健康

花粉症が原因で死ぬ雷雨喘息の恐怖とは?【対策・予防法】

花粉症で次々と人が死んでいく恐怖の現象。雷雨の時に日本でも起こりうる衝撃のメカニズムとは!?

オーストラリアで喘息者が続出の謎「雷雨ぜんそく」とは

ある日、激しい雷雨がオーストラリア南部で突然発生しました。

オーストラリア南部で、激しい雷雨の日に13000人程の人が突然苦しみだして病院に殺到、死者は9人を出したのです。激しい雷雨に伴い、喘息発作が引き起こされることで海外では「Thunderstorm Asthma」と呼ばれています。

Thunderstorm Asthmaが恐ろしいのは、過去に一度も喘息の症状のない人でも、突如として発作が生じること。オーストラリア以外にも、米国、カナダ、英国、イタリアなどでも、Thunderstorm Asthmaで救急処置を受けた患者はいます。

雷雨ぜんそくは花粉が原因!?

なぜ雷雨になるとぜんそく発作が起きるの?

雷雨と喘息の関係はまだハッキリとしたことは解明がされていないのですが、原因に花粉やカビがあげられます。特に花粉が関係しているといわれています。

雷雨ぜんそく

花粉症流行期に嵐が重なって発生する深刻なぜんそく症状。

膨張し破裂する花粉

草の花粉や樹木の花粉やキノコ胞子などの花粉は水を含むと大気中との浸透圧の差により膨張・破裂する。

雷雨により多くの水が花粉に付着すると、破裂してアレルゲンを放出するのですが、通常の花粉は体内への侵入に対して鼻毛などで防御されます。

でも、破裂した花粉のアレルゲンは気管支に侵入できるほどの小ささに分割されているため、特に花粉症の患者がこれを吸い込むことで気管支までアレルゲンが侵入。その結果、喘息発作が引き起こされると考えられています。

最悪の場合は死に至ります。

花粉と電場の関係

雷雨の電場により、空気中の様々な成分が電気を帯びることになります。その結果、花粉を破裂しやすくしていると考えられています。雷雨が発生し、20~30分の間で地上のアレルゲン濃度が上昇するという研究結果もあります。

日本で雷雨ぜんそくが発生するリスク

日本で現在は確認されていません。

ただ、日本でもオーストラリアや他国と同じように集団発生する恐れがあります。スギ花粉のピークは2~4月になるのですが、日本では2~4月に激しい雷雨になることは少ないため、過剰な心配はいりません。

しかし、ゲリラ豪雨みたいに急激な雷雨は起こることもあります。頭にいれておきましょう。雷雨が多発する夏の期間には警戒が必要です。

イネ科の花粉

雷雨ぜんそくによる死亡事故の原因、飛散物はイネ科のものでした。 日本にもイネ、カモガヤ、ハルガヤ、ススキ、アシなどのイネ科が存在します。

雷雨ぜんそくの予防方法

花粉症を持っている患者さんで、雷雨中に窓を閉めて屋内に居た人には喘息発作は起こりませんでした。花粉の多い時期に雷雨が発生した場合には、窓を閉めて屋内に留まることが大切です。

どうしても外出をしないといけないときには、PM2.5を防ぐ程の高性能マスクを着用するといいでしょう。

雷雨ぜんそくにはまだ不明な部分が多くあるのですが、花粉が原因である可能性が高いとの見解が強いです。花粉に敏感な人は特に気を付ける必要があります。花粉にアレルギー反応がない人でも発症をする恐れがあるため注意しておきましょう。

まとめ 雷雨と花粉のコンビには注意!

雷と花粉のコラボレーションは危険なことが起きるかもしれません。気をつけておきましょう。

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