
  • テグス・釣り糸や木綿糸
  • バケツ・桶
  • 魚をすくう小さな網

ウィローモスは水中から栄養素を吸収するため、水の中なら活着する素材は選びません。南米ウィローモスなど、中には活着をしないモスもあるので気を付ける必要があります。活着しないモスは糸で永久固定します。

  1. 水を張ったバケツと網を用意します。
  2. ウィローモスを1cm程度に切りましょう。切ったところから新芽が生えてくるので思い切って切っていきます。ハサミじゃなくて、手でちぎっても大丈夫です。ポイントは大体の長さを1cm程度に切っていくこと。短すぎると成長出来ずに枯れるリスクが上がり、長すぎると成長が遅くなる可能性があります。
  3. ウィローモスは湿らせることで、流木や岩への活着を行いやすくなるので、水に付けてから作業をするとスムーズにいきます。巻く時には流木に薄目に置いていくこと。流木や岩の表面がうっすら見える程度の薄さで敷き詰めていきます。低光量下でも育成はなんとか出来ますが、成長するに従い、モスが重なっていると、下になったモスに光が全く届かずに枯れ、そして腐って苔や水質汚染の原因となります。
  4. 糸を巻いていきましょう。糸と糸の感覚が5mmくらいが理想とされています。モスが剥がれ落ちない程度に巻いていけば問題ないかと思います。
  5. はみ出しているモスを切り取ります。こうすることで均一に成長させることが出来ます。
  6. バケツにつけてかるくゆすぎます。この行為をしないと水槽に入れた瞬間にモスが浮遊します。
  7. 水槽内にレイアウトしましょう。
  8. 魚用の小さな網でバケツなどに残った小さなモスを集めます。手でモスを掴むには手を近づけた際の水流の関係で時間がかかります。網で一気に散らばったモスを集めましょう。集めたモスはタッパーなどの入れ物に水と入れて、光のあたる場所においておけば勝手に増えていくので量産出来ます。

ウィローモス、増やし方のポイント(裏ワザ)!

水温が15℃以下になると育成が止まります。増やすことが目的の場合は冬場の水温管理には気をつけましょう。

ヒーターを入れている水槽なら問題ないかと思います。裏ワザになるのか?わかりますが、水温を28℃~29℃の高めに設定をすると成長が体感として早まる気がします。

また、ウィローモスをより早く綺麗に成長させたいときは、二酸化炭素(CO2)を与えましょう。

二酸化炭素を添加してくれる市販の専用ポンプもあるので使用してみるのもアリ。安価で作れる発酵式もあります。

そして、水草の気持ちになって考えてください。水は高いところから低いところに流れますが、川に自生する水草は永遠と浮遊していては海に流されてしまいます。

水草は根以外にも身体を固定させるために茎からも根が生えるものが多くあります。要するに水流を作ると水草が流されまいと早く成長する可能性が高いということです。

ウィローモスを固定し、他の生体に悪影響を与えない程度に水流を発生させてあげると良いでしょう。ただ、水流が強すぎると黒ゴケがつきやすいためバランスが大切です。

水に沈めておけば育成可能なので、オモリの入ったネットや網に入れて一緒に沈めておけば、網目の間からモスがはみ出して育成することも可能です。クリスマスツリーなどに応用することも出来ます。

モスが活着するまでの期間

活着するまでの期間は、大体2週間〜1ヶ月程度と言われています。(ウィローモスの種類によっては活着が難しいものもあります。)

テグスや釣り糸、そして木綿糸(モスコットン)が活着のために使用されますが、特徴を見ていきましょう。

テグスや釣り糸の特長

  • 耐久性に優れ、切れにくい
  • 半永久的に残る
  • 半透明

耐久性が非常に高く、巻きつけたらずっと巻き付いた状態で残ります。ウィローモス以外にも、活着するまでに時間がかかる水草や、活着しないけど沈めておきたい水草を巻くときにも使用されます。

デメリットとして、光を反射するため遠目に見ても糸が巻きつけられているのがわかります。

モスの成長とともに糸は隠れて見えなくなるものの、モスを巻きつけていない方向の糸は見え続けてしまうので、モスが成長するまではレイアウトを考えるか、モスを最初から全面に活着させるしかありません。

木綿糸の特長

  • 耐久性が低め
  • 1ヶ月程度で水に溶ける
  • 色がついている

釣り糸とは異なり、雑な巻き方をしても、そのうち溶けてなくなるので気兼ねなく巻くことができます。

1ヶ月程度で水に溶けるコットンは、一部が溶けると糸がほどけてしまいます。ほどけた糸がモスの間から数本でてしまい見栄えが悪いデメリットがあります。そのため切れてくる一ヶ月以内に活着させる必要があります。

アクアリウムをしている人は、ウィローモスを必ずといっていいほど使用しています。

水質にも強く、流木に巻けば太古からあるコケをイメージさせることも可能です。また、生体の非常食やシェルターにもなるため非常に便利な水草になります。

まとめ ウィローモスは万能水草

大きめの流木やモス絨毯を作りたいなら、南米ウィローモスがおすすめ。ノーマルウィローモスは流木の枝に巻くといい感じになります。


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