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水槽に照明が必要な理由とは?

アクアリウム

アクアリウムをはじめると水槽を置くことになりますが、その上には照明を設置することが多い。

照明をつける意味はどこにあるのでしょうか?

インテリア性を高めるため?

なぜ室内水槽には照明の光が必要なの?

アクアリウムをする上で照明をつけている人が多くいます。「光」がなぜ必要なのでしょうか?家の中でアクアリウムを楽しむ場合は「照明」を使います。


魚や水草は太陽の光に照らされているパラ。家の中でアクアリウムをすると光が入ってこないパラ。

アクアリウムで照明が必要な理由

ネオンテトラなどの昼行性の魚は、太陽の光があるときに活動し、太陽の光がなくなれば身体を休めるようにして、「光」で生活のリズムが整えられています。

「光」は健康維持に大切な役割があります。そして、水草の場合は、生きていくために光合成をしなければいけません。これには「光」が重要です。

光が足りないと、光合成がうまくできなくなり、弱々しい姿になったり枯れてしまいます。

水草は「窒素化合物(亜硝酸など)」を吸収する性質を持っていますが、これは熱帯魚に有害な物質や、水中の余分な栄養素を吸収し、苔になるはずだった余分な栄養素を吸収してくれるため、コケが発生する予防にもつなげることが可能です。

硝酸塩の吸収

水草の光合成は、水槽内の汚れ「アンモニア」が濾過バクテリアにより分解された最終生成物の「硝酸塩」を吸収するという役割もあります。

植物の肥料として知られる「窒素・リン酸・カリウム」がありますが、硝酸塩は窒素化合物のことで、この中の一つになります。

要するに、光合成を通じて硝酸塩=窒素を肥料として吸収しているのです。

水換えを行う理由の一つとして、硝酸塩を水槽外へ排出することがあげられますが、水草も硝酸塩を吸収して無害にしています。

しかし水草が変換できる能力は微々たるものなので、硝酸塩の量と吸収速度が追いつかないことが想像できるため、はやり水換えは必要だと考えます。

  • 生体の生活リズムを整えられる
  • 水草が育成できる
  • 水草が健康になり毒を吸収してくれる
  • 水槽の中が綺麗に見える

水槽に太陽の光でも良いのでは?デメリット

太陽の光が入る窓際に置いておくといい?

太陽の強い光を利用することは生物にとってもたくさんのメリットがありますが、アクアリウムではデメリットが多いです。

真っ暗な水槽

室内の水槽に照明を置かない場合にはどうなるの?

真っ暗です。

水槽の中を覗き込もうとするとその世界はダークに包まれているためよく中を見ることができません。

アクアリウムは癒しを求めるために設置をしている人がほとんどだと思いますが、真っ暗な水槽ではなにが楽しくて飼育をしているのかワケワカメ状態になってしまうのです。

そこで照明を置かない場合には太陽光に頼ることになります。太陽光は朝から夕方にかけて光が差し込みますが、その時間に家にいないと結局は真っ黒な水槽の中を見ることに…。

室内では太陽の光が届かないことも多いです。曇りや雨の日には太陽光の光が雲によって遮断されてるため光量も低くなることも。

逆に太陽光は強い光になるため水温をあげてしまう危険もあります。とくに夏は危険。室内の熱がこもる環境に太陽の直射日光によって水槽内の水温はどんどん上昇していく…。

参事を避けるために大抵は室内の日陰におくことになります。照明をおくことで生態の生き生きとした姿を観察することが可能です。

おすすめ照明タイマーと注意点

アクアリウムでは自分の生活リズムに合わせて飼育環境を変えることができます。そのためにも照明が必要です。

家にいる時間に照明を点灯して、いない間には消灯させることで、水槽内の熱帯魚や水草の生活リズムを人為的に変更しましょう。

毎日同じ時間に照明をつけることは、毎日時間を気にしないといけないため大変です。そこで、照明やライトに『電源タイマー』をセットすることで、毎日決まった時間にだけ点灯させることができます。

光の時間とコケの発生頻度

日本では平均的に朝の5時から夕方の6時くらいまで太陽の光がそそぎます。太陽の光は強いので、水槽にこの強い光が当たった状態が長いと、コケの大量発生につながります。

では、照明を使えばコケができないのでしょうか?

太陽光よりはすぐに発生しませんが、照明を使ってもコケはできます。照明をつけている時間が長いと、弱い光でもコケが光合成をする時間が長くなるため、コケは元気になってしまいます。

アクアリウムはコケとの戦いでもあります。なにかよい方法はあるのでしょうか?

終日照明を消灯させて、布で水槽を覆い真っ暗にするとコケが光合成をできなくなるので減っていきます。しかし、他の植物や魚にも影響するので気をつける必要があります。

太陽光ではこういった臨機応変な対応が取りにくいため、照明があるほうが都合がよいです。

長時間の太陽光で水温上昇

太陽の光はとっても強い光です。冷たい水でもすぐに温かくなります。特に夏場に直接日光を当てていれば、すぐに温度が上昇し、熱帯魚や水草、サンゴ礁が生きられない環境になる危険があります。

  • 夕方~夜に太陽の光がなくなると真っ黒な水槽へ。
  • 太陽光の強い光でコケが激増。
  • 水温の急上昇

照明・ライトの点灯時間は一般的に、6〜10時間の間が良いとされています。6時間の場合はコケの発生を低く抑えることが出来ます。

太陽の光が届く朝の5時から夕方6時頃まで13時間ありますが(地域により変動あり)、太陽の光は朝・昼・夕と強弱があり、日によって曇りや晴れもあります。

実際に強い光は昼間の間となるため、明るい・暗いの2種類しかない照明の場合は最長でも10時間程度が望ましいでしょう。

生物は適応能力があるため一丸には言えませんが、あまり長すぎると熱帯魚や水草が休む暇がなく生体に悪影響をおよぼす可能性があります。

アクアリウムでは太陽光に近い状態に持っていくことが望まれていますが、太陽光はデメリットも多いため、太陽光よりも光の強さ、点灯・消灯時間をコントロール出来る照明の方が扱いやすいです。

生物は「概日リズム(体内時計)」と呼ばれる、約24時間周期で変動する生理的な周期変化を起こしていますが、照明は水槽内の生体の活動サイクルを調整する役割があります。

睡眠や食事、ホルモン分泌などを正常に行うことで健康を維持することが出来るのです。

アクアリウムを楽しむには光が必要ですが、太陽光を使用する場合は四季のある日本で水温調整などが難しくなってしまいます。タイマーと照明を設置して魚の体内時計を保ち健康に育てましょう。

まとめ 太陽光は管理はむずかしい

長時間の太陽光を水槽にあてることで水温が上昇します。太陽の光は非常に強い光。冷たい水でもすぐに温かくなります。水量が少ない水槽ではとくに注意が必要です。

照明・ライトの点灯時間は一般的に6〜10時間の間がいいとされているのですが、6時間の場合はコケの発生を低く抑えることができます。

ただし太陽の光は13時間ぐらい続きます。

照明時間が少ない場合には水草がうまく育たないことも。逆に照明時間があまりに長すぎると熱帯魚・水草が休む暇がなく生体に悪影響をおよぼす可能性があります。うまい具合にコントロールをしていくことが大切です。


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