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旗をシミュレートする方法【Cloth】

アニメーション

Blenderのクロス機能を使い、旗をシミュレートしてみましょう。

風に吹かれて自然に揺れる旗を作ります。静止画でも使用出来ますが、特にアニメーションの制作で威力を発揮します。

※~v2.79で解説しています。v2.80以降では大まかなやり方は同じですが、UIの変更に伴い場所が移動している箇所も存在します。

Blenderで旗をシミュレート(Cloth)するやり方

「平面」の旗、「円」の固定棒をモデリングします。プロパティから「モディファイアー」を選択して「クロス」を選択します。

アニメーションを「Alt+A」で再生します。するとそのまま平面(旗)が落下していきました。落下しないように止めましょう。「編集モード」に切り替えます。【W】を押し、【細分化】をして増やします。(Blender v2.80は右クリック)頂点の数が多ければ多いほど綺麗な旗の動きになります。

分かりやすいように「Z」でワイヤーフレーム表示にしています。頂点の「一番上と一番下」を選択しましょう。プロパティから「オブジェクトデータ」アイコンを選択します。三角形のアイコンです。「頂点グループ」という項目があるので「+」を押します。

「グループ」が追加されますが分かりやすい名前に変えることも可能です。ここでは「pin」にしました。すぐ下にある「ウェイト」が「1.000」になっていることを確認してください。「割り当て」ボタンを押します。

プロパティから「物理演算」アイコンを選択します。するとクロスの詳細設定が確認出来るので、「クロス」項目に「ピン止め」とあるのでチェックを入れます。すぐ下の項目をクリックします。すると、先ほど追加した「グループ(pin)」が表示されます。選択しましょう。

「オブジェクトモード」に切り替えます。旗を綺麗にするため、左ツールバーから「スムーズ」ボタンを押して下さい。

プロパティから「モディファイアー」を選択。「追加」から「生成」にある「細分割曲面」を選択します。設定項目の「ビュー」を「2」にします。旗が綺麗になりました。「Alt+A」でアニメーションを再生すると綺麗に動きました。

「Shift+A」から「フォースフィールド」を選択し「風」を選びます。追加された風を「G」で移動しましょう。プロパティの「物理演算」アイコンを選択します。「強さ」を「80」にします。(風力が足りない場合は「300」に上げてみましょう。)

「Alt+A」でアニメーションを再生します。風に揺れる自然な旗が完成しました。

まとめ

今回は旗のシミュレートを学びましたが、服やマント、カーテンなどが風によってなびく動画も再現することができます。

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